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僕の村は戦場だった

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『僕の村は戦場だった』(1962年)はソ連映画で、アンドレイ・タルコフスキーの長編デビュー作で、少年の夢や回想を通じた詩的な表現が特徴です。戦争の残酷さと人間の喪失を描き、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞。第二次世界大戦中のソ連を舞台に、ドイツ軍に家族と故郷を奪われた12歳の少年イワンが、復讐心からソ連軍の斥候として危険な任務に身を投じます。

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基本情報

  • 邦題:僕の村は戦場だった
  • 原題:IVANOVO DETSTVO
  • 公開年:1962年
  • 製作国・地域:ソ連、ロシア
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:ドラマ
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女優の活躍

イヴァーノヴォの子供時代(イワンの幼年期) – 樺の木立のマーシャ

映画『僕の村は戦場だった』では、女優たちの活躍が物語の情感を深めています。まず、ヴァレンチナ・マリャヴィナが演じるマーシャは、看護婦として登場します。彼女はホーリン大尉に惹かれ、戦場での人間的なつながりを象徴します。イワンとは直接の関わりが少ないものの、彼女の存在は戦争の荒廃の中で一時の優しさを表します。マーシャは、ホーリンとガリツェフの間で揺れる感情を表現し、物語にロマンチックな要素を加えています。

次に、イリーナ・タルコフスカヤがイワンの母親役を務めます。主に回想シーンで現れ、戦争前の平和な家族生活を体現します。彼女の優しい言葉や視線が、イワンの失われた無垢を強調します。この役は短い登場ながら、物語の基調となる喪失感を強く印象づけます。イリーナの演技は、母性愛を静かに表現し、観客の心を揺さぶります。

また、エヴゲーニヤ・ジグリエンコがガリツェワ中尉役で出演します。彼女は軍人として任務を遂行し、イワンの偵察活動を支えます。女性軍人の強さを示す役柄で、戦場での現実的な活躍が描かれます。ガリツェワは、イワンを保護しようとする姿勢を見せ、母性的な側面も持っています。これらの女優たちは、男中心の戦争物語に女性の視点を加え、多層的なドラマを生み出しています。

女優たちの演技は、タルコフスキーの演出により詩的に昇華されます。マーシャの孤独な表情や母親の温かな回想は、戦争の非人間性を際立たせます。全体として、彼女たちの活躍は物語の情感を豊かにし、観客に深い余韻を残します。

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女優の衣装・化粧・髪型

本作『僕の村は戦場だった』は白黒映画のため、衣装や化粧はシンプルで現実的なものが中心です。ヴァレンチナ・マリャヴィナ演じるマーシャの衣装は、看護婦の制服が主で、白いエプロンとスカートを着用しています。戦場に適した機能的なデザインで、動きやすさを重視しています。化粧は自然で、ほとんど施されていないように見え、戦争の厳しさを反映します。髪型はショートボブや後ろでまとめたスタイルが多く、ヘルメットや帽子をかぶるシーンもあります。これにより、彼女の若さと脆弱さが強調されます。

イリーナ・タルコフスカヤのイワンの母親役では、回想シーンで民間人の日常着が登場します。シンプルなワンピースやスカーフを巻いたスタイルで、田舎の母親らしい素朴さを表します。化粧は最小限で、ナチュラルな肌と表情が優しさを際立たせます。髪型はロングヘアを緩く結んだものが多く、水辺のシーンで風になびく様子が詩的に描かれます。この外見は、失われた平和を象徴します。

エヴゲーニヤ・ジグリエンコのガリツェワ中尉は、軍服を着用しています。ソ連軍の制服で、ジャケットとスカートが標準的です。化粧は薄く、軍人らしい厳格さを保っています。髪型は短めのボブポニーテールで、任務中の実用性を優先します。これらの要素は、女性が戦場で活躍する現実を強調します。

全体的に、女優たちの外見はタルコフスキーの美学に沿っており、水や森の風景と調和します。衣装の泥汚れや化粧の控えめさが、戦争の残酷さを視覚的に伝えています。

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あらすじ

物語は、第二次世界大戦中のソ連で始まります。12歳の少年イワンは、ドイツ軍に故郷の村を焼き払われ、母親と妹を失います。父親も戦死し、一人になったイワンは復讐心からパルチザンに加わり、やがてソ連軍の斥候として活躍します。小さな体を活かし、敵陣に潜入して情報を集めます。

イワンは夢の中で、平和な過去を回想します。母親と井戸をのぞき込み、星を見るシーンや、妹と川辺で遊ぶ様子が描かれます。現実に戻ると、イワンはガリツェフ中尉の部屋で報告を書き、ホーリン大尉に迎えられます。大尉たちはイワンを幼年学校へ送ろうとしますが、イワンは拒否し、任務を続けます。

総攻撃前の偵察で、イワン、ホーリン、ガリツェフが対岸へ渡ります。イワンは単独で敵陣に侵入し、偵察兵の遺体を埋葬しますが、戻りません。一方、マーシャはホーリンに惹かれ、戦場での人間関係が描かれます。ベルリン陥落後、ガリツェフは収容所でイワンの処刑記録を発見します。

最後に、イワンの回想が再び現れ、無垢な少年時代が木に突き当たるシーンで終わります。このあらすじは、戦争の残酷さと少年の喪失を詩的に描いています。

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解説

本作『僕の村は戦場だった』は、アンドレイ・タルコフスキーの長編デビュー作として、ソ連映画の新時代を告げました。原作はウラジミール・ボゴモーロフの短編「イワン」で、作者自身が脚色に参加しています。戦争映画ながら、戦闘シーンを最小限に抑え、少年の内面世界を重視します。夢と現実の交錯が特徴で、水や森の象徴が繰り返されます。

タルコフスキーは、白樺林や沼の風景を美しく撮影し、戦争の荒廃と対比させます。撮影監督のワジーム・ユーソフの貢献が大きく、モノクロの映像が詩的な雰囲気を生み出します。音楽のヴァチェスラフ・オフチンニコフは、緊張感を高めます。このスタイルは、後のタルコフスキー作品の基盤となりました。

テーマは、戦争による人間性の喪失です。イワンの復讐心は、子供の純粋さを破壊します。女優たちの役割は、母性や愛情を表し、男たちの世界にバランスを与えます。公開当時、アルベルト・モラヴィアの批判に対し、ジャン=ポール・サルトルが擁護しました。日本ではATG配給で上映され、芸術映画として評価されました。

本作の影響は大きく、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞が監督の国際的評価を高めました。今日でも、反戦映画の傑作として語り継がれています。少年の視点から戦争を描く点が、普遍的な共感を呼びます。

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キャスト

  • イワン:ニコライ・ブルリャーエフ
  • ホーリン大尉:ワレンチン・ズブコフ
  • ガリツェフ中尉:エフゲニー・ジャリコフ
  • マーシャ:ヴァレンチナ・マリャヴィナ
  • イワンの母親:イリーナ・タルコフスカヤ
  • ガリツェワ中尉:エヴゲーニヤ・ジグリエンコ
  • グリャズノフ中佐:ニコライ・グリニコ
  • カタソノフ:ステパン・クルイロフ
  • 老人:ドミトリー・ミリュテンコ

スタッフ

  • 監督:アンドレイ・タルコフスキー
  • 原作・脚色:ウラジミール・ボゴモーロフ
  • 脚色:ミハイル・パパワ
  • 撮影:ワジーム・ユーソフ
  • 音楽:ヴァチェスラフ・オフチンニコフ
  • 美術:E. チェルニデフ
  • 編集:リュドミラ・フェイジノーワ
  • 指揮:E. ハチャ
  • 特殊効果:V. セヴォスチャノフ
  • メイクアップ:リュドミラ・バスカコワ

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