少女時代(Girls’ Generation)は2007年にSMエンターテインメントからデビューした韓国の女性アイドルグループ。9人組でスタートし、現在は8人。ヒット曲「Gee」や「MR.TAXI」でK-POPブームを牽引。歌唱力とダンスで世界的に人気を集めるレジェンド・グループ。
プロフィール
- グループ名:少女時代
- 別名:SNSD
- 出身地:韓国ソウル特別市
- ジャンル:K-POP、J-POP、ティーン・ポップ、バブルガム・ポップ、EDM
- 活動期間:2007年 – 2017年 、2022年~
- レーベル:SM Entertainment、EMI Records / UMJ、インタースコープ・レコード、ポリドール・レコード
- 事務所:SM Entertainment、ストリームメディアコーポレーション
- 共同作業者:少女時代-テティソ、少女時代-Oh! GG
- 公式サイト:少女時代 Official Website
- メンバー:テヨン、サニー、ヒョヨン、ユリ、ユナ、ティファニー、スヨン、ソヒョン
- 旧メンバー:ジェシカ
結成
少女時代は、韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメントにより、2007年に結成されました。元々は「スーパーガールズ」という仮名称でプロジェクトが始まり、同事務所の人気男性グループ「SUPER JUNIOR」の女性版として構想されました。厳しいオーディションを経て、テヨン、ジェシカ、サニー、ティファニー、ヒョヨン、ユynosuke、ユリ、スヨン、ユナ、ソヒョンの9人が選ばれました。グループ名の「少女時代」には「少女たちの時代が来た」という意味が込められ、ファンクラブ名「S♡NE(ソウォン)」や公式カラー「パステル・ローズ・ピンク」もこのコンセプトを反映しています。メンバーは2~7年にわたる練習生期間を経て、2007年8月5日にシングル「また巡り逢えた世界(Into the New World)」でデビュー。約5万枚を売り上げ、瞬く間に注目を集めました。
展開
少女時代の展開は、韓国国内だけでなく、アジアや世界へと広がりました。2009年のミニアルバム「Gee」は、KBSの音楽番組「Music Bank」で9週連続1位という記録を樹立し、韓国でのガールズグループブームを牽引。キャッチーなメロディと美脚を活かしたダンスが話題となり、アジア各国で人気を博しました。2010年には日本デビューを果たし、シングル「GENIE」がオリコンランキング4位を記録。初の日本ショーケースライブでは22,000人を動員し、日本でも大きな話題に。続く「MR.TAXI」や「The Boys」もヒットし、2011年にはNHK紅白歌合戦に出場するなど、国際的な成功を収めました。
2012年にはテヨン、ティファニー、ソヒョンによるユニット「少女時代-テティソ」が結成され、多様な音楽スタイルを展開。2014年、ジェシカが自身のファッションブランド設立を理由に脱退し、8人体制に変更。この時期はメンバー個々の活動も増え、ユナやスヨンは女優業、テヨンはソロ歌手として活躍しました。しかし、2017年にティファニー、スヨン、ソヒョンがSMエンターテインメントとの契約を更新せず、グループは事実上の活動休止状態に。残った5人(テヨン、サニー、ヒョヨン、ユリ、ユナ)は新ユニット「少女時代-Oh!GG」を結成し、2018年にシングル「Lil’ Touch」をリリースしました。
少女時代は、アジアツアー「SMTOWN LIVE」や日本での単独公演など、国際的な舞台で活躍。台湾、タイ、シンガポールなどでチャート1位を獲得し、K-POPのグローバル化に貢献しました。彼女たちのダンスは高いシンクロ率と中毒性のある振付が特徴で、「Gee」のV字フォーメーションや「MR.TAXI」のハンドルダンスは多くのファンが真似するほどの人気でした。
近況
2022年、少女時代はデビュー15周年を記念して7thフルアルバム「FOREVER 1」をリリースし、5年ぶりの完全体カムバックを果たしました。このアルバムは、鮮やかなビジュアルと洗練されたパフォーマンスで再び注目を集め、ファンを喜ばせました。9月には記念コンサートも開催され、変わらぬ人気を証明。メンバー個々の活躍も顕著で、ユナは映画『EXIT』やドラマ『暴君のシェフ』で主演を務め、青龍映画賞を受賞。スヨンはドラマやモデル業、YouTuberとして活動し、俳優チョン・ギョンホとの長年の交際も話題に。ソヒョンはドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』や映画『聖なる夜』で女優として評価を高め、2025年にはLEADエンターテインメントと専属契約を結びました。テヨンはソロアーティストとしてアジアツアーを成功させ、ヒョヨンはダンススキルを活かし「GOT the beat」に参加。ティファニーはアメリカでソロ活動を行い、サニーとヒョヨンはバラエティ番組やイベントで活躍しています。
2025年現在、少女時代はグループとしての活動は限定的ですが、メンバーのSNSやインタビューでは再結成への意欲が見られ、ファンは今後のカムバックを期待しています。ユナの誕生日ライブ「YOONA’s MINI ROOM」や、ヒョヨン、ティファニー、サニーのアメリカでの再会イベントなど、メンバー間の絆は健在。個人活動では、女優業やソロ音楽、バラエティなどで各々が輝き、K-POPのレジェンドとしての影響力は衰えていません。
少女時代の魅力は、個々の高いスキルとチームワークにあります。テヨンの圧倒的な歌唱力、ユナのセンターとしての存在感、ヒョヨンのダンススキルなど、メンバーの個性がグループの多様性を生み出し、長期間の活躍を支えています。また、ファンとの深いつながりも特徴で、S♡NEとの交流はSNSを通じて活発に行われています。今後も、少女時代はK-POP界の象徴として、個人活動や再結成の可能性で注目を集めるでしょう。
まとめ
少女時代は2007年のデビュー以来、K-POPの歴史を築いたレジェンドグループです。9人から8人へ、そして一部メンバーの事務所移籍を経ても、その影響力は不変。2022年のカムバックや各メンバーの多岐にわたる活躍は、彼女たちの進化と魅力を示しています。今後のグループ活動や個々のプロジェクトにも期待が高まります。
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