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エントラップメント

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『エントラップメント』(原題:Entrapment)は、1999年公開の米英独合作のケイパー映画。ショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズが主演を務め、老練な美術泥棒と保険会社調査員の駆け引きを描くサスペンス・ロマン。2000年問題を背景に、緊張感溢れるアクションとロマンスが魅力。

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基本情報

  • 邦題:エントラップメント
  • 原題:ENTRAPMENT
  • 公開年:1999年
  • 製作国:米国、英国、独国
  • 上映時間:113分
  • ジャンル:アクション
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あらすじ

1999年、ニューヨークの高層ビルからレンブラントの名画が盗まれる事件が発生。保険会社の調査員ジン・ベイカー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、その手口から伝説の怪盗ロバート・マック・ダガル(ショーン・コネリー)の犯行と確信。ジンはマックを罠にかけるため、自身も泥棒を装い彼に接近する。マックは当初ジンを疑うが、彼女の才能を見抜き、パートナーとして受け入れる。二人は中国の黄金のマスクを盗む計画を立て、マレーシアのペトロナスツインタワーでの80億ドル強奪作戦に挑む。2000年問題によるコンピュータの誤作動を利用した大胆な計画の中で、互いの信頼と裏切りが交錯。ジンは保険調査員としての任務とマックへの感情の間で揺れ動き、物語は予想外の結末へと突き進む。緊張感とロマンスが織り交ざるストーリーが展開し、最後まで目が離せない展開が続く。

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解説

『エントラップメント』は、ケイパー映画の典型である「犯罪計画の実行」を軸に、アクション、サスペンス、ロマンスの要素を巧みに融合させた作品です。監督のジョン・アミエルは、視覚的な緊張感とキャラクター間の化学反応を重視し、特にショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズの年齢差を活かした独特のダイナミクスを描いています。コネリー演じるマックは、冷静沈着かつ老練な怪盗として、経験に裏打ちされた魅力を持ち、対するジンは若さと大胆さで物語に活力を与えます。映画の大きな特徴は、2000年問題(Y2K問題)をストーリーの鍵に取り入れた点で、当時の社会的懸念を巧みに反映しています。

とくに、マレーシアのペトロナスツインタワーでのクライマックスシーンは、視覚的な迫力と緻密な計画の描写で観客を引き込みます。撮影はイギリスとマレーシアで行われ、フィル・メヒューの撮影技術が光る美しい映像が特徴です。クリストファー・ヤングの音楽も、緊張感とロマンスを高める重要な要素となっています。一方で、批評家の間では賛否両論があり、ストーリーの単純さやロマンスの展開に疑問を呈する声もあったものの、商業的には全世界で2億1200万ドルの興行収入を記録し、成功を収めました。キャサリン・ゼタ=ジョーンズのレーザー光線をくぐるシーンは、映画史に残る象徴的な場面として語り継がれています。

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女優の活躍

本作でヒロインのジン・ベイカーを演じたキャサリン・ゼタ=ジョーンズは、若々しい美貌と大胆な演技で観客を魅了しました。彼女のキャリアにおいて、本作は『マスク・オブ・ゾロ』(1998年)に続く大作であり、国際的なスターとしての地位を確立するきっかけとなりました。特に、レーザー光線をくぐり抜けるシーンは、彼女の身体能力と表現力を存分に発揮した名場面として知られ、映画のプロモーションでも大きく取り上げられました。このシーンでは、ジンが泥棒としての訓練を積む過程で、しなやかで計算された動きを見せ、観客に強い印象を与えました。

ゼタ=ジョーンズは、保険調査員としての知性と泥棒を装う狡猾さをバランスよく演じ分け、ショーン・コネリーとの年齢差を感じさせない堂々とした存在感を示しました。彼女の演技は、マックの老獪さに対抗する若さと野心を表現し、物語の緊張感とロマンスの両方を支えました。ただし、一部の批評家からは、彼女の演技がやや誇張されているとして、ゴールデンラズベリー賞の最低主演女優賞にノミネートされたこともあります。それでも、彼女の魅力とスクリーンでの存在感は本作の成功に大きく貢献し、以降のハリウッドでの活躍の基盤を築きました。

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女優の衣装・化粧・髪型

キャサリン・ゼタ=ジョーンズの衣装は、ジンのキャラクター性を強調する重要な要素でした。映画全体を通して、彼女の衣装は保険調査員としてのプロフェッショナルな一面と、泥棒としてのセクシーさを両立させるデザインが採用されています。特に注目されるのは、レーザー光線シーンでの黒のタイトなボディスーツです。この衣装は、動きやすさと視覚的な魅力を兼ね備え、ジンのしなやかな身体能力を際立たせました。ボディスーツは身体のラインを強調しつつ、機能性を損なわないデザインで、アクションシーンに最適化されていました。また、ニューヨークでのシーンでは、洗練されたビジネススーツやコートを着用し、知的な保険調査員のイメージを構築。一方、マレーシアでのシーンでは、よりカジュアルかつエキゾチックな雰囲気の衣装が登場し、物語の国際的な舞台を反映しています。化粧は、ナチュラルでありながらも彼女の顔立ちを際立たせるものが多く、赤いリップやスモーキーなアイメイクで、ジンの大胆さと魅力を強調。髪型は、シーンに応じて変化し、訓練シーンではポニーテールやタイトなアップスタイルで実用性を優先し、ロマンスや社交的な場面ではゆるやかなウェーブで女性らしさを表現しました。これらの要素は、ゼタ=ジョーンズのビジュアルを最大限に引き出し、キャラクターの多面性を視覚的に表現する役割を果たしました。

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キャスト

  • ロバート・マック・ダガル(マック):ショーン・コネリー(日本語吹替:瑳川哲朗)
  • バージニア・ジン・ベイカー(ジン):キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(日本語吹替:深見梨加)
  • ティボドー:ヴィング・レイムス(日本語吹替:大塚明夫)
  • ヘクター・クルス:ウィル・パットン
  • コンラッド・グリーン:モーリー・チェイキン
  • ハース:ケヴィン・マクナリー
  • クイン:テリー・オニール
  • マドハヴ・シャルマ
  • デヴィッド・イップ
  • ティム・ポッター
  • エリック・マイヤーズ

スタッフ

  • 監督:ジョン・アミエル
  • 脚本:ロン・バス、ウィリアム・ブロイルズ・Jr.
  • 原案:ロン・バス、マイケル・ハーツバーグ
  • 製作:ショーン・コネリー、マイケル・ハーツバーグ、ロンダ・トーレフソン
  • 製作総指揮:ロン・バス、イアン・スミス、アーノン・ミルチャン
  • 撮影:フィル・メヒュー
  • 音楽:クリストファー・ヤング
  • 美術:ノーマン・ガーヴッド
  • 編集:テリー・ローリングス
  • 衣装デザイン:ペニー・ローズ
  • 字幕翻訳:戸田奈津子
  • 吹替翻訳:武満真樹

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なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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