ブリジット・リーガン(Bridget Regan)は米国の女優。『レジェンド・オブ・ザ・シーカー』のカーラン・アムネル役、『ホワイトカラー』のレベッカ役、『ザ・ラストシップ』のサーシャ役で知られる。カリフォルニア州サンディエゴ出身で、舞台やテレビ、映画で活躍。
プロフィール
- 名前:ブリジット・リーガン(Bridget Regan)
- 生年月日:1982年2月3日(43歳)
- 出生地:米国カリフォルニア州サンディエゴ郡
- 職業:女優、プロデューサー
- ジャンル:映画、テレビドラマ
- 活動期間:1999年~
- 配偶者:イーモン・オサリヴァン
- SNSサイト:Instagram・Facebook
生い立ち・教育
ブリジット・キャサリン・リーガン(Bridget Catherine Regan)は、1982年2月3日にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ郡のカールスバッドで生まれました。アイルランド系およびドイツ系の血を引き、カトリック教徒の家庭で育ちました。幼少期から演技に強い関心を持ち、地元カールスバッドの舞台で子役として活動を開始。高校時代には演技への情熱をさらに深め、夏の演技音楽院に通い、そこで指導者ジェラルド・フリーマンの下で本格的な演技のトレーニングを受けました。この経験が、彼女のキャリア選択に大きな影響を与えました。
大学進学後、リーガンはノースカロライナ大学芸術学部(University of North Carolina School of the Arts)の演劇科に進学。ジェラルド・フリーマンが学部長を務めるこの名門校で、4年間にわたり演技の基礎を徹底的に学びました。彼女は舞台演技を中心に学びつつ、映画やテレビでのキャリアを見据え、2004年に卒業後、ニューヨーク市に移り住みました。ニューヨークではオーディションを受けながら舞台での経験を積み、プロの女優としての第一歩を踏み出しました。
経歴
ブリジット・リーガンの女優としてのキャリアは、2000年代半ばから本格的に始まりました。2006年にテレビや映画への出演を開始し、小さな役からキャリアを積み重ねました。2008年に転機が訪れ、テリー・グッドカインドの小説「真実の剣」シリーズを原作としたテレビシリーズ『レジェンド・オブ・ザ・シーカー』(2008年–2010年)で主演のカーラン・アムネル役に抜擢されました。この役は、強くて複雑な女性キャラクターを演じる彼女の能力を広く知らしめ、カルト的な人気を博しました。この作品では、アクションシーンや感情的な演技が求められ、彼女の演技力が高く評価されました。
2013年には、USA Networkの人気犯罪ドラマ『ホワイトカラー』でレベッカ・ロウ/レイチェル・ターナー役を演じ、主人公ニール・キャフリーの恋愛相手として登場。この役で、彼女はミステリアスで知的なキャラクターを巧みに演じ、視聴者に強い印象を与えました。同年、CWの『ビューティー・アンド・ザ・ビースト』ではビンセント・ケラーの元婚約者アレックス役で複数エピソードに出演し、ドラマチックな演技で注目を集めました。
2014年には、映画『ジョン・ウィック』で小さな役ながらも印象的なアディー役を演じ、キアヌ・リーブスと共演。さらに同年、CWのロマンティック・コメディドラマ『ジェーン・ザ・ヴァージン』でローズ・ソラーノ役を演じ、複雑な悪役としての存在感を示しました。2015年には、マーベルの『エージェント・カーター』でドティー・アンダーウッド役を演じ、冷酷な暗殺者としての演技が話題に。2016年には、TNTのアクションドラマ『ザ・ラストシップ』のサーシャ・クーパー役でレギュラー出演し、元海軍情報将校で外交官という多面的な役柄を演じました。
その後も、リーガンは『グレイズ・アナトミー』(2016年、ミーガン・ハント役)、『ザ・ルーキー』(2018年–現在、モニカ・スティーブンス役)など、さまざまなテレビシリーズで活躍。映画では『ザ・ベビーシッターズ』(2007年)、『デビルズ・ゲート』(2017年)などに出演し、幅広いジャンルでその才能を発揮しています。また、彼女はプロデューサーとしても活動し、『レジェンド・オブ・ザ・シーカー』やドキュメンタリー作品で脚本や監督のサポートを行った経験もあります。
私生活
ブリジット・リーガンは、プライベートでも充実した生活を送っています。彼女は脚本家であり助監督のイーモン・オサリバン(Eamon O’Sullivan)と結婚しており、2人の間には2人の子供がいます。2010年12月に長女フランキー・ジーンが生まれ、2018年2月には長男バーナード・ムーンが誕生しました。リーガンは自身のInstagramで家族との温かい瞬間を時折シェアし、ファンとの交流を図っています。2017年には第2子の妊娠を公表し、彼女の家庭生活が注目を集めました。
リーガンは家族を大切にしつつ、忙しい女優業を両立させており、仕事とプライベートのバランスを取る姿勢が多くのファンに共感を与えています。また、彼女はアイルランド系アメリカ人としてのルーツを誇りに思い、インタビューで家族の価値観やカトリックの背景が自身の人生やキャリアに影響を与えたと語っています。
出演作品
以下は、ブリジット・リーガンの代表的な出演作品の一部です。
TV
- レジェンド・オブ・ザ・シーカー(2008年–2010年)…カーラン・アムネル役。テリー・グッドカインドの「真実の剣」シリーズを原作としたファンタジー・アドベンチャー。主演として2シーズンにわたり44エピソードに出演。
- ホワイトカラー(2013年–2014年)…レベッカ・ロウ/レイチェル・ターナー役。犯罪ドラマで、ミステリアスなキャラクターとして主人公の恋愛相手を演じた。
- ビューティー・アンド・ザ・ビースト(2013年)…アレックス役。ビンセント・ケラーの元婚約者として複数エピソードに出演。
- ジェーン・ザ・ヴァージン(2014年–2019年)…ローズ・ソラーノ役。複雑な悪役として、ドラマに深みを与えた。
- エージェント・カーター(2015年–2016年)…ドティー・アンダーウッド役。マーベルのスーパーヒーローシリーズで、冷酷な暗殺者を演じた。
- ザ・ラストシップ(2016年–2018年)…サーシャ・クーパー役。元海軍情報将校で外交官の役を3シーズンにわたり演じた。
- グレイズ・アナトミー(2016年)…ミーガン・ハント役。シーズン13のエピソード8に出演(後に役はアビゲイル・スペンサーに引き継がれた)。
- ザ・ルーキー(2018年–現在)…モニカ・スティーブンス役。弁護士役でレギュラー出演。
- パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット(2011年)…シーズン1のエピソード10に出演。
映画
- ザ・ベビーシッターズ(2007年)…青春ドラマで脇役として出演。
- ジョン・ウィック(2014年)…アディー役。キアヌ・リーブス主演のアクション映画で印象的な脇役。
- デビルズ・ゲート(2017年)…ホラー・スリラー映画に出演。
- アブダクション(2011年)…アクション映画で脇役として出演。
まとめ
ブリジット・リーガンは、舞台での経験を基盤に、テレビや映画で多様な役柄を演じ分ける実力派女優です。『レジェンド・オブ・ザ・シーカー』での主演を皮切りに、『ホワイトカラー』や『ジェーン・ザ・ヴァージン』、『エージェント・カーター』など、幅広いジャンルで活躍。家族との時間を大切にしながら、プロデューサーとしても活動する彼女のキャリアは、今後も注目されるでしょう。
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