ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)は米国の女優。『ウィンターズ・ボーン』で注目を集め、『ハンガー・ゲーム』シリーズで世界的に有名に。アカデミー賞主演女優賞(『世界にひとつのプレイブック』)を受賞した実力派。自然体な演技と親しみやすい人柄で人気。
プロフィール
- 名前:ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)
- フルネーム:ジェニファー・シュレイダー・ローレンス(Jennifer Shrader Lawrence)
- 生年月日:1990年8月15日(35歳)
- 出生地:アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル
- 身長:175cm
- 職業:女優
- 活動期間:2006年〜
- 配偶者:クック・マロニー(2019年〜)
生い立ち・教育
ジェニファー・シュレイダー・ローレンス(Jennifer Shrader Lawrence)は、1990年8月15日にアメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル近郊のインディアナポリスで生まれました。父親のゲイリー・ローレンスは建設会社を経営し、母親のカレン・ローレンスはサマーキャンプの管理人を務めていました。彼女には二人の兄、ベンジャミンとブレインがおり、男兄弟の中で育ったことで活発でボーイッシュな性格が形成されました。幼少期から演技に興味を示し、教会の劇や学校のミュージカルに参加していました。
14歳の時、家族でニューヨークへ旅行中、街中でスカウトされ、モデルや俳優のオーディションを受けるようになります。両親は当初、演技の道を進むことに慎重でしたが、彼女の強い意志に押され、活動を許可しました。ローレンスはケンタッキー州の高校に通っていましたが、演技の仕事が増えるにつれ、ホームスクーリングに切り替え、16歳で高校を卒業しました。正式な演技教育は受けていませんが、現場での経験を重視するスタイルでキャリアを築いています。
経歴
2006年、TV番組『Monk』や『Medium』にゲスト出演し、キャリアをスタートさせました。2007年から2009年まで、シットコム『The Bill Engvall Show』でレギュラー出演。これが本格的なデビュー作となりました。2010年、インディペンデント映画『ウィンターズ・ボーン』で貧困家庭の少女を演じ、批評家から絶賛され、アカデミー賞主演女優賞にノミネート(当時20歳)。この作品で一気に注目を集めました。
2011年、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』でミスティーク役を演じ、アクション女優としても評価されます。2012年、『ハンガー・ゲーム』のカットニス・エヴァディーン役で主演。以降、シリーズ4作品(2012-2015年)で世界的なスターに。同時期、『世界にひとつのプレイブック』(2012年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞(史上2番目の若さ)。『アメリカン・ハッスル』(2013年)、『ジョイ』(2015年)でも同賞にノミネートされ、デヴィッド・O・ラッセル監督とのコラボレーションが続きました。
2014年、『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』、2015年『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』でシリーズ完結。2016年、『パッセンジャー』でクリス・プラットと共演。SF大作『X-MEN』シリーズも『X-MEN:アポカリプス』(2016年)、『ダーク・フェニックス』(2019年)まで継続。2018年、スピンオフ『レッド・スパロー』でスパイ役に挑戦。2021年、Netflix映画『ドント・ルック・アップ』でコメディに回帰。2023年、コメディ『ノー・ハード・フィーリングス』でプロデューサーも兼任し、R指定コメディとしてヒット。2025年には『The Wives』など新作が控えています。
私生活
ローレンスはケンタッキー訛りを残す自然体な性格で知られ、ハリウッドスターらしからぬ親しみやすさが人気です。2014年、プライベート写真流出事件に遭い、被害者として声を上げ、プライバシー侵害に抗議しました。環境保護や女性の権利を支持し、自身の財団「Jennifer Lawrence Foundation」を設立。教育や医療支援に寄付しています。
恋愛では、2011年から『X-MEN』共演のニコラス・ホルトと交際(2014年破局)。2016年、ダーレン・アロノフスキー監督と交際(2017年破局)。2018年、アートギャラリー主任のクック・マロニーと交際開始。2019年10月、ロードアイランドで結婚。現在はニューヨークとロサンゼルスを拠点に生活。2022年2月、第一子(男児)サイを出産。出産後しばらく休養し、2023年に仕事復帰しました。
出演作品
映画
| 年 | 題名 | 役名 |
|---|---|---|
| TBA | Frank Sinatra’s biopic Movie | エヴァ・ガードナー |
| 2025 | Die, My Love | Grace |
| 2024 | Zurawski v Texas | N/A |
| 2023 | Bread and Roses | N/A |
| 2023 | マディのおしごと 恋の手ほどき始めます | マディ・バーカー |
| 2022 | その道の向こうに | リンジー |
| 2021 | ドント・ルック・アップ | ケイト・ディビアスキー |
| 2019 | X-MEN ダーク・フェニックス | レイヴン・ダークホルム / ミスティーク |
| 2018 | レッド・スパロー | ドミニカ・エゴロワ |
| 2017 | マザー! | 母親 |
| 2016 | X-MEN:アポカリプス | レイヴン・ダークホルム / ミスティーク |
| 2016 | パッセンジャー | オーロラ・レーン |
| 2015 | ディオールと私 | 本人 |
| 2015 | ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション | カットニス・エヴァディーン |
| 2015 | ジョイ | ジョイ・マンガーノ |
| 2014 | X-MEN:フューチャー&パスト | レイヴン・ダークホルム / ミスティーク |
| 2014 | セリーナ 炎の女 | セリーナ・ペンバートン |
| 2014 | ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス | カットニス・エヴァディーン |
| 2013 | 悪魔の秘め事 | 若かりし頃のゾーイ |
| 2013 | ハンガー・ゲーム2 | カットニス・エヴァディーン |
| 2013 | アメリカン・ハッスル | ロザリン・ローゼンフェルド |
| 2012 | ハンガー・ゲーム | カットニス・エヴァディーン |
| 2012 | 世界にひとつのプレイブック | ティファニー・マクスウェル |
| 2012 | ボディ・ハント | エリッサ・キャシディ |
| 2011 | 今日、キミに会えたら | サム |
| 2011 | それでも、愛してる | ノラ |
| 2011 | X-MEN:ファースト・ジェネレーション | レイヴン・ダークホルム / ミスティーク |
| 2010 | ウィンターズ・ボーン | リー・ドリー |
| 2008 | Garden Party | ティファニー“ティフ” |
| 2008 | あの日、欲望の大地で | マリアーナ |
| 2008 | 早熟のアイオワ | アグネス |
TV
| 年 | 題名 | 役名 |
|---|---|---|
| 2017 | ジミー・キンメル・ライブ! | 本人(ホスト) |
| 2013 | サタデー・ナイト・ライブ | 本人(ホスト) |
| 2007-2009 | The Bill Engvall Show | Lauren Pearson |
| 2007, 2008 | ミディアム 霊能者アリソン・デュボア | クレア・チェイス |
| 2007 | コールドケース 迷宮事件簿 | アビー・ブラッドフォード |
| 2006 | 名探偵モンク | マスコットの着ぐるみ |




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