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アサシン クリード

「見どころ」にPR表現を含みます。

『アサシン クリード』(2016年)はUBISOFTの人気ゲームを原案としたSFアクション映画。死刑囚カラム・リンチが遺伝子操作で祖先の記憶を追体験し、15世紀スペインでアサシンとして活躍したアギラールの冒険を通じて「エデンの果実」を巡る戦いに挑む。マイケル・ファスベンダー主演、ジャスティン・カーゼル監督によるミステリー・アクション。

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基本情報

  • 邦題:アサシン クリード
  • 原題:Assassin’s Creed
  • 公開年:2016年
  • 製作国:米国
  • 上映時間:115分
  • ジャンル:アクション
  • 配給:20世紀フォックス映画
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見どころ

パルクールや体術による爽快なアクションと、本作を象徴するスタントである「イーグルダイブ」に興奮。ゲームの雰囲気を再現した中世の街並みが物語を彩っている。

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あらすじ

記憶を失った死刑囚カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、幼少期にアサシンの装束をまとった父親が母親を殺害する場面を目撃し、トラウマを抱えています。殺人罪で死刑を宣告された彼は、処刑後に目を覚ますと、スペインにあるアブスターゴ社の秘密施設に収容されています。そこで、ソフィア・リッキン博士(マリオン・コティヤール)から、遺伝子操作装置「アニムス」を用いて祖先の記憶を追体験する実験の被験者として選ばれたことを告げられます。目的は、人類の暴力性を根絶する鍵とされる「エデンの果実」を見つけ出すこと。カラムの祖先は、15世紀のスペイン宗教裁判時代に活躍したアサシン教団の伝説的暗殺者アギラール・デ・ネルハ(ファスベンダーが二役)で、「エデンの果実」の最後の所有者でした。

アニムスを通じてカラムはアギラールの記憶に没入し、テンプル騎士団と対立するアサシン教団の戦いに身を投じます。アギラールは、禁じられた秘宝「エデンの果実」を守るため、仲間とともに命がけの任務に挑みます。一方、現代ではカラムが施設内で他のアサシンの子孫たちと出会い、アブスターゴ社の真の目的と自身の運命に気付きます。過去と現在を行き来しながら、カラムは人類の未来を左右する秘密に迫ります。

解説

『アサシン クリード』は、UBISOFTの同名ゲームシリーズを基にした映画で、ゲームの世界観を忠実に再現しつつ、独自のストーリーを展開しています。原作ゲームの特徴である「アニムス」を通じた過去と現在の二重構造、アクションシーンのパルクール要素、テンプル騎士団とアサシン教団の対立を軸に、映画は歴史的背景とSF要素を融合させています。15世紀のスペイン宗教裁判の時代設定は、史実を交えた重厚な雰囲気を作り出し、ゲームファンにも新しい魅力を提供します。

監督のジャスティン・カーゼルは、シェイクスピアの『マクベス』(2015)でマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールと組んだ経験を活かし、視覚的に壮大で重厚な映像美を追求しました。特に、パルクールを用いたアクションシーンは、ゲームのスピーディーでダイナミックな動きを再現し、観客に臨場感を与えます。しかし、ゲーム未プレイの観客には複雑な世界観や専門用語が理解しづらいとの批判もあり、ストーリーの導入部分やキャラクターの掘り下げが不十分と感じられる場合があります。

映画のテーマは、自由意志と支配の対立、遺伝子の記憶を通じた運命の探求です。「エデンの果実」は人類の暴力性を制御する象徴として描かれ、テンプル騎士団の秩序志向とアサシン教団の自由への信念が物語の核となっています。製作には1億2500万ドルの巨額が投じられ、アクションや美術に力が入っていますが、興行的には期待を下回る結果となりました。それでも、ゲームの再現度やアクションのクオリティは高く評価されています。

女優の活躍

アサシン クリード TV SPOT – 信条を祝え!(2016年) – マリオン・コティヤール 映画

本作で主要な女性キャラクターを演じるのは、マリオン・コティヤール(ソフィア・リッキン役)とアリアーヌ・ラベド(マリア役)です。

マリオン・コティヤール(ソフィア・リッキン)

フランスを代表する実力派女優で、アカデミー賞受賞歴(『エディット・ピアフ〜愛の讃歌』)を持つコティヤールは、本作で知性と複雑な内面を持つ科学者ソフィアを演じます。ソフィアはアブスターゴ社の研究者であり、カラムのアニムス実験を主導する一方、テンプル騎士団の総長である父アラン・リッキン(ジェレミー・アイアンズ)との間に葛藤を抱えます。コティヤールの演技は、ソフィアの冷静さと内なる動揺を見事に表現し、物語に深みを与えています。特に、父との対立やカラムとの心理的駆け引きでは、微妙な表情や声のトーンで感情の揺れを伝え、観客に強い印象を残します。彼女の存在感は、アクション中心の映画に人間ドラマの要素を加えました。

アリアーヌ・ラベド(マリア)

ギリシャ出身の女優アリアーヌ・ラベドは、15世紀のスペインでアギラールの戦友であるアサシン、マリアを演じます。マリアは卓越した戦闘スキルと強い信念を持つキャラクターで、アギラールと共に「エデンの果実」を守る任務に挑みます。ラベドは身体能力を活かし、パルクールや剣術のアクションシーンでダイナミックな動きを見せ、ゲームのファンにも納得のいくアサシンを体現。彼女の演技は、男性的な戦闘シーンの中で女性アサシンの強さと魅力を際立たせ、物語にアクセントを加えました。

女優の衣装・化粧・髪型

マリオン・コティヤール(ソフィア・リッキン)

ソフィアの衣装は、現代パートでの科学者らしい機能的かつ洗練されたスタイルが特徴です。白やグレーのタイトなスーツやコートを着用し、アブスターゴ社のハイテクな施設にふさわしいモダンな印象を与えます。化粧はナチュラルで、知性とプロフェッショナリズムを強調する控えめなメイクアップが施されています。髪型は、シンプルなアップスタイルや緩やかなウェーブのショートヘアで、清潔感と落ち着きを表現。彼女のルックは、物語のシリアスなトーンと調和し、ソフィアの知的で複雑なキャラクター性を引き立てます。

アリアーヌ・ラベド(マリア)

マリアの衣装は、15世紀のアサシン教団の装束を再現したもので、ゲームのファンにも馴染み深いデザインです。フード付きのローブはダークトーンの革と布で構成され、動きやすさと隠密性を重視。細部の刺繍や武器を収納するベルトは、史実に基づいたリアルさとゲームのアイコニックな要素を融合させています。化粧は戦闘に適した最小限のものに抑えられ、顔の汚れや傷で戦士らしいタフさを表現。髪型は、戦闘中の実用性を考慮したタイトな編み込みやポニーテールで、アクションシーンでの激しい動きに対応しています。衣装と髪型は、彼女の強靭なアサシン像を強調し、視覚的に強いインパクトを与えます。

キャスト

  • マイケル・ファスベンダー:カラム・リンチ/アギラール・デ・ネルハ(二役)。主演兼プロデューサーとして、現代の死刑囚と15世紀のアサシンを演じ分ける。
  • マリオン・コティヤール:ソフィア・リッキン。アブスターゴ社の科学者で、物語の鍵を握る女性。
  • ジェレミー・アイアンズ:アラン・リッキン。ソフィアの父でテンプル騎士団の総長。
  • ブレンダン・グリーソン:ジョセフ・リンチ。カラムの父でアサシン。
  • シャーロット・ランプリング:エレン・ケイ。テンプル騎士団の幹部。
  • マイケル・ケネス・ウィリアムズ:ムサ。アサシンの子孫でカラムの仲間。
  • アリアーヌ・ラベド:マリア。アギラールの戦友である女性アサシン。

その他:ドゥニ・メノーシェ、Khalid Abdalla、エシー・デイヴィスなど。

スタッフ

  • 監督:ジャスティン・カーゼル(『マクベス』/女優エッシー・デイヴィスの夫)
  • 脚本:マイケル・レスリー、アダム・クーパー、ビル・コラージュ
  • 製作:マイケル・ファスベンダー、ジャン=ジュリアン・バロネ、マークス・バルメットラーほか
  • 撮影:アダム・アーカポー
  • 音楽:ジェド・カーゼル
  • 編集:クリストファー・テレフセン
  • 美術:アンディ・ニコルソン
  • 衣装デザイン:サミー・シェルドン

総括

『アサシン クリード』は、ゲームの魅力を映画に落とし込んだ意欲作であり、マイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールの演技、アリアーヌ・ラベドのアクションが光る作品です。衣装や美術はゲームの世界観を忠実に再現し、アクションシーンは視覚的に圧倒的です。一方で、ストーリーの複雑さやキャラクターの掘り下げ不足が課題とされ、ゲームファンには満足度が高いものの、一般観客にはやや難解な印象を与える場合があります。それでも、歴史とSFが交錯する独自の世界観は、アクション映画としての魅力を十分に発揮しています。

レビュー 作品の感想や女優への思い

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