[PR]日用品もDVD/Blu-rayも便利な楽天市場で

白雪姫と鏡の女王

「見どころ」にPR表現を含みます。

『白雪姫と鏡の女王』は、グリム童話『白雪姫』を基にした2012年の米国製ファンタジー・コメディ映画。監督はターセム・シンで、主演はリリー・コリンズとジュリア・ロバーツが務めます。継母の女王に幽閉された白雪姫が、7人の小人と王子と共に王国を奪還する物語で、豪華な衣装とユーモアが特徴です。予算8500万ドル超で興行収入1億8300万ドルを記録しました。

スポンサーリンク

基本情報

  • 邦題:白雪姫と鏡の女王
  • 原題:Mirror Mirror
  • 公開年:2012年
  • 製作国:米国
  • 上映時間:106分
  • ジャンル:アドベンチャー・冒険
  • 配給:ギャガ

見どころ

自分の手で未来を切り開く白雪姫をリリー・コリンズ、自分大好きなワガママ女王をジュリア・ロバーツが好演。「ザ・セル」のターセム監督による色彩豊かな映像が美しい。

女優の活躍

本作では、主にジュリア・ロバーツとリリー・コリンズの二人の女優が活躍します。ジュリア・ロバーツは、邪悪な継母である女王クレメンティアンナを演じます。彼女の演技はコミカルで大げさなものが特徴で、単なる悪役ではなく、内面的な不安や自己中心的な性格をユーモラスに表現しています。ロバーツは、この役を「悪ではなく、ただ不安定な女性」として捉え、観客が共感できるように工夫したそうです。彼女の大きなジェスチャーと表情豊かな演技は、映画のコメディ要素を強く支えています。特に、鏡の女王との会話シーンでは、彼女のコミカルなタイミングが光り、批評家からも「ロバーツの存在感が映画を楽しくしている」と評価されています。

一方、リリー・コリンズは白雪姫を演じます。コリンズは、当時23歳で、この役でブレイクしました。彼女の白雪姫は、伝統的なお姫様像から脱却し、積極的に剣術を学び、国民を救う強い女性として描かれています。コリンズの演技は純粋さと力強さを兼ね備え、エンディングで歌を披露するシーンでは彼女の歌唱力も発揮されます。レビューでは、「コリンズの眉毛が印象的で、クラシックな美しさを体現している」との声が多く、彼女の自然な演技が物語の中心をしっかりと支えています。

二人の女優の対比が映画の魅力で、ロバーツの派手な悪役に対し、コリンズの成長するヒロインがバランスを取っています。また、他の女優として、メア・ウィニンガムが白雪姫の侍女マーガレットを演じ、温かく支える役割で好演しています。全体として、女優たちの活躍が映画のユーモアと感動を高めています。

女優の衣装・化粧・髪型

本作の衣装デザインは、故・石岡瑛子氏が担当し、アカデミー賞にノミネートされました。

ジュリア・ロバーツ演じる女王の衣装は、非常に派手で権力の象徴です。例えば、仮面舞踏会での白いドレスは、巨大なスカートと金色の装飾が施され、女王の自己中心性を視覚的に表現しています。彼女の化粧は濃い赤い唇と強調された目元が特徴で、悪役らしい妖艶さを演出します。髪型は巻き髪のアップスタイルが多く、冠や宝石をあしらって豪華さを強調しています。これにより、ロバーツのキャラクターがより威圧的に見えます。

一方、リリー・コリンズ演じる白雪姫の衣装は、物語の進行に合わせて変化します。最初はシンプルな白いドレスで純粋さを表し、森で暮らすようになると冒険的な革のベストやブーツを着用します。クライマックスのウェディングドレスは黄色で、伝統的な白雪姫のイメージを刷新しています。化粧は自然で、雪のような白い肌と赤い唇、黒い眉毛が強調され、クラシックな美しさを保っています。髪型は黒いストレートヘアが基本で、森ではポニーテールや乱れたスタイルがアクティブさを示します。レビューでは、「コリンズの眉毛が衣装とマッチして完璧」と絶賛されています。二人の女優のビジュアルは対照的で、女王の過剰な華やかさに対し、白雪姫のシンプルさが際立ちます。これらの要素が、ファンタジー世界を豊かに彩っています。

あらすじ

物語は、女王クレメンティアンナが語り手として始まります。彼女は王の未亡人となり、王国を支配しますが、白雪姫を城に幽閉しています。白雪姫は18歳になり、外の世界に憧れ、城を抜け出します。そこで、森で強盗に遭った王子アルコットと出会います。王国は女王の贅沢で貧困に陥っており、白雪姫はそれを目撃します。女王は王子の富を狙い、結婚を企てますが、白雪姫が舞踏会で王子とダンスを踊り、恋に落ちます。嫉妬した女王は、白雪姫を森で殺すよう側近ブライトンに命じますが、ブライトンは彼女を解放します。白雪姫は7人の小人(ウィル・グリム、ブッチャー、ウルフ、ナポレオン、ハーフ・パイント、グラブ、チャック)の隠れ家に辿り着き、彼らと暮らします。小人たちは元々追放された戦士で、白雪姫に剣術を教え、彼女は盗賊として税金を奪い返し、国民に還元します。女王は鏡の魔法で王子に恋の呪文をかけ、結婚を進めますが、白雪姫たちは王子を誘拐し、真実の愛のキスで呪いを解きます。最終的に、白雪姫は女王の魔法の獣と対峙し、それが父王であることを知り、呪いを解きます。女王は老化し、白雪姫と王子の結婚式で毒リンゴを渡しますが、白雪姫はそれを女王に返し、勝利します。エンディングはボリウッド風のダンスで締めくくられます。

解説

本作は、グリム童話『白雪姫』を現代的にアレンジした作品です。伝統的な物語では白雪姫が受動的ですが、ここでは彼女が剣を振るい、積極的に王国を救うヒロインとして描かれます。これは、監督ターセム・シンのビジュアル重視のスタイルによるもので、色彩豊かなセットと衣装がファンタジー世界を構築しています。製作はレラティビティ・メディアで、予算は8500万ドルから1億ドルとされ、興行収入は1億8300万ドルを達成しました。アカデミー賞では衣装デザイン賞にノミネートされ、石岡瑛子の仕事が高く評価されました。批評は賛否両論で、Rotten Tomatoesでは49%の支持率です。肯定的な意見では、「視覚的に魅力的で、家族向けの楽しいコメディ」とされ、ロバーツのコミカルな演技とコリンズの新鮮さが褒められます。

一方、否定的には「ストーリーが浅く、ユーモアが子供向けすぎる」と指摘されます。プロダクションノートとして、ロバーツは最初にキャスティングされ、悪役を「共感できる不安定な女性」として演じました。リリー・コリンズはオーディションで即決され、ロン・ハワードの娘役からブレイクしました。撮影はモントリオールで行われ、タイトルは『Mirror Mirror』に決定しました。もう一つの白雪姫映画『スノーホワイト』と競合しましたが、本作はコメディ寄りで差別化を図りました。全体として、視覚効果と女優の魅力が強みですが、深み不足が弱点です。家族で楽しめるエンターテイメントとしておすすめです。

キャスト

  • 女王クレメンティアンナ:ジュリア・ロバーツ(日本語吹替: 深見梨加)
  • 白雪姫:リリー・コリンズ(日本語吹替: 小松未可子)
  • 王子アルコット:アーミー・ハマー(日本語吹替: 玉木雅士)
  • ブライトン:ネイサン・レイン(日本語吹替: 岩崎ひろし)
  • ベイカー・マーガレット:メア・ウィニンガム(日本語吹替: 久保田民絵)
  • 男爵:マイケル・ラーナー(日本語吹替: 浦山迅)
  • 王様:ショーン・ビーン(日本語吹替: てらそままさき)
  • ナポレオン:ジョーダン・プレンティス(日本語吹替: 浦田わたる)
  • ハーフ・パイント:マーク・ポヴィネッリ(日本語吹替: 落合弘治)
  • グラブ:ジョー・ノッフォ(日本語吹替: 間宮康弘)
  • グリム:ダニー・ウッドバーン(日本語吹替: 田中正彦)
  • ウルフ:セバスチャン・サラセーノ(日本語吹替: 杉村憲司)
  • ブッチャー:マーティン・クレバ(日本語吹替: 佐藤美一)
  • チャック:ロナルド・リー・クラーク(日本語吹替: 木村雅史)
  • 鏡の女王:リサ・ロバーツ・ギラン(日本語吹替: 深見梨加)

スタッフ

  • 監督:ターセム・シン
  • 脚本:マーク・クライン、ジェイソン・ケラー
  • 原案:メリッサ・ワラック
  • 原作:グリム兄弟『白雪姫』
  • 製作:ライアン・カヴァノー、バーニー・ゴールドマン、ブレット・ラトナー、ケヴィン・ミッシャー
  • 音楽:アラン・メンケン
  • 撮影:ブレンダン・ガルビン
  • 編集:ロバート・ダフィー、ニック・ムーア
  • 衣装デザイン:石岡瑛子
  • 製作会社:レラティビティ・メディア
  • 配給:レラティビティ・メディア(米国)、ギャガ(日本)
  • 日本語版演出:木村絵理子
  • 日本語版翻訳:平田百合子
  • 日本語版調整:荒井孝
  • 日本語版制作:東北新社

レビュー 作品の感想や女優への思い

タイトルとURLをコピーしました