エマ・ストーン(Emily Stone)は米国の女優。『ラ・ラ・ランド』(2016年)でアカデミー主演女優賞を受賞し、『バードマン』(2014年)や『クルエラ』(2021年)で高い評価。コメディからドラマまで幅広い演技で知られ、チャーミングな個性で人気を得てきました。
プロフィール
- 名前:エマ・ストーン(Emma Stone)
- 本名:エミリー・ジーン・ストーン(Emily Jean Stone)
- 生年月日:1988年11月6日(36歳)
- 出生地:米国アリゾナ州スコッツデール
- 国籍:米国
- 身長:168 cm
- 職業:女優・映画プロデューサー
- ジャンル:映画・TV・舞台
- 活動期間:2004年〜現在
- 配偶者:デイヴ・マッカリー(2020年〜)
生い立ち・教育
エマ・ストーン(本名:エミリー・ジーン・ストーン)は、1988年11月6日、米国アリゾナ州スコッツデールで生まれました。父親ジェフリーは建設会社のCEO、母親クリスティは専業主婦で、弟スペンサーとともに中流階級の家庭で育ちました。幼少期から演技に興味を示し、11歳で地元の劇団「Valley Youth Theatre」で舞台デビュー。『オズの魔法使い』のドロシー役などで早くから才能を発揮しました。カトリック系のザビエル大学予備校に短期間通いましたが、演技への情熱を優先し、15歳で高校を中退。母親とともにロサンゼルスに移り、ホームスクーリングで学業を続けました。演技のキャリアを追求するため、家族のサポートを受けながらオーディションに挑戦。趣味は料理と読書で、チャームポイントのハスキーボイスは幼少期の疝痛による声帯結節が原因とされています。宗教はルター派で、温かくユーモラスな性格が友人や共演者から愛されています。
経歴
エマ・ストーンのキャリアは、2004年にVH1のリアリティ番組『In Search of the New Partridge Family』で端役を獲得したことから始まります。この番組で注目され、2005年に『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』でテレビデビュー。2007年のコメディ映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』でヒロインのジュールズ役を演じ、映画界での初の成功を収めました。2008年の『ハウス・バニー』や2009年の『ゾンビランド』でコメディエンヌとしての才能を開花させ、特に『ゾンビランド』ではタフでウィットに富んだウィチタ役が好評でした。
2010年の『小悪魔はなぜモテる?!』で主演を務め、ゴールデングローブ賞にノミネート。この作品で彼女の自然体で愛らしい演技が広く認知されました。2011年の『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』では公民権運動時代のジャーナリスト役でドラマチックな演技を披露し、批評家から称賛。2014年の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』では薬物依存症の娘役を演じ、アカデミー助演女優賞にノミネート。2016年のミュージカル『ラ・ラ・ランド』でミア役を演じ、歌とダンスを披露しながら感情豊かな演技でアカデミー主演女優賞を受賞。この作品は世界的なヒットとなり、彼女のキャリアの頂点となりました。
2018年の『女王陛下のお気に入り』ではサラ・チャーチル役で再びアカデミー助演女優賞にノミネートされ、歴史劇でも実力を証明。2021年の『クルエラ』ではディズニーのヴィラン、クルエラ・ド・ヴィルを演じ、スタイリッシュで大胆な演技が話題に。2023年にはヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』で奇抜な役柄に挑戦し、ゴールデングローブ賞を受賞、2度目のアカデミー主演女優賞にノミネートされました。舞台にも挑戦し、2010年にブロードウェイの『キャバレー』でサリー・ボウルズ役を演じ、好評を博しました。彼女は現在、トップ女優の一人として、ユニバーサル・ピクチャーズやA24など大手スタジオと契約し、プロデューサーとしても活動しています。
私生活
エマ・ストーンの私生活は、プライバシーを重視する姿勢から詳細が限られています。2010年に『アメイジング・スパイダーマン』(公開は2012年)で共演したアンドリュー・ガーフィールドと交際し、2011年から2015年まで約4年間の関係が話題に。破局後も良好な関係を維持しています。2017年に『サタデー・ナイト・ライブ』のライター、デイヴ・マッカリーと交際を開始。2019年に婚約を発表し、2020年に極秘で結婚。2021年3月に長女ルイーズ・ジーン・マッカリーを出産しました。家族との時間を大切にし、ロサンゼルスとニューヨークを行き来する生活を送っています。
彼女はメンタルヘルス問題への関心が高く、不安障害を公表。2010年代からセラピーや瞑想を通じて対処し、チャリティ活動を通じてメンタルヘルス支援を行うChild Mind Instituteをサポートしています。インスタグラムなどのSNSは公式アカウントを持たず、プライベートを公にしない姿勢を貫いています。熱愛説はガーフィールド以外に目立ったものはなく、整形疑惑も度々囁かれますが、彼女は「自然な顔」と否定。推定資産は4000万ドルで、映画出演料やエンドースメント契約が主な収入源です。政治的にはリベラル派で、女性の権利や環境問題を支持しています。
出演作品
エマ・ストーンの出演作品は、コメディ、ドラマ、ミュージカル、歴史劇まで多岐にわたります。以下は主要な作品の一部です。
映画
- スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年):ヒロイン・ジュールズ役で映画デビュー。
- ゾンビランド(2009年):ウィチタ役。コメディホラーでブレイク。
- 小悪魔はなぜモテる?!(2010年):主演オリーヴ役。ゴールデングローブ賞ノミネート。
- ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年):スキーター役。公民権運動を描く感動作。
- アメイジング・スパイダーマン(2012年、2014年):グウェン・ステイシー役。大作アクションで知名度向上。
- バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年):サム役。アカデミー助演女優賞ノミネート。
- ラ・ラ・ランド(2016年):ミア役。アカデミー主演女優賞受賞。
- バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年):ビリー・ジーン・キング役。実話ベースのスポーツドラマ。
- 女王陛下のお気に入り(2018年):サラ・チャーチル役。アカデミー助演女優賞ノミネート。
- クルエラ(2021年):クルエラ・ド・ヴィル役。ディズニーのヴィランをスタイリッシュに演じる。
- 哀れなるものたち(2023年):ベラ役。ゴールデングローブ賞受賞、アカデミー主演女優賞ノミネート。
TV
- ミディアム 霊能者アリソン・デュボア(2005年):ゲスト出演。TVデビュー。
- サタデー・ナイト・ライブ(2010年、2011年、2019年):ホストとして複数回出演。
- マニアック(2018年、Netflix):アニー役。SFドラマでジョナ・ヒルと共演。
舞台
- キャバレー(2014年、ブロードウェイ):サリー・ボウルズ役。ミュージカルで好評。
総括
エマ・ストーンは、コメディからドラマ、ミュージカルまで幅広いジャンルで輝くアメリカを代表する女優です。『ラ・ラ・ランド』でのアカデミー賞受賞や『哀れなるものたち』での挑戦的な演技で、批評家と観客を魅了。プライベートでは母親として家庭を大切にし、メンタルヘルス支援にも尽力。今後も彼女の多才な活躍が期待されます。
レビュー 作品の感想や女優への思い