本田真凜(ほんだ まりん)は、日本の女優、元フィギュアスケート選手、プロスケーター。2001年8月21日生まれ、京都府出身。2016年世界ジュニア選手権優勝。2023年に競技引退後、俳優としてデビュー。映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』で木下有紗役を務める。明治大学卒業。
プロフィール
- 生年月日:2001年8月21日(23歳)
- 出生地:日本国京都府京都市伏見区
- 親族:本田太一(兄)、本田望結(妹)、本田紗来(妹)
- 身長:163cm
- 出身校:明治大学
- 所属事務所:ヒーローズマネジメント株式会社
- SNSサイト:YouTube
生い立ち・教育
本田真凜は、2001年8月21日に京都府京都市伏見区で生まれました。5人兄弟の次女(3番目)で、兄の太一、姉の真帆、妹の望結と紗来がいます。太一、望結、紗来もフィギュアスケーターとして活躍し、特に望結と紗来は女優としても活動しています。血液型はA型です。
2歳でスケートを始め、幼少期からフィギュアスケートに親しみました。その他、アイスホッケー、水泳、体操、テニス、ピアノ、絵画教室など、多岐にわたる習い事を経験し、幅広い才能を育みました。この多才な環境が、彼女の表現力や身体能力の基礎を築いたと言えるでしょう。
教育面では、関西大学中学校に通い、同校のアイスリンクで練習を積みました。その後、明治大学に進学し、2023年に卒業。大学在学中もフィギュアスケートの競技を続け、学業とスポーツを両立させました。明治大学では、フィギュアスケート部に所属し、2006年オリンピック金メダリストの荒川静香を目標に掲げていました。
経歴
本田真凜は、フィギュアスケート選手として早くから注目を集めました。2015年ジュニアグランプリファイナルで3位、2016年には世界ジュニア選手権で金メダルを獲得し、ジュニア時代に世界記録(フリースケーティング)を樹立するなど、華々しい成績を収めました。2016-17シーズンには日本ジュニア選手権で3位に入り、シニアデビューを果たしました。
シニア転向後も、2017年世界ジュニア選手権で銀メダルを獲得するなど活躍しましたが、怪我やプレッシャーによる苦悩も経験。2020-21シーズンのISUグランプリシリーズは新型コロナウイルスの影響で非公認大会となり、ポイント獲得の機会が制限される中、彼女は地道に競技を続けました。
2023年の全日本選手権を最後に競技から引退し、プロフィギュアスケーターに転向。プロ転向後は、アイスショーやテレビ番組でのパフォーマンスを通じて、表現力を活かした活動を展開しました。2023年3月には、日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」でスウェーデンの凍った海面で特製スケートリンクを披露し、特別版ショートプログラム「The Giving」を演じました。
フィギュアスケート以外でも、フィールドキャスターとして番組に出演するなど、多方面で活躍。2025年6月12日には、Instagramで映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』への出演を発表し、俳優デビューを果たすことが話題となりました。この映画では、橋本環奈や眞栄田郷敦と共演し、木下有紗役を演じます。
私生活
本田真凜の私生活は、家族との絆やフィギュアスケートを通じた人間関係に支えられています。5人兄弟の中でも、特に妹の望結と紗来とは、姉妹公式YouTubeチャンネルを開設するなど、仲の良さが注目されています。望結と紗来もフィギュアスケーター兼女優として活動し、3姉妹の共演や交流はファンに愛されています。
また、本田はフィギュアスケート選手の宇野昌磨と交際しており、2023年に公開された2人の仲睦まじいショットが話題となりました。宇野との関係は、互いの競技生活を支え合うパートナーシップとして、ファンから温かく見守られています。
本田はSNSを通じて、ファッションや日常生活の一コマを公開し、親しみやすい一面を見せています。例えば、2025年に公開した“お腹チラ見せ”スタイルや、妹の紗来との水着姿の写真が「スタイル抜群」と話題に。また、兄の太一との“カップル風ハグ”ショットも、仲の良い家族関係を象徴するものとして反響を呼びました。
引退前には、過度なメディアの注目による葛藤を告白。ジュニア時代に世界選手権を制したことで「どんな時もカメラが…辛いな」と感じた時期もあったと語りましたが、現在は「幸せです」と前向きな心境を明かしています。浅田真央への引退報告や、彼女からかけられた言葉も、競技生活の大きな支えとなりました。
出演作品
本田真凜の俳優としてのキャリアは、2025年に始まりました。主な出演作品は以下の通りです。
カラダ探し THE LAST NIGHT(2025年9月5日公開予定)
役名は木下有紗。本田の俳優デビュー作で、橋本環奈主演のホラー映画。真夜中の遊園地を舞台に、バラバラになった体を探す「カラダ探し」に挑む高校生たちの物語。本田は、美人で明るくクラスの中心にいる木下有紗役を演じます。幼い頃から大切にしてきた「表現」を新たなフィールドで挑戦できたことや、緊張感ある撮影現場での一体感を「幸せだった」と振り返っています。主題歌はStray Kidsの「Parade」。
ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年)
役名はメロディ(エミリー・アリン・リンドの日本語吹き替え)。声優としての出演。ハリウッド映画の日本語版で、キャラクターの声を担当し、演技の幅を広げました。
また、テレビ番組では、以下の作品に出演し、フィギュアスケート以外の表現活動も行っています。
本田真凜 涙の奥に~夢追う軌跡に密着1265日~(2017年12月31日、関西テレビ)
フィギュアスケート選手としての彼女の軌跡を追ったドキュメンタリー。競技への情熱や葛藤が描かれました。
世界の果てまでイッテQ!(2023年3月5日、日本テレビ)
スウェーデンの凍った海面でスケートパフォーマンスを披露。プロスケーターとしての表現力が光りました。
ガーナミルクチョコレート CM「真っ赤って、ときめき。本田真凜スケート」篇(2017年10月29日~)
スケートをテーマにしたCMで、彼女の華やかな演技が印象的でした。
総括
本田真凜は、フィギュアスケート選手として世界的な成功を収めた後、プロスケーターとして新たな挑戦を続け、2025年には俳優としてデビューを果たしました。幼少期からの多才な経験と家族の支えが、彼女の豊かな表現力を育み、フィギュアスケートから演技の世界へと自然に橋渡しをしました。私生活では、家族やパートナーとの温かな関係が彼女の原動力となっており、SNSを通じてファンと積極的に交流しています。映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』を皮切りに、俳優としての今後の活躍が期待されます。
レビュー 作品の感想や女優への思い