チョ・ユリ(조유리)は韓国の歌手・女優。Mnet「アイドル学校」「PRODUCE 48」を経て、IZ*ONEのメインボーカルとして2018年にデビュー。2021年にソロデビューし、シングル「GLASSY」をリリース。2022年より女優活動を開始し、「ミミクス」「オジンオゲーム2」などに出演し、注目を集める。
プロフィール
- 名前:チョ・ユリ
- 本名:조유리
- 愛称:チョグリ、ユル
- 生年月日:2001年10月22日(23歳)
- 出身地:韓国釜山広域市
- 血液型:AB
- 身長:162cm
- SNSサイト:YouTube・X・Facebook・TikTok
活動
- ジャンル:K-POP
- 所属グループ:IZ*ONE(2018年~2021年)
- 活動期間:2017年~現在
- 事務所:WAKEONE
- レーベル:Stone Music、Entertainment、GENIE MUSIC
- 公式サイト:WAKEONE
各種表記
- ハングル:조유리
- 漢字:曺柔理
- 発音:チョ・ユリ
- ローマ字:Jo:Yuri
生い立ち・教育
チョ・ユリは2001年10月22日、韓国の釜山広域市で生まれ育ちました。幼少期から音楽に強い関心を示し、特にピアノを専攻していたことで知られています。彼女は中学校在学中に合唱団に参加し、そこで本格的に歌手になる夢を抱くようになりました。この時期、音楽を通じて自己表現することに喜びを見出し、将来の目標を明確にしていきました。高校では文峴女子高等学校に進学しましたが、アイドルとしてのキャリアを追求するため、後に中退しています。高校在学中には演劇部に所属し、演技にも興味を持ち始めました。この経験が、後の女優活動の基盤となったと考えられます。彼女はJYPエンターテインメントの公開オーディション(13期)に参加した経歴もありますが、予選を通過することはできませんでした。学業よりも芸能活動を優先する決断を下し、厳しい環境の中でも夢を追い続ける強い意志を持っていたことがうかがえます。
経歴
アイドル学校(2017年)
チョ・ユリの芸能界での第一歩は、2017年に放送されたMnetのオーディション番組「アイドル学校」への参加でした。この番組では一般人として出場し、初期のボーカル評価で37位、ダンス評価で38位と振るわなかったものの、番組を通じて成長する姿を見せました。特に最終ステージ「幻想の中のその人」ではメインボーカルを務め、注目を集めました。しかし、最終順位15位でfromis_9のデビューメンバーには選ばれず、脱落。番組終了後、彼女はすぐに釜山に帰郷しましたが、この経験を糧にさらなる挑戦を決意しました。
PRODUCE 48とIZ*ONE(2018年~2021年)
「アイドル学校」の後、チョ・ユリはストーンミュージックエンターテインメントに練習生として入社し、約9か月の訓練を経て、2018年のMnet「PRODUCE 48」に参加しました。この番組では、彼女のボーカル力が大きく評価され、特に「君に届け」のレコーディングで披露したパワフルなアドリブが作曲家やトレーナーから称賛されました。最終順位3位でデビュー組に選ばれ、2018年10月29日にIZ*ONEのメインボーカルとしてデビュー。IZ*ONEでは「Violeta」「FIESTA」などのタイトル曲や、「O Sole Mio」「OPEN YOUR EYES」などの収録曲で印象的なボーカル・パフォーマンスを披露し、「IZ*ONEのメインボーカル」として広く認知されました。また、日本語教育を受けたことで、日本での活動でも流暢な日本語を披露し、ファンから愛されました。2021年4月29日にIZ*ONEの活動が終了するまで、グループの中心メンバーとして活躍しました。
ソロ活動(2021年~)
IZ*ONE解散後、チョ・ユリはソロアーティストとしてのキャリアをスタート。2021年9月にはイ・ソクフンとのコラボ曲「秋の箱」をリリースし、同年10月7日にシングルアルバム「GLASSY」でソロデビューを果たしました。このアルバムは新人賞のノミネートを複数獲得するなど、高い評価を受けました。2022年6月には初のミニアルバム「Op.22 Y-Waltz : in Major」をリリースし、タイトル曲「Love Shhh!」がSBS MTV「THE SHOW」で1位を獲得。続いて同年10月に「Op.22 Y-Waltz : in Minor」を発表し、ソロアーティストとしての地位を確立しました。
女優活動(2022年~)
2022年、チョ・ユリはウェブ・ドラマ「ミミクス」の主演オ・ロシ役で女優デビュー。アイドルを目指す高校生を演じ、自身の経験を活かしたリアルな演技が好評を博しました。2024年にはNetflixの世界的ヒット作「オジンオゲーム2」に222番参加者ジュンヒ役で出演。妊娠中のキャラクターを演じ、冷徹さと母性を両立させた演技で視聴者から高い評価を受け、「4世代を代表する演技ドル(アイドル出身の俳優)」として注目されています。現在、映画「バラエティ」への出演も検討中です。
私生活
チョ・ユリは私生活に関する情報は控えめに公開していますが、几帳面で感情豊かな性格で知られています。IZ*ONE時代、メンバーたちから「映画を見ると最も涙を流すメンバー」と評されるなど、感受性が強い一面が明かされています。彼女は視力が良く、小さな文字も容易に読み取れることで知られ、ファンとの交流ではその鋭い観察力を発揮。釜山出身らしく、地元の名物である豚骨スープ(豚国飯)をファンに推薦するなど、地域愛も垣間見えます。また、ピアノやギター、ドラムなどの楽器演奏が得意で、特にピアノは幼少期から学んだ特技です。日本語が堪能で、IZ*ONEの日本活動ではメンバーの中でも優れた日本語力を発揮しました。彼女のニックネーム「ハムジユル(ハムスターのようなユリ)」は、愛らしい外見と活発な性格を反映しています。ファンとのコミュニケーションでは、インスタライブなどで親しみやすい姿を見せ、幼馴染とのエピソードや学校での思い出を語ることもあります。
出演作品
音楽活動
IZ*ONE(2018年~2021年)
- アルバム:「COLOR*IZ」「HEART*IZ」「BLOOM*IZ」「Oneiric Diary」など
- 代表曲:「La Vie en Rose」「Violeta」「FIESTA」
- プロジェクトユニット:IZ4648(AKB48「必然性」参加)
ソロ活動
- シングルアルバム:「GLASSY」(2021年10月)
- ミニアルバム:「Op.22 Y-Waltz : in Major」(2022年6月)、「Op.22 Y-Waltz : in Minor」(2022年10月)
- コラボレーション:「秋の箱」(イ・ソクフンと、2021年9月)
TVドラマ
- ミミクス(2022年、ウェブドラマ、プレイリスト) – オ・ロシ役(主演)。アイドルを目指す高校生を描いた青春ドラマで、チョ・ユリの初の演技挑戦。自身のアイドル経験を活かし、リアルな演技で視聴者を魅了。
- 酒飲み都市の女たち2(2022年、ティビング) – ゲスト出演。短い出演ながら、安定した演技で存在感を示した。
- オジンオゲーム2(2024年、Netflix) – ジュンヒ(222番)役。妊娠中の参加者を演じ、複雑な感情を表現。視聴者や批評家から「演技ドルとしての可能性を見せた」と高評価。
バラエティ・ラジオ
- KBSクールFM「ムン・ヒジュンのミュージックショー」(2018年)
- KBSクールFM「悪童ミュージシャン イ・スヒョンの音量を上げて」(2018年)
- Mnet「PRODUCE 48」(2018年、3位)
- Mnet「アイドル学校」(2017年、15位)
- KCON:TACT「K-FOOD KITCHEN AVATAR」(2020年、ユーチューブ) – 審査員役
その他
- 2017 MAMA(2017年、アイドル学校1班として「PICK ME」公演)
- 2018 FNS歌謡祭(日本、IZ4648として出演)
まとめ
チョ・ユリは、音楽と演技の両方で才能を発揮するマルチエンターテイナーです。釜山での幼少期から音楽に親しみ、「アイドル学校」や「PRODUCE 48」を経てIZ*ONEとして成功を収めました。ソロデビュー後は「GLASSY」や「Love Shhh!」でアーティストとしての魅力を発揮し、女優としては「ミミクス」「オジンオゲーム2」で高い評価を得ています。私生活では親しみやすい性格と強い地域愛を持ち、ファンとの交流を大切にしています。今後も彼女の多才な活躍に期待が集まります。
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