見上愛は日本の女優・モデル。ワタナベエンターテインメントに所属しています。2019年にデビューし、独特の存在感で注目を集めています。
主な作品には、ドラマ『きれいのくに』、『liar』、『往生際の意味を知れ!』、『光る君へ』、映画『衝動』、『不死身ラヴァーズ』などがあります。演技力が高く評価され、2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』で主演を務める予定です。
プロフィール
- 本名:見上 愛
- 生年月日:2000年10月26日(25歳)
- 出身地:日本国東京都
- 身長:161 cm
- 職業:女優
- ジャンル:TV・映画・CM
- 活動期間:2019年 –
- 事務所:ワタナベエンターテインメント
- 公式サイト:プロフィール
生い立ち・教育
見上愛さんは、東京都杉並区で生まれ育ちました。家族構成は、父親、母親、そして6つ上の兄の4人家族です。名前である「愛」は、父親が高校生の頃に授業中にふと思いついたもので、「みんなに愛を持って接する人物になってほしい」という願いが込められています。小学生の頃の夢は、日本の首相になることだったそうです。幼少期から多様な習い事を経験しており、3歳から18歳までバレエを習っていました。これにより、身体的な表現力の基礎が築かれたと考えられます。また、中学1年生から高校1年生の途中まではハンドボール部に所属し、スポーツを通じて体力とチームワークを養いました。同時期にはバンド活動も行い、ギターとボーカルを担当していました。このような多趣味な経験が、後の芸能活動に活きているようです。
教育面では、中学受験を経て、私立の桐朋女子中学校・高等学校に進学しました。この学校は、お嬢様学校として知られ、教育環境が充実している点が特徴です。見上さんのご実家は経済的に余裕があり、家族全員が同じ系列の学校に通っていたという情報もあります。高校時代は演劇部に所属し、主に裏方の仕事に惹かれ、脚本や演出を手掛けていました。部活動では、寺山修司、別役実、野田秀樹などの作品に挑戦するなど、トガった雰囲気の環境で創作活動に没頭していました。当時は演じる側ではなく、裏方を志向していたそうです。
高校卒業後、日本大学芸術学部演劇学科に進学しました。ここでは、演劇の理論や実践を深く学び、卒業しています。同級生には女優の河合優実さんがおり、親しい交友関係があります。河合さんが出演した映画『AREA』では、見上さんが衣装を担当したエピソードもあります。学生時代は、寝ている姿をよく目撃され、「眠り姫」と呼ばれるほどでした。また、エアウィーヴのマットレスを使用しているそうです。大学時代に、裏方・演出家になるために演技も学ぶべきと考え、ワタナベエンターテインメントのスクールに通い始めました。これがデビューのきっかけとなりました。こうした生い立ちと教育背景が、見上さんの多角的な才能を形成したと言えます。家族の影響も大きく、観劇好きの両親に連れられて中学2年生で舞台を観たことが、演劇への興味の始まりでした。全体として、教育熱心で文化的な家庭環境が、彼女の基盤を支えています。
経歴
見上愛さんの経歴は、2019年のデビューから着実にステップアップしています。大学在学中にワタナベエンターテインメントのスクールに通い、スカウトを受けたことが芸能界入りのきっかけです。2019年8月31日、日本テレビ系『ボイス 110緊急指令室』の第7話でテレビドラマ初出演を果たし、女優デビューしました。同年11月1日には、NHK総合『ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜』第3話に出演しています。
2020年に入り、1月14日から3月17日まで放送されたTBS系『恋はつづくよどこまでも』で、連続ドラマに初めてレギュラー出演しました。高津若菜役を演じ、注目を集め始めました。同年2月19日、フジテレビ系『乃木坂シネマズ〜STORY of 46〜』第5話「結道」に出演し、10月9日には映画『星の子』で映画初出演を果たしました。また、8月7日と9月4日のTBS系『MIU404』第7話・最終話、11月20日から12月25日の日本テレビ系『6 from HIGH&LOW THE WORST』にも出演しています。
2021年は飛躍の年となりました。4月7日から6月9日までMBS系『ガールガンレディ』、4月12日から5月31日までNHK総合『きれいのくに』で主演級の役を務め、特に『きれいのくに』では容姿にコンプレックスを持つ女子高生役で高い評価を得ました。6月11日公開の映画『キャラクター』、10月16日公開の『プリテンダーズ』、12月10日公開の『衝動』では倉悠貴さんとW主演を務め、映画初主演を飾りました。12月17日公開の『偽りのないhappy end』にも出演しています。
2022年はさらに活躍が広がりました。1月9日から3月6日まで中国放送『叫ばないと生きていけない』、2月16日から4月6日までMBS・TBS系『liar』で佐藤大樹さんとW主演し、テレビドラマ初主演となりました。6月14日のTBS系『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』第9話、8月26日公開の映画『異動辞令は音楽隊!』、11月13日から12月18日までWOWOW『両刃の斧』に出演。5月20日のHulu『あなたに聴かせたい歌があるんだ』第3話、9月16日のAmazon Prime Video『モアザンワーズ/More Than Words』にも登場しました。
2023年は3月8日から4月26日までMBS・TBS系『往生際の意味を知れ!』で青木柚さんとW主演、1月27日公開の映画『レジェンド&バタフライ』、7月28日公開の『658km、陽子の旅』、12月14日のNetflix『幽☆遊☆白書』に出演しました。
2024年は1月15日から3月25日まで関西テレビ・フジテレビ系『春になったら』、4月11日から6月20日までフジテレビ系『Re:リベンジ-欲望の果てに-』、6月9日から6月30日までWOWOW『ゲームの名は誘拐』でヒロイン役、6月30日からNHK大河ドラマ『光る君へ』で藤原彰子役を演じ、大河ドラマ初出演を果たしました。3月2日公開の映画『すべての夜を思いだす』、5月10日公開の『不死身ラヴァーズ』で映画単独初主演、8月29日のNetflix『恋愛バトルロワイヤル』でドラマ単独初主演を務めました。10月20日のWOWOW『月刊 松坂桃李』第1話、10月20日から12月22日まで朝日放送テレビ・テレビ朝日系『マイダイアリー』にも出演しています。
2025年以降は、1月13日から3月31日までフジテレビ系『119エマージェンシーコール』、2月5日のNHK BS『正直不動産ミネルヴァ Special』、5月16日公開の映画『かくかくしかじか』、6月6日公開の『国宝』に出演予定です。2026年1月3日のフジテレビ『119エマージェンシーコール2026 YOKOHAMA BLACKOUT』、1月9日公開予定の劇場アニメ『ALL YOU NEED IS KILL』で声優初挑戦にして主演、2026年度前期NHK連続テレビ小説『風、薫る』で一ノ瀬りん役として主演が決定しています。CMやバラエティ、連載なども多岐にわたり、若手実力派として確固たる地位を築いています。
服飾・美容
見上愛さんは、ファッションや美容において独自のスタイルを持っています。雑誌『装苑』でコラムを連載しており、ファッションへの関心が高いことがわかります。例えば、2025年5月30日のInstagram投稿では、平成のギャルファッションに身を包んだ姿を披露し、「うわぁぁぁイケてる」「珍しいファッション」と話題になりました。奇抜なヘアスタイルや、ボブやウルフヘアを好み、ぱつっとしたバングが印象的です。ドラマ『liar』では内巻きのミディアムヘア、映画『プリテンダーズ』ではゆるふわボブを披露しています。
美容面では、CMでアリシアクリニックや花王のエッセンシャル ザ ビューティーに出演し、クリアで自然な肌を活かしたイメージが強いです。ブランドでは、ディオール、プラダ、グッチなどの最旬アイテムを着こなし、『25ans』誌で大河ドラマやNetflix作品のプロモーション時にエレガントな装いを披露しています。ヘアカラーはブルーグレージュなどの落ち着いたトーンを好み、顔型に合わせたワンレングスボブでフェイスラインをカバーする工夫が見られます。全体として、ミステリアスでこなれ感のあるスタイルが特徴で、ファッションを通じて個性を表現しています。私生活では、陶芸やアイスランド旅行がリラックス法ですが、美容ルーティンとしてコーヒーを淹れる習慣があり、祖父母譲りのコーヒーミルを使うなど、日常の美意識が高いです。
私生活
見上愛さんの私生活は、落ち着いたものが多いようです。現在は東京都内で一人暮らしをされており、2025年5月時点で確認されています。家族とは仲が良く、父親が自宅に遊びに来て洗い物を手伝ってくれるエピソードもあります。兄は音響関係の仕事をしており、家族の支えが感じられます。趣味は陶芸で、中高時代の友人宅の釜で焼いてもらうほど本格的です。ボウリングも好きですが、スコアは低いそうです。アイスランドが大好きで、アナザースカイのロケ前に現地入りするほど熱心です。大自然を訪れ、陶芸家になる夢も持っています。
性格はオタク気質で、寺山修司の作品に傾倒しています。役作りでは、役に近い人物に話を聞く方法を取っています。結婚については、独特な観点を持ち、現在は独身です。2025年は「出会いの多い1年」で、「愛」という漢字で総括し、見たことのない景色を多く見たそうです。日常では、二度寝のあと父親セレクトのコーヒーを淹れて目を覚ますルーティンがあります。ベランダで過ごす時間が好きです。交友関係では、河合優実さんや青木柚さんと親しく、ボクらの時代で共演しています。全体として、仕事とプライベートのバランスを大切にし、静かな時間を楽しむ生活を送っています。
出演作品
TV
- ボイス 110緊急指令室 第7話(2019年、日本テレビ) – 高木道夫の娘 役
- ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 第3話(2019年、NHK総合) – アイカ 役
- 恋はつづくよどこまでも(2020年、TBS) – 高津若菜 役
- 乃木坂シネマズ〜STORY of 46〜 第5話「結道」(2020年、フジテレビ) – 篠崎麻耶 役
- MIU404 第7話・最終話(2020年、TBS) – 陣馬澪 役
- 6 from HIGH&LOW THE WORST(2020年、日本テレビ) – 市川真歩 役
- ガールガンレディ(2021年、MBS) – 北本レイ 役
- きれいのくに(2021年、NHK総合) – 凜 役
- 叫ばないと生きていけない(2022年、中国放送) – マナ 役
- liar(2022年、MBS・TBS) – 成田美紗緒 役
- 持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜 第9話(2022年、TBS) – 若かりし頃の沢田陽子 役
- 両刃の斧(2022年、WOWOW) – 柴崎曜子 役
- 往生際の意味を知れ!(2023年、MBS・TBS) – 日下部日和 役
- 春になったら(2024年、関西テレビ・フジテレビ) – 大里美奈子 役
- Re:リベンジ-欲望の果てに-(2024年、フジテレビ) – 木下紗耶 役
- ゲームの名は誘拐(2024年、WOWOW) – 葛城樹理 役
- 光る君へ(2024年、NHK) – 藤原彰子 役
- 月刊 松坂桃李 第1話「横★須★賀 探偵事務所」(2024年、WOWOW) – さや 役
- マイダイアリー(2024年、朝日放送テレビ・テレビ朝日) – 長谷川愛莉 役
- 119エマージェンシーコール(2025年、フジテレビ) – 新島紗良 役
- 正直不動産ミネルヴァ Special(2025年、NHK BS) – 雪野遥香 役
- 風、薫る(2026年、NHK) – 一ノ瀬りん 役
WEBドラマ
- 乃木坂シネマズ〜STORY of 46〜 第5話「結道」(2020年、FOD) – 篠崎麻耶 役
- 箱庭のレミング(2021年、ABEMA) – 白石未映子 役
- あなたに聴かせたい歌があるんだ 第3話(2022年、Hulu) – 中尾あや 役
- モアザンワーズ/More Than Words(2022年、Amazon Prime Video) – 榊みちる 役
- 幽☆遊☆白書(2023年、Netflix) – 雪菜 役
- 恋愛バトルロワイヤル(2024年、Netflix) – 唯千花 役
映画
- 星の子(2020年) – さなえ 役
- キャラクター(2021年) – 山城綾 役
- プリテンダーズ(2021年) – 仙道風子 役
- 衝動(2021年) – アイ 役
- 偽りのないhappy end(2021年) – マイ 役
- 異動辞令は音楽隊!(2022年) – 成瀬法子 役
- レジェンド&バタフライ(2023年) – 生駒吉乃 役
- 658km、陽子の旅(2023年) – 小野田リサ 役
- すべての夜を思いだす(2024年) – 夏 役
- 不死身ラヴァーズ(2024年) – 長谷部りの 役
- かくかくしかじか(2025年) – 北見 役
- 国宝(2025年) – 藤駒 役
劇場アニメ
- ALL YOU NEED IS KILL(2026年) – リタ 役
CM
- JR東日本 「行くぜ、東北。ナチュラルに、いこう。冬の温泉」篇(2021年)
- サントリーフーズ クラフトボス 抹茶ラテ「ピースにいこうぜ」篇(2021年)
- リクルート SUUMO 「引越し見積もり」篇(2021年)
- アリシアクリニック(2021年)
- JRA 「HERO IS COMING.」(2021年)
- 森永製菓 inゼリー 「~大丈夫。その緊張は、本気の証だ。~ 『受験にinゼリー2022』」(2022年)
- 花王 キュキュット クリア除菌(2022年)
- 花王 エッセンシャル ザ ビューティー(2023年)
- アダストリア niko and…(2022年)
- MSD 子宮頸がん疾患啓発キャンペーン『いつかじゃなく、「今」だ。』(2024年)
- 日産自動車 「NISSAN LOVE STORY」(2024年)
- SCREENホールディングス 「輝け、未来。」(2025年)
- マンナンライフ 「蒟蒻畑」(2025年)
- 西武鉄道 「秩父飛なな子の休日」(2025年)
- 朝日新聞社 コーポレートCM「新しい朝をつくれ。」篇(2025年)


レビュー 作品の感想や女優への思い