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ナイト・ハウス

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『ナイト・ハウス』(原題:The Night House)は2020年に公開された米国、英国合作のサイコホラー映画。監督はデヴィッド・ブルックナー、主演はレベッカ・ホール。夫の自殺後、湖畔の家で不可解な現象に悩まされる女性が、夫の秘密と家の謎に迫る物語。108分間、緊張感と心理的な恐怖が織りなす作品。

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基本情報

  • 邦題:ナイト・ハウス
  • 原題:The Night House
  • 公開年:2020年
  • 製作国:米国、英国
  • 上映時間:108分
  • ジャンル:ホラー
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あらすじ

ベス(レベッカ・ホール)は、夫オーウェンの突然の拳銃自殺により、湖畔に建つ彼が設計した家で一人暮らしを始めます。ある夜、奇妙な物音や人影を感じ、以来、夜ごと不可解な出来事が続きます。夫の遺品を調べるうち、ベスはオーウェンの知られざる女性関係や、家の設計図に隠された「カエルトロイア」や反転した間取りの秘密を発見。友人や隣人の助言を無視し、真相を追うベスは、夫の死の背景に潜む超自然的な存在「無(Nothing)」と対峙します。彼女自身の過去の臨死体験と絡み合い、恐怖と愛の境界が曖昧になる中、ベスは自分を守るための夫の行動とその代償を知ることに。果たして、彼女は悪夢から逃れられるのか、それとも…。

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解説

『ナイト・ハウス』は、単なるホラー映画を超えた心理サスペンスとしての深みを備えた作品です。デヴィッド・ブルックナー監督は、『ザ・リチュアル いけにえの儀式』(2017年)で培った視覚的な恐怖演出を本作でも発揮。窓に映る人影や家の構造を利用した錯覚的なシーンは、観客に現実と非現実の境界を疑わせます。特に、家の「反転」構造や「カエルトロイア」(迷宮やループを意味する)が物語の鍵となり、単なる幽霊話ではなく、心理的・哲学的なテーマを提示。愛、喪失、執着、そして自己認識といった要素が絡み合い、観客に解釈の余地を与えます。

本作は2020年のサンダンス映画祭で初公開され、レベッカ・ホールの演技が高く評価されました。日本では劇場公開されず、2022年1月26日よりDisney+で独占配信。批評家からは、ホラーとサイコスリラーの融合、ホールの圧倒的な演技力、独特の雰囲気作りに対し、Rotten Tomatoesで88%の高評価を得ています。ただし、一部の観客からは、複雑なプロットや結末の曖昧さが「モヤモヤする」との声も上がっています。それでも、恐怖の背後に潜む人間ドラマと、緻密に設計された物語構造は、ホラー映画ファンのみならず、深い考察を求める観客にも訴求する作品です。

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女優の活躍

主演のレベッカ・ホールは、本作で圧倒的な存在感を示しました。彼女が演じるベスは、夫の死による深い悲しみと、不可解な現象への恐怖、怒り、そして好奇心を同時に体現。ホールの演技は、感情の揺れ動きを繊細かつ大胆に表現し、観客を引き込みます。特に、ベスが精神的に追い詰められながらも真相を追い求めるシーンでは、表情や仕草だけで複雑な心理状態を伝え、批評家から「正気の沙汰ではない演技力」と称賛されました。彼女の過去の出演作『クリスティーン』(2016年)や『ゴジラvsコング』(2021年)でも評価された感情表現のスキルが、本作でさらに深化。ベスの脆さと強さを両立させ、物語の中心として作品を牽引しています。

脇を固めるサラ・ゴールドバーグ(クレア役)も、ベスの友人として感情的な支えを提供しつつ、物語の現実的な視点を担います。ゴールドバーグの自然体な演技は、ホールの激しい感情と対比し、物語にバランスをもたらします。また、ステイシー・マーティン(マデリン役)は短い出番ながら、ミステリアスな存在感で物語の不気味さを増幅。両者ともホールとの対比で、ベスの孤独感や異常な状況を際立たせています。

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女優の衣装・化粧・髪型

レベッカ・ホールの衣装は、ベスの心理状態や生活環境を反映したものが多く、シンプルかつ現実的です。普段は教師として働くベスらしく、カジュアルなブラウスやセーター、ジーンズといった日常的な服装が中心。湖畔の家でのシーンでは、ダークトーンのゆったりしたニットやシャツが登場し、彼女の孤立感や憂鬱な心情を強調。夜のシーンでは、薄手の寝間着やローブが登場し、脆弱さと無防備さを表現。終盤、真相に迫るシーンでは、少しずつ力強い色合いの服を選び、ベスの内面的な変化を視覚的に示唆しています。

化粧は、ベスの感情的な不安定さを反映し、ほぼナチュラルメイク。目の下のクマや青白い肌が、睡眠不足や精神的疲弊を強調します。物語が進むにつれ、化粧がさらに薄くなり、彼女の心の崩壊を表現。特に、恐怖や混乱のシーンでは、汗や涙で化粧が乱れる描写がリアルさを加えています。

髪型は、ホールの自然な茶色のロングヘアを活かし、普段はゆるくまとめたポニーテールやダウンヘア。教師としてのシーンではきちんとまとめ、プライベートではやや乱れたスタイルで、ベスの生活の二面性を表現。終盤の緊迫したシーンでは、髪が乱れ、彼女の精神的動揺を強調します。サラ・ゴールドバーグはシンプルなカジュアル服とナチュラルなメイクで、親しみやすい友人像を演出。ステイシー・マーティンはミステリアスな役柄に合わせ、控えめだが洗練された衣装とメイクで登場し、物語の不穏さを増しています。

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キャスト

  • レベッカ・ホール(ベス):夫の自殺後、恐怖と謎に立ち向かう主人公。
  • サラ・ゴールドバーグ(クレア):ベスの親友で、彼女を支える現実的な存在。
  • エヴァン・ヨニグケイト(オーウェン):ベスの亡夫、物語の鍵を握る。
  • ステイシー・マーティン(マデリン):オーウェンの過去に関わる謎の女性。
  • ヴォンディ・カーティス=ホール(メル):ベスの隣人で、過去に妻を失った人物。

ほか、デヴィッド・エイブルズ、クリスティーナ・ジャクソンら。

スタッフ

  • 監督:デヴィッド・ブルックナー
  • 脚本:ベン・コリンズ、ルーク・ピョトロフスキー
  • 製作:デヴィッド・S・ゴイヤー、キース・レヴィン、ジョン・ゾイス
  • 音楽:ベン・ラヴェット
  • 撮影:エリシャ・クリスチャン
  • 編集:デヴィッド・マークス
  • 製作会社:サーチライト・ピクチャーズ
  • 配給:サーチライト・ピクチャーズ(米国)、Disney+(日本)

総括

『ナイト・ハウス』は、レベッカ・ホールの圧倒的な演技とデヴィッド・ブルックナーの巧みな演出が光るサイコホラーです。視覚的・心理的な恐怖を通じて、愛と喪失、自己の闇を掘り下げる本作は、観客に深い余韻を残します。ホールの衣装やメイク、髪型は、ベスの内面を繊細に反映し、物語のリアリティを高めています。複雑なプロットは賛否両論ですが、ホラーと人間ドラマの融合を求める観客には必見の作品です。

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劇場映画
なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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