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コロンビアーナ

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『コロンビアーナ』(2011年)は、リュック・ベッソン製作・脚本、オリヴィエ・メガトン監督によるアクション映画。ゾーイ・サルダナ演じるカトレアが、両親を殺した麻薬組織に復讐する女殺し屋の物語。スピーディーなアクションと感情的なドラマが魅力のアメリカ・フランス合作作品。

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基本情報

  • 邦題:コロンビアーナ
  • 原題:Colombiana
  • 公開年:2011年
  • 製作国:米国、仏国
  • 上映時間:108分
  • ジャンル:アクション
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あらすじ

1992年、コロンビアのボゴタ。9歳の少女カトレア(アマンドラ・ステンバーグ)は、マフィアの幹部である父ファビオと母を、麻薬組織のボス、ドン・ルイス(ボキーム・ウッドバイン)の手下マルコ(ジョルディ・モリャ)に惨殺される。カトレアは父の遺言に従い、情報をアメリカ大使館に提供して渡米。シカゴに住む叔父エミリオ(クリフ・カーティス)に身を寄せる。殺し屋になりたいと願うカトレアだが、エミリオは教育の重要性を説き、彼女を学校に通わせる。

15年後、成長したカトレア(ゾーイ・サルダナ)は、叔父のもとで訓練を積み、凄腕の暗殺者となる。復讐の標的であるドン・ルイスを追い詰めるため、彼女は殺しの現場にカトレアの花を残し、敵を挑発。偽名「ジェニファー」を使い、画家ダニー(マイケル・ヴァルタン)と恋愛関係を築くが、彼女の正体は秘密だ。しかし、ダニーがカトレアの寝姿の写真を友人に送ったことで、警察に正体が露見。FBIやCIA、さらにはマフィアからも追われる身となる。叔父夫妻が敵に殺されたことで、カトレアの怒りと復讐心はさらに燃え上がり、壮絶な戦いが始まる。最終的に、彼女はドン・ルイスとマルコを倒し、復讐を果たすが、心の傷と孤独は癒えないまま新たな道を歩む。

解説

『コロンビアーナ』は、リュック・ベッソンらしい女性主人公を軸にしたアクション映画で、『ニキータ』(1990年)や『レオン』(1994年)に連なる系譜に位置づけられる。当初は『レオン』の少女マチルダの続編として企画されたが、独立した物語として完成した。ベッソンの脚本は、復讐という普遍的なテーマに、女性の強さと脆さを融合させ、アクションと感情的なドラマのバランスを取っている。監督のオリヴィエ・メガトンは、『トランスポーター3 アンリミテッド』(2008年)で培ったスピーディーな演出を活かし、銃撃戦や格闘シーンを迫力満点に描く。特に、ゾーイ・サルダナの身体能力を最大限に引き出したアクションは、軽やかかつダイナミックで、観客を引き込む。

物語は、復讐の連鎖がもたらす悲劇と、カトレアの内面的な葛藤に焦点を当てる。彼女は強靭な殺し屋として振る舞う一方、家族を失ったトラウマや恋人ダニーへの感情に揺れる人間的な一面も描かれ、単なるアクション映画を超えた深みがある。ただし、ストーリーはやや定型的で、ベッソン作品特有の過激な展開や派手なアクションが、物語のリアリティを損なうとの批判もある。興行的には、4000万ドルの製作費に対し全世界で6340万ドルの興行収入を記録したが、批評家からの評価は賛否両論だった。それでも、ゾーイ・サルダナの魅力とアクションシーンの完成度が高く評価され、カルト的な人気を持つ作品となっている。

女優の活躍

主演のゾーイ・サルダナは、『アバター』(2009年)で世界的な注目を集めた後、本作でアクション女優としての地位を確立した。カトレア役では、しなやかな身体能力と感情表現の両方を駆使し、復讐に燃えるヒロインの強さと脆さを体現。銃撃戦や格闘シーンでは、スタントを多く自分でこなし、軽やかな動きと力強い攻撃を見せる。特に、冒頭の子供時代から成長したカトレアへの変貌は、彼女の演技力で説得力を持たせている。ゾーイは本作以降、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)や『アベンジャーズ』シリーズでガモーラ役を演じ、アクション女優としてのキャリアをさらに広げた。

子役のアマンドラ・ステンバーグも、9歳のカトレア役で圧倒的な存在感を示す。特に、冒頭のボゴタでの逃亡シーンは、アマンドラの機敏な動きと感情的な演技が際立ち、物語の緊張感を高めている。彼女は後に『ハンガー・ゲーム』(2012年)でルー役を演じ、注目の若手女優として活躍している。

女優の衣装・化粧・髪型

ゾーイ・サルダナ演じるカトレアの衣装は、彼女の暗殺者としての機能性と美しさを強調するデザインが特徴的だ。主に黒を基調としたタイトなトップスやレザージャケット、パンツスタイルが多く、動きやすさとスタイリッシュさを兼ね備えている。特に、暗殺任務時の黒いキャットスーツは、彼女のしなやかな体型を際立たせ、黒豹のようなミステリアスな魅力を演出。普段のシーンでは、カジュアルなタンクトップやジーンズで自然体な姿を見せ、恋人ダニーとの場面では柔らかい色合いのドレスで女性らしさを強調。化粧はナチュラルメイクが中心で、任務時にはダークなアイラインやリップで鋭い印象を加えている。髪型は、任務中はタイトなポニーテールやアップスタイルで機能性を優先し、プライベートではルーズなウェーブヘアでリラックスした雰囲気を演出。全体的に、彼女の強さと女性らしさの両方を表現するスタイルが貫かれている。

アマンドラ・ステンバーグの子供時代のカトレアは、シンプルなTシャツとショートパンツで、コロンビアの街を疾走するアクティブな姿が印象的。無造作なショートヘアとノーメイクで、幼いながらも強い意志を感じさせる。

キャスト

  • ゾーイ・サルダナ(カトレア・レストレポ):復讐に燃える女殺し屋。アクションと感情表現で魅了。
  • アマンドラ・ステンバーグ(9歳のカトレア):幼少期の主人公。逃亡シーンで存在感を発揮。
  • ジョルディ・モリャ(マルコ):ドン・ルイスの手下でカトレアの両親を殺した男。
  • レニー・ジェームズ(ジェームズ・ロス):カトレアを追うFBI捜査官。
  • マイケル・ヴァルタン(ダニー・デラネイ):カトレアの恋人で画家。
  • クリフ・カーティス(エミリオ・レストレポ):カトレアの叔父で指導者。
  • ボキーム・ウッドバイン(ドン・ルイス):カトレアの復讐の標的である麻薬組織のボス。

ほかに、カラム・ブルー、グレアム・マクタヴィッシュ、シンシア・アダイ=ロビンソンら。

スタッフ

  • 監督:オリヴィエ・メガトン(『トランスポーター3 アンリミテッド』『96時間 リベンジ』)
  • 製作・脚本:リュック・ベッソン(『レオン』『ニキータ』)
  • 脚本:ロバート・マーク・ケイメン
  • 音楽:ナサニエル・メカリー
  • 撮影:ロマン・ラカプ
  • 編集:カミーユ・デラマー
  • 製作会社:EuropaCorp、TF1 Films Production、Grive Productions

総括

『コロンビアーナ』は、ゾーイ・サルダナの魅力とリュック・ベッソンのアクション美学が融合した作品。カトレアの復讐劇は、感情的なドラマと迫力あるアクションで観客を引き込む。衣装や演出は彼女の強さと美しさを際立たせ、物語に深みを与えている。賛否両論あるものの、アクション映画のファンには見逃せない一作。

レビュー 作品の感想や女優への思い

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