イ・ソム(이솜)は、1990年1月30日生まれの韓国女優・モデル。173cmの高身長と個性的な魅力で知られ、2008年のモデル・オーディション番組「Check It Girl」でデビュー。ドラマ「模範タクシー」や映画「シングル・イン・ソウル」「愛のタリオ」「キル・ボクスン」など多様な作品で活躍。明るく自然体な性格で人気を集めます。
プロフィール
- 出生名:イ・ソヨン(이소영/Lee So-young)
- 生年月日:1990年1月30日(35歳)
- 出生地:韓国ソウル
- 別名:イ・ソム(이솜/Esom)
- 職業:女優・モデル
- 活動期間:2008年~現在
- 所属事務所:マネジメントMMM
- SNSサイト:Instagram・X
生い立ち・教育
イ・ソムは1990年1月30日、韓国で生まれました。本名はイ・ソヨンで、芸名の「ソム」はモデル時代に「ほっぺがふっくらして綿(ソム)のようだ」と言われたことに由来します。幼少期や家族に関する詳細な情報は公開が少なく、プライバシーを重視する姿勢が伺えます。彼女は高校生の頃からモデルとしてのキャリアを意識し始め、ファッションや表現の世界に興味を抱いていました。
教育面では、具体的な学歴に関する情報は限られていますが、一般的に韓国の芸能人は学業と芸能活動を両立させるケースが多い中、イ・ソムもモデル活動を始める前は学業に励んでいたと考えられます。2008年にMnetのモデル選抜番組「Check It Girl」で優勝した際、彼女はまだ10代後半で、芸能界入りへの第一歩を踏み出しました。この番組への参加は、彼女が自己表現や美に対する意識を早くから持っていたことを示しています。大学進学に関する情報は公表されていませんが、モデルや女優としてのキャリアを優先した可能性が高いです。
経歴
イ・ソムの芸能界デビューは、2008年のMnet「Check It Girl」での優勝がきっかけです。この番組で注目を集め、ファッション界に足を踏み入れました。モデルとしての活動を経て、彼女は女優としての道を歩み始めます。初期には「東方神起」の「Wrong Number」やクォン・ジヨン(G-DRAGON)の「She’s Gone」などのミュージックビデオに出演し、ビジュアルと存在感で注目されました。
女優としての本格的なデビューは2010年の映画『美味しい人生』で、その後も『青い塩』(2011年)や『サイコメトリー』(2013年)などに出演し、繊細な演技力で評価を高めました。特に『青い塩』では、俳優ソン・ガンホとの共演で注目を集め、若手女優としての地位を確立しました。2014年の『愛のタリオ』(原題:マダム・ペンドク)では大胆な役柄に挑戦し、演技の幅を広げました。
TV番組では、2011年の『ホワイトクリスマス』でミステリー・スリラーに初挑戦し、以降『ファントム』(2012年)、『この恋は初めてだから』(2017年)、『第3の魅力』(2018年)など多岐にわたるジャンルで活躍。『この恋は初めてだから』では、パク・ビョンウンと息の合った演技で視聴者を魅了し、現代的な恋愛観を表現しました。2021年の『復讐代行人~模範タクシー~』では検事カン・ハナ役を演じ、アクションとサスペンス要素を兼ね備えた作品で新たな一面を見せました。さらに2023年の『LTNS~不倫探偵夫婦物語~』ではブラックラブコメディに主演し、独特のユーモアと深い感情表現で高い評価を受けました。
映画ではパク・チヨン『主演のサスペンス・コメディ『犯罪の女王』で準主役のジンスク役を務めたり、シングル・イン・ソウル』(2024年)、『キル・ボクスン』(2023年)、『サムジンカンパニー1995』(2020年)などに出演したり。『シングル・イン・ソウル』では恋愛をテーマにした繊細な役柄を演じ、観客から共感を得ました。モデル出身ながら、彼女の演技は自然体で感情豊かであり、役柄によって清純なイメージから妖艶な雰囲気まで自在に変化させることが特徴です。
演技スタイル
イ・ソムの演技スタイルは、自然体でありながら感情の機微を巧みに表現する点が最大の特徴です。モデル出身ながら、彼女の演技は外見の美しさだけでなく、内面的な深みを重視。『この恋は初めてだから』(2017年)では、現代女性のリアルな恋愛感情をさりげない表情や仕草で体現し、視聴者に共感を呼びました。特に、日常的な会話の中での微妙な感情の揺れを、自然なトーンで演じる能力が高く評価されています。
また、彼女は役柄に応じて多様な魅力を発揮します。『復讐代行人~模範タクシー~』(2021年)では正義感あふれる検事役で力強さと知性を、『LTNS~不倫探偵夫婦物語~』(2023年)ではコミカルかつシニカルな演技でユーモアを披露。映画『シングル・イン・ソウル』(2024年)では、恋愛に不器用な女性の繊細な心理を丁寧に描き、観客の心をつかみました。このように、ジャンルや役柄に応じて清純、妖艶、コミカルなど幅広い表情を見せる柔軟性が彼女の強みです。
イ・ソムの演技は「計算しすぎない」点も特徴で、インタビューでは「役になりきるより、役を自分に近づける」と語っています。このアプローチが、彼女の演技にリアルで親しみやすい印象を与え、視聴者に感情移入させます。さらに、173cmの高身長と独特のオーラを活かし、スクリーンやドラマでの存在感も際立っています。彼女の演技スタイルは、役柄の背景を深く理解し、それを自然に表現するバランス感覚に支えられており、今後も多様な作品で進化が期待されます。
私生活
イ・ソムの私生活については、彼女が積極的に公開しないため、情報は限られています。明るくポジティブな性格で知られ、インタビューでは「よく笑う」「親しみやすい」と評されることが多いです。彼女は「美しさより個性を重視する」と語り、整形をしていないことを公言。その自然体な姿勢がファンから支持されています。
恋愛に関しては、2015年に歌手Zion.Tとの熱愛説が浮上しましたが、所属事務所は「親しい友人」と否定。イ・ソム自身、インタビューで理想のタイプを「優しくてよく笑う人」と述べ、恋愛では積極的にアプローチすることもあると明かしています。一方で、結婚については「一生独身でもいい」と語る一方で、子供への愛着も感じると率直に話しており、自由で柔軟な価値観を持っているようです。
趣味としては、キックボクシングを楽しんでおり、アクション女優としての準備も冗談交じりに語ったことがあります。インスタグラム(アカウント:esom_)では、モデルとしての撮影写真や日常のスナップを公開し、2024年3月時点で約62万人のフォロワーを誇ります。シンプルで洗練された投稿スタイルが、彼女の美的センスを反映しています。
出演作品
以下はイ・ソムの主な出演作品の一部です。
ドラマ
- ホワイトクリスマス(2011年):ミステリー・スリラーで高校生役を演じ、女優としての可能性を示す。
- ファントム(2012年):サイバー捜査をテーマにしたサスペンスで、刑事役を好演。
- この恋は初めてだから(2017年):現代的な恋愛ドラマで、パク・ビョンウンと共演しリアルな感情表現が話題に。
- 第3の魅力~終わらない恋の始まり~(2018年):12年にわたるラブストーリーで、ソ・ガンジュンと主演。20歳から32歳までの変化を繊細に演じた。
- 助けて2(2019年):サスペンスドラマで重要な役を担当。
- 復讐代行人~模範タクシー~(2021年):検事カン・ハナ役で、アクションと正義感を体現。
- LTNS~不倫探偵夫婦物語~(2023年):ブラックラブコメディで、アン・ジェホンと夫婦役を演じ、コミカルかつ深い演技を披露。
映画
- 美味しい人生(2010年):女優デビュー作。
- 青い塩(2011年):ソン・ガンホと共演し、注目を集める。
- サイコメトリー(2013年):スリラー映画で感情的な役を演じる。
- 愛のタリオ(2014年):大胆な役柄で演技の幅を拡大。
- サムジンカンパニー1995(2020年):1990年代の韓国を舞台にした社会派ドラマ。
- キル・ボクスン(2023年):アクション映画の黒ストッキングで存在感を発揮。
- シングル・イン・ソウル(2024年):恋愛映画で、ホン役を演じ、共感を呼ぶ。
- 憑依(2024年):ミステリー要素を含む作品。
MV
- 東方神起「Wrong Number」(2008年)
- クォン・ジヨン「She’s Gone」
まとめ
イ・ソムはモデル出身の女優として、173cmの高身長と独特の個性を活かし、ドラマや映画で多彩な役柄を演じてきました。『復讐代行人~模範タクシー~』や『第3の魅力』などで見せる繊細な演技力と、明るく自然体な人柄で多くのファンを魅了しています。私生活ではプライバシーを守りつつ、インスタグラムを通じて洗練された日常を共有。彼女の今後の活躍にも期待が高まります。
レビュー 作品の感想や女優への思い