ミシェル・トラクテンバーグが39歳で死去

『ゴシップガール』『バフィー』のミシェル・トラクテンバーグが39歳で死去

1990年代から2000年代にかけて子役スターとして一躍有名になった女優のミシェル・トラクテンバーグが39歳で亡くなりました。

マンハッタンの警察によると、2025年2月26日の朝に緊急通報を受けて駆けつけたところ、ミシェルが「意識不明で反応なし」であったとのこと。彼女は現場で死亡が確認されました。

このアメリカ人女優は、『バフィー恋する十字架』の妹ドーン・サマーズ役で知られ、その後、2007年から2012年まで放送された『ゴシップガール』では、社交界を操るジョージーナ・スパークス役を演じました。トラクテンバーグは1996年に『ハリエット・ザ・スパイ』で映画デビューし、ニコロデオンのいくつかの作品に出演した。

彼女の家族の代理人は、声明で彼女の死を確認。「ミシェル・トラクテンバーグが亡くなったことを確認し、大変残念に思います。遺族はその喪失感に対してプライバシーを要求しています。

当局は、彼女の死は不審なものとして扱われていないと述べました。「犯罪性は疑われていません。検死官が死因を特定します。ニューヨーク市警は声明で「捜査は継続中です」とも述べています。

トラクテンバーグは9歳のとき、ニコロデオンのTV番組『ピートとピートの冒険』で女優としての経歴をスタート。2000年代初頭には、『バフィー恋する十字架』でデイタイム・エミー賞を含むいくつかの演技賞にノミネートされました。

また、『EuroTrip』、『Ice Princess』、『Killing Kennedy』、『Sister Cities』などの映画にも出演。

米国のコメディアン、ロージー・オドネルは、『ハリエット・ザ・スパイ』のデビュー作でトラクテンバーグと共演しましたたが、彼女の死は「胸が張り裂けそうになる」と語っています。「私は彼女をとても愛していました。彼女はここ数年苦労していました。力になれたらよかったのですが……」。

彼女の人気番組の元キャストメイトたちも追悼の意を表しています。『ゴシップガール』でチャック・バス役を演じたイギリス人俳優のエド・ウェストウィックは、同番組で彼女が演じたキャラクター、ジョージナ・スパークス役のトラクテンバーグの写真をインスタグラムに投稿。「ミシェル・トラクテンバーグの訃報を聞いてとても悲しい。祈りを送ります」と書きました。

バフィー・ザ・ヴァンパイア・スレイヤーの元キャストメイト、デヴィッド・ボレアナズはインスタグラムにこう書きました、「とても悲しい。恐ろしいニュース」。

同じくバフィーの出演者であるジェームズ・マースターズは、ソーシャルメディア上でトラクテンバーグに賛辞を送り、この女優は「猛烈に知的で、吠えるほど面白く、とても才能のある人だった」と語りました。「彼女は若すぎる死を遂げ、彼女を知り、愛した多くの人々を残していった」とマースターズは語った。

トラクテンバーグは2008年に『ゴシップガール』に初登場。彼女は2023年、HBO Maxのリブート版第2季の2エピソードでこの役に復帰。

2021年、デジタルストリーマーのTubiで放送された実録ドラマ『Meet, Marry, Murder（原題）』の司会を務めたのが、彼女の最後の主役となりました。

2021年、トラクテンバーグは『バフィー恋する十字架』のクリエイター、ジョス・ウェドンの撮影現場での不適切な振る舞いを告発しました。

トラクテンバーグの死を受け、米国のエンターテイメント業界も慌ただしくなっています。