『キラー・イン・ファミリー』は、2018年にアメリカで製作されたスリラー映画。幸せな結婚生活を送るメリッサが、夫の母イヴォンヌを家に迎え入れるが、彼女が狂気の殺人鬼であることに気づく物語を描きます。
監督はダニー・J・ボイルで、リール・ワン・エンターテイメント製作です。Lifetimeチャンネルで放送されたTV映画で、家族内のサイコパスをテーマに緊張感あふれる展開が特徴です。ケリー・サリヴァン、ナナ・ビジター、ブレット・ジマーマン、ヴァイオレット・ヒックス、レクシー・アトキンスらが出演。
基本情報
- 邦題:キラー・イン・ファミリー
- 原題:Killer in-Law
- 公開年:2018年
- 製作国:アメリカ合衆国
- 製作会社:リール・ワン・エンターテイメント
- 上映時間:90分
予告編はこちらから。
見どころ
- 優しい笑顔で家族に近づいてきた祖母によって、幸せな家族が恐怖にさらされる過程に震撼。狂気を露わにする老女を演じるナナ・ヴィジターの迫真の演技。
- ケリー・サリヴァン演じるメリッサはアクセサリー職人の役柄。この作品でも爽やかにニット・ブラウスを着こなしています。
- 女優がたくさん出てくる作品ですが、メリッサと祖母をのぞけばコートニー・リトル(ジェシカ・ブラックモア)が一番長く、ほかの女優の出演時間は短いです。
- シャロン・ストーン似のイボンヌ・ハッチャーソン演じる祖母に対し、メリッサがどう立ち向かうか。
感想
老人サスペンス。この作品を見て、強度の高い老害とサイコパス老人との境界が曖昧になりました。
イボンヌ・ハッチャーソンはベレン・ルエダ似の女優ですが、ドラマの中ではハル・ベリー主演の『キャットウーマン』に出ていた白髪のシャロン・ストーンのようでした。
女優の活躍
『キラー・イン・ファミリー』では、ケリー・サリヴァンが主人公のメリッサ役を演じ、物語の中心を担っています。メリッサは幸せな主婦として登場し、義母の異常さに気づき、家族を守るために奮闘します。サリバンの活躍は、恐怖と決意の感情を細やかに表現し、特にクライマックスの対決シーンで体当たりの演技を披露します。彼女の自然な演技が、観客に現実味を与え、映画の緊張感を高めています。
ナナ・ビジターは義母のイヴォンヌ役を務め、狂気の祖母を熱演します。イヴォンヌは一見穏やかな老婦人ですが、過去の喪失から娘を誘拐しようとするサイコパスです。ビジターの活躍は、穏やかさと狂気の切り替えが絶妙で、殺人シーンでの冷徹な表情が印象的です。彼女のベテランらしい演技が、映画のホラー要素を強化しています。
ヴァイオレット・ヒックスは娘のジョシー役で、幼いながらも重要な役割を果たします。ヒックスの活躍は、無垢な子供の視点から家族の崩壊を描き、観客の感情を揺さぶります。また、ジェシカ・ブラックモアはハリー役、アンドレア・ボーウェンはチェルシー役で、脇を固め、物語の展開を支えます。これらの女優たちは、家族スリラーの定型を活かし、女性の強さと脆弱性を表現します。
女優の衣装・化粧・髪型
ケリー・サリヴァン演じるメリッサの衣装は、主婦らしいカジュアルなスタイルが中心です。日常シーンでは、シンプルなブラウスとジーンズ、またはエプロンを着用し、家庭的な温かさを表します。クライマックスでは動きやすいTシャツとパンツで、アクションの機能性を考慮しています。化粧はナチュラルで、薄いファンデーションとリップが施され、ストレスが増すにつれ乱れが加わります。髪型はロングヘアを緩く結んだスタイルが多く、自然な動きを強調します。
ナナ・ビジター演じるイヴォンヌの衣装は、祖母らしい穏やかなものが基調です。花柄のワンピースやカーディガンを着用し、一見無害に見せますが、狂気が露わになるシーンでは暗い色調の服に変わります。化粧は控えめで、シワを活かした老化メイクが施され、目元の暗い影が狂気を暗示します。髪型はショートカットのパーマヘアで、整った外見がキャラクターの二面性を演出します。
ヴァイオレット・ヒックス演じるジョシーの衣装は、子供らしい可愛らしいものが多く、ピンクのドレスやTシャツを着用します。化粧はほとんどなく、自然な子供の肌を保ちます。髪型はポニーテールやリボン付きで、無垢さを強調します。その他の女優たちの衣装は、日常的なアメリカ郊外のファッションを反映し、物語のリアリティを高めます。これらの要素は、1950年代風のノスタルジックな雰囲気ではなく、現代的なスリラーらしい実用性を優先しています。
あらすじ
メリッサは夫のライアンと8歳の娘ジョシーと幸せに暮らしています。ライアンの母イヴォンヌが家を失い、メリッサは渋々彼女を家に迎え入れます。最初は穏やかに見えたイヴォンヌですが、徐々に異常な行動を取るようになります。イヴォンヌは過去に失った娘の代わりとしてジョシーを狙い、メリッサの友人ハリーを殺害します。
メリッサはイヴォンヌの狂気に気づき、家族を守ろうとしますが、イヴォンヌは巧みに周囲を欺きます。チェルシーがイヴォンヌの過去を調べ、彼女が精神病院から逃げたことを知ります。イヴォンヌはチェルシーをも殺し、メリッサを脅迫します。クライマックスでは、イヴォンヌがジョシーを誘拐しようとし、メリッサとの激しい対決が展開します。
最終的に、メリッサはイヴォンヌを倒し、家族の平和を取り戻します。このあらすじは、家族内の信頼が崩壊する恐怖を描き、意外な展開で観客を引き込みます。イヴォンヌのサイコパス的な執着が、物語の緊張を維持します。
解説
『キラー・イン・ファミリー』は、Lifetimeチャンネルの典型的なスリラー映画で、家族内のサイコパスをテーマにしています。監督のダニー・J・ボイルは、テンポの良い演出で緊張感を保ち、日常の恐怖を強調します。脚本のスティーブン・ロマーノは、定型のプロットを活かし、視聴者の予想を裏切るツイストを加えています。製作はリール・ワン・エンターテインメントで、低予算ながら効果的なサスペンスを実現しています。
映画の分析では、女性の視点が強く、メリッサの母性と強さが描かれます。イヴォンヌのキャラクターは、喪失のトラウマから生まれる狂気を探求し、心理スリラーの要素を加えます。批評では、演技の質が高く評価され、特にナナ・ビジターの狂気演技が際立ちます。一方、プロットの予測しやすさが指摘され、IMDbでは4.8/10の評価です。
公開当時の解説では、TV映画らしいエンターテイメント性が魅力で、家族の絆と裏切りをテーマに社会的なメッセージを込めています。現代の視点から、女性のエンパワーメントを象徴し、ホラー要素が娯楽性を高めます。全体として、本作はスリラー映画の定番として、気軽に楽しめる作品です。
キャスト
- メリッサ:ケリー・サリヴァン
- イヴォンヌ・ハッチャーソン:ナナ・ビジター
- ライアン:ブレット・ジマーマン
- ジョシー:ヴァイオレット・ヒックス
- ハリー:ジェシカ・ブラックモア
- チェルシー:アンドレア・ボーウェン
- トム:ロバート・ベック
- マーティ:ブレンデン・ロバーツ
- ヤング・トム:オニール・モナハン
- 結婚式のゲスト:フィリップ・D・バフォン
スタッフ
- 監督:ダニー・J・ボイル
- 脚本:スティーブン・ロマーノ
- 製作:ケン・サンダース
- 製作:ジル・ラプラント
- 撮影:アンドリュー・ルッソ
- 編集:トッド・ハバード
- 音楽:チャド・レーマン
- 美術:キャシー・トゥルー
- 衣装デザイン:サラ・ホールデン
- 製作総指揮:セバスチャン・ボット




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