ジーア 悲劇のスーパーモデル

この記事のうち「見どころ」には若干の誇張表現があります。

誰より美しく、誰より孤独なスーパーモデル、ジア・キャランジの光と影を描いたドラマ。

『ジーア 悲劇のスーパーモデル』は、初代スーパーモデルの一人、ジア・キャランジの生涯を描いた1998年米国の伝記ドラマ・TV映画。主演はジーア役のアンジェリーナ・ジョリーとウィルヘルミナ・クーパー役のフェイ・ダナウェイ、そしてメルセデス・リュールとエリザベス・ミッチェル。監督はマイケル・クリストファー、脚本はクリストファーとジェイ・マキナニー。オリジナル音楽はテレンス・ブランチャードが作曲。この映画は1998年1月31日にHBOで初公開されました。

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ジーア 悲劇のスーパーモデル

  • 邦題:ジーア 悲劇のスーパーモデル
  • 原題:GIA
  • 公開年:1998年
  • 製作国:米国
  • 上映時間:126分

予告編はこちら。

見どころ

1970年代後半に世界のファッション界に君臨したスーパーモデル、ジア・キャランジの悲劇的な人生を映画化。主演を務めたアンジェリーナ・ジョリーの演技が高評価。

あらすじ

雑誌の表紙を飾るスーパーモデルのジアは美しく、お金と名声に恵まれたライフスタイルを体現していました。しかし、カメラの裏側では不安におののく少女のまま。名声があっても求める幸せは手に入らないと気づいたときから、麻薬に手を染めるようになり…。

ファム・ファタル

ジア(アンジェリーナ・ジョリー演)

冒頭はジアのメイク場面。アンジェリーナ・ジョリーのメイク顔をドアップで拝めます。

作品をとおして、田舎から出てきた反骨女子のイメージなのでセクシーさに欠けますが、若い頃のアンジェリーナ、眼力があってかっこいい。

28分頃にレズビアン役のエリザベス・ミッチェルとレズプレイをするヌード場面。女性は着てなんぼというおっさんになり果てたナムとしては、アンジェリーナ・ジョリーの乳房が見えてもあまりときめきませんでした(^^)

アンジェリーナの場面で一番セクシーだと思った衣装は肩がざっくり開いた赤のドレスとハイヒールで髪の毛を結った姿。

着物女性をイメージした 撮影場面で白目を向けとも言われ白目を向いてるのもまあ、ちょっとセクシー。映画のセリフにも出てきましたが、、逝っちゃってる顔になります。

口紅も赤く、他方で顔面から胸部にかけて白粉のように真っ白に塗っていて対照的だし、ド派手です(撮影中にバイクの後ろに乗って郊外へ行く場面、バイクを運転してる男性がロバート・デニーロ に見えて仕方がありません…調べてみたらハーレー・バイカー役のチャック・ジトーという俳優だそうな)。

なお、 11歳のジアを演じたのはミラ・クニス。辛うじて広告写真で見たことがあるのは『ステイ・フレンズ』。

ウィルヘルミナ・クーパー(フェイ・ダナウェイ演)

この映画でもっとも美熟女でセクシーに感じたキャラクターは、モデルエージェントの仕事をするウィルヘルミナ・クーパーで、フェイ・ダナウェイが演じています。

ウィルヘルミナは40歳の若さで肺がんのためこの世を去る設定で、演じたフェイ・ダナウェイは当時なんと56歳。

感想

映画『ジーア 悲劇のスーパーモデル』』は、ファッション業界、70年代後半から80年代前半の退廃的な生活、感動的なラブストーリー、ドラッグとエイズに関する悲しい物語。

主演のアンジェリーナ・ジョリーはとてもリアルにジアを表現し、エリザベス・ミッチェルが演じたジアの恋人リンダも素晴らしく、彼女はとても内省的で思慮深く、成熟している女性。

トリビア

  • アンジェリーナ・ジョリーは当初、ジア・キャランジ役を拒否していました。リサーチをはじめた当初、20/20のインタビューでジアがジャンキーのように中毒的な話し方をしているのを見て、ジョリーは彼女を嫌いました。しかしその後、この役に深く身を投じた彼女は「ジアとデートしたい。彼女の恋人になりたい」と話しました。
  • アンジェリーナは、彼女が演じたジアについてこう語っています。「彼女が自由でありのままの自分でいるとき、彼女は信じられないほど素晴らしい。それが彼女の物語の悲劇。神様、彼女には麻薬は必要なかった。彼女が麻薬だったんだ」。
  • 映画の冒頭でアンジェリーナとTJがタトゥー・パーラーに入るとき、アンジェリーナの兄ジェームズ・ヘイヴンが壁に寄りかかっているのが一瞬見えます。
  • アンジェリーナは、薬物中毒のレズビアンを演じることの激しさがあまりに極端だったため、次回作ではあえて「普通の」異性愛者の役を探しました。それが、マイク・ニューウェル監督の『Pushing Tin』。
  • 2014年8月、Mr.Skinは 「The Top 150 Greatest Celebrity Nude Scenes of All Time 」の3位にこの映画のアンジェリーナのヌードを選びました。
  • アンジェリーナは、エリザベス・ミッチェルとのヌード場面は気にならなかったと話しています。彼女はレズビアンではありませんが、ときどき女性に魅力を感じることがあるそうです。「女性と寝るのはどんな感じだったの?”ってみんなに聞かれるわ。彼女は美しかった。何が問題なの?」
  • 1:46:00のあたりで、T.J.がエイズと診断されたジアを病院から連れて帰るようキャスリーンを説得しているとき、PAシステムから 「Dr. Blair, Dr. Blair… 」と呼びかける女性の声が聞こえます。ジェイ・ハミルトン博士、ジェイ・ハミルトン博士”。この音声は、1988年のQueensrÿcheのアルバム “Operation: Mindcrime”から。
  • エリザベス・ミッチェルの演じるリンダは、実在のメイクアップアーティスト(そしてジアのかつての恋人)サンディ・リンターの偽名。
  • フェイ・ダナウェイはウィルヘルミナ・クーパーを演じていたとき56歳でしたが、肺がんのため40歳で他界した。
  • ポルノ女優ジア・パロマは、この映画へのオマージュとして、ポルノ女優のペンネームのファーストネームを名乗りました。

解説

トップ・ファッション・モデルのジア・マリー・キャランジが、17歳で父親の経営するダイナーで働く反抗期から、1986年に26歳でエイズで亡くなるまでの人生を、事実に基づいて描いています。 その間、彼女は薬物乱用と人間関係の失敗という下降線をたどりました。 薬物中毒と母親による情緒不安定が、彼女のキャリア、ひいては人生を早すぎる転落へと導いていきます。

キャスト

登場人物 出演者
ジア・カランジ(ジーア) アンジェリーナ・ジョリー
リンダ エリザベス・ミッチェル
T.J. エリック・マイケル・コール
ステファニー – モデル カイリー・トラヴィス
ジョー・カランジ ルイス・ジャンバルボ
ブルース・クーパー ジョン・コンシダイン
マイク・マンスフィールド スコット・コーエン
フランチェスコ エドモンド・ジェネスト
キャサリン・カランジ メルセデス・リュール
ヴィルヘルミナ・クーパー フェイ・ダナウェイ
緊急救命室看護師 ホリー・ベイカー
ディスコ・ドアマン トニー ジョー・バジーレ
ヒスパニック・スタイリスト リック・バタラ
フード2号 ロンバルド・ボヤール
フード3号(別名義) ジュリアン・ドゥルセ・ビーダ
シューティング・ギャラリーのジャンキー ブライアン・ドノバン
クリス・フォン・ヴァーゲンハイム アレクサンダー・エンバーグ
金髪フィラデルフィア・モデル ヴィレット・ファーゲルホルム
ドイツ人メイクアップ・アーティスト グイド・フェールヴァイサー
フィラデルフィア・フォトグラファー スコット・ゲンキンガー
ビバリー – モデル ジュディ・ジレット
ジアの弟ジョーイ ジョニー・グリーン
ウィンター – モデル シー・シー・ミカエラ
ブッカー1号 メレニー・ハンフリー
T.V.インタビュアー ティム・ハッチンソン
ヴォーグ・アシスタント1号 ミシェル・ジョナス
ジア – 11歳 ミラ・クニス
路地のドラッグディーラー スティーブ・ラーソン
ブッカー3号 ドリンダ・ラルミア
葬儀の女性 シェルビー・レヴェリントン
赤いドレスのデザイナー アリソン・マッキー
エイズ病棟の医師 ノーマン・メリル
ヴォーグ編集者 トリシア・オニール
フランチェスコ・スタイリスト1号 サム・パンケーキ
グループセラピーの少女 アディナ・ポーター
リハビリのセラピスト ジョーン・プリングル
赤いドレスのカメラマン マイケル・E・ロジャース
エイミー – モデル ホリー・サンプソン
ヴォーグ・アシスタント2号 ポール・サンドマン
ジョン・カサブランカス アントニー・サンドバル
警察官 ジョン=クレイ・スコット
ファッションショー・マネージャー フィリップ・サイモン
ジェニー – モデル アレクシス・スマート
ジアの兄マイケル ニック・スパノ
リサ – リムジンのモデル リサ・ストサード
ブッカー2号 ジェイソン・スチュアート
パティ – モデル サマンサ・トーレス
エレベーターの男 ニック・トス
フランチェスコ・スタイリスト2号 ジェニー・ヴォーン
ドイツ人カメラマン トーステン・ヴォーグス
サンソム通りの若い男 ジェームズ・ヘイブン
メタドンクリニックの看護師 リン・ワンラス
ウィルヘルミナの受付嬢 オードリー・ヴァシレフスキー
ディスコの長髪の男 リチャード・クリスチャン・ウィーンカー
ハーレーのバイカー チャック・ジトー
路地2番のドラッグディーラー ジェフ・J・キャンベル
クラブの客 カルロス・カンポス
クラブのパトロン ルイス・カンポス
リムジンの運転手 アダム・カレラ
スーパーモデル レベッカ・チェイニー
パパラッチ セバスチャン・フェルドマン
ファッションデザイナー カーミ・グリーン
イタリア人美容師 アレクサンドラ・ポーリー
ダイナーのパトロン マイケル・サターフィールド
麻薬中毒者 エリック・シーバー
ルアン ジル・シャープ

スタッフ

担当 担当者
衣装デザイン ロバート・タートゥリーチェ
衣装監督 デヴィッド・バックリー
追加衣装 NY第2班 リン・モーリーン・カーティス
衣装主任 テス・インマン
ドレッサー アンジェリーナ ソニー・メリット
追加衣装 フラン・マーフィー
セット衣装 ジュディス・ショー
追加衣装 アンドリュー・スライダー
ヘアスタイル助手 ステイシー・K・ブラック
追加メイクアップ NY ジェーン・チョイ
追加メイクアップ ジャッキー・ドビー
メイクアップ ジェイミー・ケルマン
ヘアスタイル ティモシー・ラスケイド
ヘアスタイル主任 バーバラ・ロレンツ
ヘアスタイル主任 アンジェリーナ エマニュエル・ミラー
メイクアップ助手 エイミー・シュミーデラー
メイクアップ主任 アンジェリーナ ジャニーン・シュレイヤー
メイクアップ主任 ネーナ・スマルツ
メイクアップ デビッド・サイナー

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