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7A号室

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『7A号室』(2024年)は、1968年の名作ホラー映画『ローズマリーの赤ちゃん』の前日譚として製作された作品。ジュリア・ガーナー主演のサイコホラーで、妊娠と女性の犠牲をテーマに描かれています。ニューヨークを舞台に、野心的な若いダンサーであるテリー・ジオノフリノが、怪我と貧困に苦しむ中で謎の老夫婦に助けられ、アパートの7A号室に住むことになります。そこで彼女は、名声への渇望と引き換えに暗い力に巻き込まれていきます。

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基本情報

  • 邦題:7A号室
  • 原題:Apartment 7A
  • 公開年:2024年
  • 製作国・地域:アメリカ、オーストラリア、イギリス
  • 上映時間:104分
  • ジャンル:ホラー、スリラー
7A号室 | 公式予告編 | パラマウントプラス
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女優の活躍

本作の主人公テリー・ジオノフリノを演じるジュリア・ガーナーは、ダンサーとしての野心と絶望を繊細に表現しています。彼女はオーディションシーンやダンスリハーサルで、怪我を抱えながらも必死に奮闘する姿を見せ、観客に強い印象を与えます。特に、足の怪我がキャリアを脅かす中での心理的な葛藤を、表情と身体言語で巧みに伝えています。

ガーナーはこれまでのキャリアで、Netflixの『オザークへようこそ』や『インベンティング・アンナ』で注目を集め、エミー賞を受賞した実力派です。本作では、ホラー要素を加味した役柄に挑戦し、徐々にパラノイアに陥るテリーの変貌を説得力を持って演じています。彼女の演技は、物語の緊張感を高め、観客を引き込む重要な要素となっています。

脇を固めるダイアン・ウィーストは、ミニー・カスタベット役で独特の魅力を発揮します。彼女はベティ・ブープの声優を参考にした台詞回しで、親しげでありながら不気味な老婦人を体現しています。ウィーストのキャリアは長く、アカデミー賞受賞作『ハンナとその姉妹』や『ブロードウェイと銃弾』で知られますが、本作ではホラーでの存在感を再確認させます。

ロージー・マキューアンは、ライバルダンサーのヴェラ・クラーク役で登場します。彼女はテリーの競争相手として、洗練されたダンスと冷徹な視線で緊張を演出します。マキューアンはイギリスの若手女優で、インディペンデント映画での活躍が目立ち、本作で国際的な注目を集めています。

マーリー・シウは、テリーの友人アニー・レオン役を務めます。彼女はテリーの支えとなるキャラクターを温かく演じ、物語に人間味を加えています。シウはスコットランド出身で、テレビシリーズ『アレックス・ライダー』でデビューし、着実にキャリアを築いています。

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女優の衣装・化粧・髪型

ジュリア・ガーナーのテリーは、1960年代のニューヨークを反映した衣装が特徴です。オーディションシーンでは、シンプルなレオタードとタイツを着用し、ダンサーらしい機能性を強調しています。パーティーシーンでは、鮮やかな赤いドレスに網タイツを合わせ、華やかさを演出します。化粧はナチュラルメイクが基調ですが、物語が進むにつれ、疲労や恐怖を表すために淡いファンデーションとダークなアイシャドウが用いられます。髪型はロングヘアをポニーテールやルーズなウェーブにし、ダンスの動きを活かしたスタイルです。

ダイアン・ウィーストのミニー・カスタベットは、派手なプリントのドレスとアクセサリーを多用した衣装で、風変わりな老婦人を表現しています。化粧は厚めのルージュとアイラインで、コミカルながら不気味な印象を与えます。髪型はショートカールで、1960年代の典型的な主婦スタイルを採用しています。これにより、彼女のキャラクターが親しみやすくも怪しい雰囲気を醸し出しています。

ロージー・マキューアンのヴェラは、洗練されたブラウスとスカートを着用し、プロフェッショナルなダンサー像を体現します。化粧はシャープな眉とリップで、自信に満ちた表情を強調します。髪型はストレートのボブで、クールなイメージを保っています。

マーリー・シウのアニーは、カジュアルなセーターとパンツの衣装が多く、友人らしい親しみやすさを表しています。化粧は軽めのチークとマスカラで、自然体を演出します。髪型はミディアムヘアをサイドパートにし、柔らかな印象を与えます。

ティナ・グレンのリリー・ガーデニアは、控えめなワンピースを着用し、隣人らしい日常的なスタイルです。化粧は最小限で、髪型はバンにまとめた実用的なものとなっています。これらの衣装・化粧・髪型は、時代設定とキャラクターの心理を視覚的に支えています。

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あらすじ

1965年のニューヨーク。ダンサーのテリー・ジオノフリノは、ブロードウェイでの成功を夢見て日々オーディションに挑みます。しかし、公演中の事故で足首に重傷を負い、降板を余儀なくされます。手術を受けても足が思うように動かず、彼女は貧困と絶望に陥ります。ある日、路上で倒れたテリーを助けたのは、裕福な老夫婦ミニーとローマン・カスタベットです。彼らはテリーにアパートの空部屋を提供し、親切に世話をします。

アパートの7A号室に住むことになったテリーは、プロデューサーのアラン・マルシャンと出会います。パーティーで酒を飲んだ後、朦朧とした意識の中でアランと関係を持ち、翌朝下着姿で目覚めます。全身に不気味な鬱血跡を発見し、動揺します。隣人のリリー・ガーデニアから足の痛みを治す軟膏を受け取ると、奇跡的に運が向上します。クリスマスパーティーで祝福を受け、妊娠を知りますが、アランには告げられず中絶を検討します。

しかし、テリーは悪魔崇拝の儀式に巻き込まれ、サタンと子を作る体験をします。記憶を失っていましたが、徐々に真相に気づき、恐怖に襲われます。カスタベット夫妻の正体を知り、絶望したテリーは自殺を選びます。この出来事は、『ローズマリーの赤ちゃん』への布石となります。

物語はテリーの野心が暗い力に利用される過程を描き、ホラー要素を交えながら心理的な深みを加えています。ダンスシーンや夢のような幻想が、彼女の内面的な苦しみを視覚化します。

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解説

本作は、アイラ・レヴィンの小説を基にした1968年の『ローズマリーの赤ちゃん』の前日譚として位置づけられます。監督のナタリー・エリカ・ジェームズは、オーストラリア出身で、デビュー作『レリック -遺物-』で注目を集めました。本作では、1960年代のニューヨークを再現し、女性の身体と権利をテーマに現代的な解釈を加えています。特に、妊娠を強制される恐怖は、ポスト・ロー対ウェイド判決後のアメリカ社会を反映しています。

ホラー要素として、ボディホラーとサイコスリラーを融合させています。テリーの妊娠は、悪魔崇拝者たちの陰謀によるもので、彼女の主体性を奪う象徴です。ミュージカル風の夢シーンでセックスを表現する手法は、オリジナルのオマージュでありながら独自の革新です。これにより、観客はテリーの心理状態を没入的に体験します。

キャスティングでは、ジュリア・ガーナーの起用が成功の鍵です。彼女の演技は、テリーの脆弱さと強さをバランスよく描き、物語の説得力を高めています。また、ダイアン・ウィーストとケヴィン・マクナリーの老夫婦役は、親しみと不気味さを兼ね備え、緊張感を維持します。本作は、オリジナルファンへのサービスシーンを散りばめつつ、独立した作品として成立しています。

製作陣には、マイケル・ベイやジョン・クラシンスキーが名を連ね、クオリティの高いホラーを保証します。音楽と撮影も、クラシックな雰囲気を現代的にアップデートし、視覚・聴覚的な恐怖を強調します。全体として、女性の犠牲と野心の代償を問いかける深いメッセージが込められています。

批評では、演技と雰囲気を高く評価する声が多い一方、ペースの遅さと革新性の欠如を指摘する意見もあります。しかし、2024年のホラー映画として、十分なインパクトを与えています。

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キャスト

  • テリー・ジオノフリノ:ジュリア・ガーナー
  • ミニー・カスタベット:ダイアン・ウィースト
  • ローマン・カスタベット:ケヴィン・マクナリー
  • アラン・マルシャン:ジム・スタージェス
  • アニー・レオン:マーリー・シウ
  • リリー・ガーデニア:ティナ・グレン
  • ヴェラ・クラーク:ロージー・マキューアン
  • シスター・クレア:パトリシア・ジョーンズ
  • レオ・ワッツ:アンドリュー・バカン
  • ドクター・サパスティン:パトリック・リスター
  • サタン:ジェームス・スワントン

スタッフ

  • 監督:ナタリー・エリカ・ジェームズ
  • 脚本:ナタリー・エリカ・ジェームズ、クリスチャン・ホワイト、スカイラー・ジェームズ
  • 原作:アイラ・レヴィン
  • 製作:マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、ブラッド・フラー、ジョン・クラシンスキー
  • 製作総指揮:ヴィッキー・ディー・ロック、アレクサ・ギンズバーグ
  • 音楽:アダム・プライス、ピーター・グレッグソン
  • 撮影:アルナウ・ヴァルス・コロメール
  • 編集:アンディ・キャニー
  • 衣装デザイン:ミシェル・クラプトン

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