[PR]日用品もDVD/Blu-rayも便利な楽天市場で

ヨガ学院:死のクンダリニー

「見どころ」にPR表現を含みます。

『ヨガ学院:死のクンダリニー』(2019年、韓国)は、美を追求するモデルのヒョジョンが怪しいヨガ教室に通い、カルト的なヨガと蛇の霊に翻弄されるエロティックホラー。アクロバティックなヨガシーンと衝撃の展開で話題に。R15+指定、93分。

スポンサーリンク
【U-NEXT ユーネクスト】※商品リンクあり

基本情報

  • 邦題:ヨガ学院:死のクンダリニー
  • 原題:요가 학원:죽음의 쿤달리니
  • 公開年:2019年
  • 製作国:韓国
  • 上映時間:93分
  • ジャンル:ホラー

見どころ

カルト的なヨガ教室が関係する殺人事件の謎と美を追求する女性に待ち受ける恐ろしい変化を描く。蛇と交わる妖艶なアクロバティックヨガや驚きの展開に度肝を抜かれる。

あらすじ

ヒョジョン(イ・チェヨン)は、ECサイトの人気看板モデルとして活躍していましたが、若さとルックスで上回る新人モデルにその地位を奪われ、スランプに陥ります。美容整形外科を訪れても「これ以上の施術は不可能」と告げられ、焦りと絶望に苛まれる中、高校時代の同級生から「美しくなれる」と勧められた高額なヨガ教室への入会を決意します。このヨガ学院は、リゾート地にある滞在型の施設で、ヒョジョンを含む4人の女性がそれぞれの欲望—美貌、若さ、成功—を追い求め、ヨガの修練に没頭します。

しかし、ヨガ教室はどこか異様な雰囲気に満ちており、指導される「クンダリニー」ヨガは、蛇をイメージした妖艶でアクロバティックな動作を特徴としています。ヒョジョンは毎晩悪夢に悩まされ、徐々に精神が不安定になっていきます。物語の冒頭では、気が狂った女性が老夫婦を殺害する事件が描かれ、刑事の捜査によってこのヨガ学院と「クンダリニー」の秘密が明らかになっていきます。美への執着が引き起こす恐怖と、カルト的なヨガの真実が交錯し、ラスト10分の驚愕の展開で物語は急転します。

解説

『ヨガ学院:死のクンダリニー』(原題:요가 학원: 죽음의 쿤달리니)は、韓国のホラー映画として独自の地位を築いた作品です。2019年に製作され、2022年に日本で「絶叫!コンポヨンファフェスティバル2022」にて劇場公開されました。本作は、美と若さに執着する現代社会のルッキズム(外見至上主義)をテーマに、韓国特有の整形文化や美的圧力を背景に描いています。「クンダリニー」とは、インド哲学における生命エネルギーの源であり、性器付近に眠る蛇のイメージで象徴されるスピリチュアルな概念です。本作では、このクンダリニーがホラーの要素として巧みに取り入れられ、視覚的にも妖艶で不気味なヨガシーンが展開されます。

本作の特徴は、エロティックホラーとしての大胆なアプローチにあります。特に「アクロバットSEXヨガ」と称されるシーンは、過激なビジュアルと性的なニュアンスで観客に強烈な印象を与え、R15+指定の理由ともなっています。しかし、単なる扇情的な描写に留まらず、ルッキズムやカルト的な信仰がもたらす心理的恐怖を探求しており、社会的なメッセージ性も内包しています。物語の後半は説明的な展開がやや多いとの指摘もありますが、独特の色彩感覚や美術設定、そして「全裸蛇ヨガ」などの奇抜なシーンは、韓国ホラー映画の多様性を象徴するものとして評価されています。

監督のチョン・ジェホンとキム・ジハンは、前作『ヨガ学院』(2009年)から着想を得つつも、独立した物語として本作を構築。チョン・ジェホンは『プンサンケ』や『ワンステップ 君と僕のメロディ』で知られ、ホラーだけでなく幅広いジャンルで手腕を発揮しています。本作は、韓国のホラー映画が得意とする心理的恐怖と視覚的インパクトを融合させ、観客に新たな恐怖体験を提供します。日本では2022年11月11日より「絶叫!コンポヨンファフェスティバル2022」にて上映。

女優の活躍

本作の主演を務めるイ・チェヨンは、韓国のマクチャンドラマ(過激な展開のメロドラマ)で知られる女優であり、ヒョジョン役で圧倒的な存在感を示しています。ヒョジョンは、モデルとしてのキャリアの危機に直面し、精神的に追い詰められていく複雑なキャラクターです。イ・チェヨンは、自信に満ちた美貌のモデルから、恐怖と混乱に苛まれる女性への変貌を繊細に演じ分け、特に悪夢のシーンでは感情の揺れを表情と身体言語で表現。アクロバティックなヨガシーンでは、肉体的な挑戦にも果敢に取り組み、観客に衝撃を与えるパフォーマンスを見せています。

脇を固めるチョ・ジョンミンも注目すべき女優です。トロット歌手としても活動する彼女は、ヨガ教室の参加者の一人として登場し、物語のカルト的な雰囲気を作り上げる重要な役割を果たします。彼女の演技は、欲望と恐怖が交錯するキャラクターに深みを与え、物語の不気味さを増幅させています。また、カン・ミヨン(Baby V.O.X出身)は、ヨガ教室のメンバーとして独特の存在感を放ち、作品の多様なキャスト構成に貢献しています。女優陣は、過激なヨガシーンやホラー要素に臆せず挑み、韓国ホラー映画の枠を超えた大胆な演技を披露しています。

女優の衣装・化粧・髪型

本作の衣装は、ヒョジョンのモデルとしての華やかな側面と、ヨガ教室での異様な雰囲気を対比させるデザインが特徴です。序盤では、ヒョジョンがモデルとして登場するシーンで、トレンド感のあるタイトなドレスや洗練されたメイクが用いられ、彼女の美貌とプロフェッショナルな姿勢を強調。メイクは、鮮やかなリップカラーとシャープなアイラインで、都会的な魅力を演出しています。髪型は、滑らかなロングヘアをゆるく巻いたスタイルで、現代的な美の象徴として描かれます。

一方、ヨガ教室での衣装は、タイトなヨガウェアが中心で、身体のラインを強調するデザインが採用されています。これにより、アクロバティックなヨガの動きが視覚的に際立ち、性的なニュアンスとホラー要素が融合。特に「全裸蛇ヨガ」シーンでは、ミニマルな衣装やボディペイントが使用され、蛇のイメージを強調するメイク(鱗を思わせる模様や暗い色調のアイシャドウ)が施されています。髪型は、ヨガシーンでは動きやすさを優先したポニーテールや編み込みが多用され、物語が進むにつれて乱れた髪がヒョジョンの精神の崩壊を象徴します。全体的に、衣装とメイクは物語のテーマである「美への執着」を視覚的に表現し、ホラーの不気味さを増幅する役割を果たしています。

キャスト

  • イ・チェヨン(ヒョジョン役):ECサイトの人気モデル。美貌とキャリアの危機に直面し、ヨガ教室で恐怖に遭遇。
  • チェ・チョロ:刑事役。ヨガ学院の秘密を追うキーパーソン。
  • チョ・ジョンミン:ヨガ教室の参加者。トロット歌手としても知られ、欲望に駆られる女性を演じる。
  • カン・ミヨン(Baby V.O.X出身):ヨガ教室のメンバーとして脇を固める。

その他、ヨガ教室の参加者やカルト的な指導者役が物語を支える。

スタッフ

  • 監督:チョン・ジェホン、キム・ジハン。- チョン・ジェホンは『プンサンケ』『ワンステップ 君と僕のメロディ』で知られる実力派。キム・ジハンは本作が初監督。
  • 製作:SMILE ENT、JCUSTOM GROUP、TRINITY ENTERTAINMENT、OPUSPICTURES、THE FRIDAY PICTURES
  • 配給(日本):コンポヨンファ上映委員会
  • 上映時間:93分

まとめ

『ヨガ学院:死のクンダリニー』は、美と若さへの執着をテーマに、韓国ホラー映画の枠を超えたエロティックで視覚的な作品です。イ・チェヨンをはじめとする女優陣の迫真の演技、独特のヨガシーン、カルト的な雰囲気は観客に強烈な印象を与えます。ルッキズムやカルトの危険性を描きつつ、奇抜なホラー表現で独自の魅力を放つ本作は、韓国映画の多様性を体現する一作と言えるでしょう。

レビュー 作品の感想や女優への思い

タイトルとURLをコピーしました