コートニー・コックス(Courteney Cox)は米国の女優、プロデューサー。『フレンズ』のモニカ役で世界的に有名。『クーガータウン』でも活躍し、エミー賞にノミネート。実業家としても成功。
プロフィール
- 名前:コートニー・コックス(Courteney Cox)
- 本名:コートニー・バス・コックス(Courteney Bass Cox)
- 別名義:コートニー・コックス・アークエット(Courtney Cox Arquette)
- 生年月日:1964年6月15日(61歳)
- 出生地:米国アラバマ州バーミングハム
- 職業:女優
- 活動期間:1984年〜
- 配偶者:デヴィッド・アークエット(1999年〜2013年)
- SNSサイト:Instagram
生い立ち・教育
コートニー・コックスは、1964年6月15日にアメリカのアラバマ州バーミングハムで生まれました。父親のリチャード・ルイス・コックスは実業家、母親のコートニー・バセットは主婦で、4人きょうだいの末っ子として育ちました。幼少期はアラバマ州マウンテンブルックで過ごし、裕福な家庭環境の中で活発な子供時代を送りました。両親は彼女が10歳の時に離婚し、母親の再婚相手であるハンター・コープランドの姓を一時期名乗ったこともあります。
高校はマウンテンブルック高校に通い、チアリーダーやテニス部に所属するなど、社交的で活動的な学生でした。学業面でも優秀で、特に建築やデザインに興味を持っていました。高校卒業後、ワシントンD.C.のマウントバーノン大学に進学し、建築学を専攻しましたが、女優としてのキャリアを追求するため1年で中退。この決断が、彼女の後の成功への第一歩となりました。
経歴
コートニーの女優としてのキャリアは、1980年代初頭にニューヨークでモデルとして活動を始めたことからスタートしました。最初の大きな仕事は、1984年のブルース・スプリングスティーンの「Dancing in the Dark」のミュージックビデオで、ステージに引き上げられる観客役として出演したこと。これが彼女のスクリーンデビューとなり、注目を集めました。
その後、1985年にテレビドラマ『Misfits of Science』でレギュラーキャストとして出演し、女優としての基盤を築きました。1987年から1989年にかけては、人気シットコム『ファミリータイズ』でマイケル・J・フォックスの恋人役を演じ、知名度を上げました。しかし、彼女のキャリアを決定づけたのは、1994年に始まったNBCのシットコム『フレンズ』です。モニカ・ゲラー役で10年間にわたり出演し、世界的なスターとなりました。この役柄は、几帳面で料理好き、競争心の強いキャラクターとして視聴者に愛され、コートニーの自然体な演技とコメディセンスが高く評価されました。
『フレンズ』終了後、彼女は映画やテレビで多様な役に挑戦。1996年以降のホラー映画『スクリーム』シリーズでは、ゲイル・ウェザース役で新たなファン層を獲得し、ホラー映画のアイコンとしての地位を確立しました。2009年から2015年には、自身が主演兼製作総指揮を務めた『クーガータウン』で中年女性の恋愛と友情を描き、エミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、プロデューサーとしても才能を発揮しました。
近年は、テレビドラマ『Shining Vale』(2022年)や『スクリーム』シリーズの続編(2022年、2023年)に出演するなど、精力的に活動を続けています。また、彼女はプロダクション会社Coquette Productionsを共同設立し、コンテンツ制作にも深く関わっています。
私生活
コートニー・コックスの私生活は、メディアの注目を集めることが多い一方で、彼女自身は比較的プライバシーを守る姿勢を貫いています。1999年に、同じく『スクリーム』で共演した俳優デヴィッド・アークエットと結婚。2004年に娘のココ・ライリー・アークエットを出産しました。夫妻は共同でプロダクション会社を運営するなど、パートナーシップを築いていましたが、2010年に別居を発表し、2013年に正式に離婚しました。しかし、離婚後も友好的な関係を維持し、共同で娘の養育や仕事に取り組んでいます。
2013年以降、コートニーはミュージシャンのジョニー・マクデイド(スノウ・パトロールのメンバー)と交際を開始。2014年に婚約を発表しましたが、後に婚約を解消しつつも交際は継続しています。彼女は家族や友人との時間を大切にし、特に娘のココとの関係を重視していることで知られています。
また、コートニーは健康やウェルネスにも関心が高く、ヨガやピラティスを日常的に実践。慈善活動にも積極的で、乳がん研究や子供の福祉を支援する団体に寄付を行うなど、社会貢献にも力を入れています。
出演作品
以下は、コートニー・コックスの代表的な出演作品の一部です。
TV
- ファミリータイズ(1987-1989年):ローレン・ミラー役
- フレンズ(1994-2004年):モニカ・ゲラー役。10シーズン236話にわたり出演し、彼女の代表作。
- クーガータウン(2009-2015年):ジュールズ・コブ役。主演兼製作総指揮。
- Shining Vale(2022年):パトリシア・フェルプス役。ホラーコメディドラマ。
映画
- スクリーム(1996年、1997年、2000年、2011年、2022年、2023年):ゲイル・ウェザース役。ホラー映画の人気シリーズ。
- エース・ベンチュラ/ペット探偵(1994年):メリッサ役。ジム・キャリーと共演。
- 3000 Miles to Graceland(2001年):シンディ役。
- The Longest Yard(2005年):レナ役。
その他
- ブルース・スプリングスティーン「Dancing in the Dark」(1984年):MV出演。
セックス・アンド・ザ・シティ(2000年):ゲスト出演。
コートニーは、シットコムからホラー、ドラマまで幅広いジャンルで活躍し、役柄ごとに異なる魅力を発揮してきました。特に『フレンズ』と『スクリーム』での演技は、彼女のキャリアを象徴するものとして今なお多くのファンに愛されています。
まとめ
コートニー・コックスは、『フレンズ』のモニカ役で世界的な成功を収めただけでなく、映画やテレビ制作でも多才な才能を発揮してきました。彼女のキャリアは、努力と情熱に支えられ、プライベートでも家族や友人との絆を大切にする姿勢が多くの人々に共感を与えています。これからも彼女の新たな挑戦と活躍が期待されます。
レビュー 作品の感想や女優への思い