チン・ギジュ(진기주)は韓国の女優。ソウル出身で、元Samsung SDS社員および記者。2015年『Second 20s』でデビュー後、2018年『カム・アンド・ハグ・ミー』で初主演。『ミスティ』や『リトル・フォレスト』で注目を集め、感情豊かな演技で人気。
プロフィール
- チン・ギジュ(진기주)
- 生年月日:1989年1月26日(36歳)
- 出生地:韓国ソウル特別市
- 身長:170 cm
- 血液型:B型
- 職業:俳優
- ジャンル:テレビドラマ、映画
- 活動期間:2014年~
- 活動内容:2015年ドラマ『2度目の二十歳』でデビュー
- 事務所:FL ENT
- SNSサイト:Instagram・Youtube
各種表記
- ハングル:진기주
- 漢字:秦基周
- 発音:チンギジュ
- 英語表記:Jin Ki Joo
生い立ち・教育
チン・ギジュ(진기주)は、1989年1月26日に韓国・ソウル特別市で生まれました。本貫は豊基(プンギ)で、2人姉妹の次女として育ちました。幼少期に家族と共に強原道春川市に移り、そこで学業を過ごしました。春川での生活は、彼女の穏やかで自然体な性格に影響を与えたとされています。
学業面では、春川の高校を卒業後、仁荷大学秘書学科に進学しました。大学卒業後は、Samsung SDSで3年間勤務し、企業のIT部門で働いた異色の経歴を持ちます。その後、ソウル放送(SBS)の地域系列局G1で記者として活動。記者時代には、取材や報道の現場で培った観察力やコミュニケーション能力が、後の演技に活かされたと語っています。2014年に第23回スーパーモデル選抜大会でオリビア・ローレン賞を受賞したことをきっかけに、芸能事務所からスカウトされ、演技の道へ進む決意をしました。
経歴
チン・ギジュの芸能界デビューは、2015年のtvNドラマ『Second 20s』での助演から始まりました。このドラマで、彼女は新鮮な魅力と自然な演技で注目を集めました。その後も『太陽の末裔』(2016年)、『月光の恋人』(2016年)、『水曜日 午後3時30分』(2017年)などで助演として出演し、徐々に知名度を上げました。
2018年は彼女のブレイクイヤーとなりました。JTBCのミステリードラマ『ミスティ』で、主人公のライバル役を演じ、鋭い感情表現と存在感で高い評価を受けました。同年、映画『リトル・フォレスト』では、都会に憧れる田舎の少女役を演じ、自然体の演技で観客を魅了。この役で複数の映画賞にノミネートされ、釜山映画批評家協会賞新人女優賞を受賞しました。さらに、MBCドラマ『カム・アンド・ハグ・ミー』で初の主演を務め、トラウマを抱えるヒロインを繊細に演じ、視聴者から大きな支持を得ました。この年、彼女は「次世代の演技派女優」として注目を浴び、キャリアの転換点を迎えました。
その後も、『ザ・バンカー』(2019年)、『ホームタウン』(2021年)、『真夜中の管理人』(2021年)、『ショータイム、ナウ!』(2022年)など、連続ドラマで主演や主要な役を務め、ジャンルを問わず活躍。2023年の『偶然見つけたハル』では、ファンタジーロマンスで新たな魅力を披露し、2024年には『アンクル・サムシク』でソン・ガンホと共演し、国際的な評価も獲得しました。彼女の演技は、感情の機微を丁寧に表現するスタイルで知られ、特にヒューマンドラマやメロドラマで高い評価を受けています。現在はFLエンターテインメントに所属し、さらなる活躍が期待されています。
私生活
チン・ギジュの私生活については、比較的情報が少なく、プライバシーを重視する姿勢が伺えます。彼女はインタビューで、家族や友人との時間を大切にし、仕事以外の時間は読書や映画鑑賞でリフレッシュすると語っています。記者時代の経験から、観察力や人の感情を理解する力が強く、それが役作りに役立っていると述べています。
熱愛説については、これまで目立った報道がなく、仕事に集中している様子が窺えます。SNSでは、インスタグラム(@jinkijoo)を活用し、撮影現場の裏話や日常の一コマを時折公開。ファンからは「親しみやすい」「飾らない魅力」と好評です。動物好きで、特に犬を飼っていることが知られ、ペットとの写真がSNSで人気を集めています。
出演作品
チン・ギジュの出演作品は、ドラマと映画を中心に多岐にわたります。以下は主な作品を時系列順にまとめます。
TV
- 2015年:『Second 20s』(tvN、助演)
- 2016年:『太陽の末裔』(KBS2、助演)、『月光の恋人』(KBS2、助演)
- 2017年:『水曜日 午後3時30分』(SBS、助演)
- 2018年:『ミスティ』(JTBC、ハン・ジョンウォン役)、『カム・アンド・ハグ・ミー』(MBC、ナクウォン役/主演)
- 2019年:『ザ・バンカー』(MBC、ハン・スジ役)
- 2021年:『ホームタウン』(KBS2、チェ・ヒョンイン役)、『真夜中の管理人』(tvN、ホン・ヨンジ役)
- 2022年:『ショータイム、ナウ!』(MBC、コ・アラ役)
- 2023年:『偶然見つけたハル』(MBC、ウン・ダノ役)
- 2024年:『アンクル・サムシク』(Disney+、チュ・ヨジン役)
映画
- 2018年:『リトル・フォレスト』(ヘウォン役) – 新人女優賞受賞
- 2020年:『ミッドナイト・ランナーズ』(助演)
受賞歴
- 2018年:釜山映画批評家協会賞 新人女優賞(『リトル・フォレスト』)
- 2018年:MBCドラマ賞 優秀女優賞(『カム・アンド・ハグ・ミー』)
- 2018年:第1回シネハブ女優賞(『リトル・フォレスト』)
まとめ
チン・ギジュは、異色の経歴を持つ韓国を代表する女優です。Samsung SDSや記者としての経験を経て、2015年にデビューし、2018年に『ミスティ』と『カム・アンド・ハグ・ミー』でブレイク。感情豊かな演技で知られ、ドラマや映画で幅広い役柄を演じています。プライベートでは控えめながら、ファンとの交流を大切にし、今後のさらなる活躍が期待されます。
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