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ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密

「見どころ」にPR表現を含みます。

『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』は2017年の米国映画。ウィリアム・モールトン・マーストン博士がワンダーウーマンを生み出す過程と、彼と妻エリザベス、恋人オリーブのポリアモリー関係を描く伝記ドラマ。監督はアンジェラ・ロビンソン。レベッカ・ホールとベラ・ヒースコート際立つ活躍。

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基本情報

  • 邦題:ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密
  • 原題:Professor Marston & the Wonder Women
  • 公開年:2017年
  • 製作国:米国
  • 上映時間:108分
  • 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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あらすじ

1928年、ハーバード大学で心理学を教えるウィリアム・モールトン・マーストン(ルーク・エヴァンス)と妻エリザベス(レベッカ・ホール)は、優秀な学生オリーブ・バーン(ベラ・ヒースコート)を研究助手として迎えます。嘘発見器の研究を進める中、ウィリアムとエリザベスはオリーブに惹かれ、3人はポリアモリーの関係を築きます。しかし、このスキャンダラスな関係が大学に知られ、3人は追放されます。共同生活を始めた彼らは、ウィリアムのフェミニズムと心理学の理論を反映したコミックヒーロー「ワンダーウーマン」を創造。1940年代、ワンダーウーマンは大ヒットしますが、保守的な社会の批判と検閲に直面します。物語は、1945年のマーストンの審問を軸に、彼らの愛と葛藤、創造の裏側を回想形式で描きます。

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解説

本作は、DCコミックスのアイコン「ワンダーウーマン」の誕生秘話を、ウィリアム・モールトン・マーストンの人生と彼の特異な恋愛関係を通じて描いた伝記ドラマです。マーストンは嘘発見器の発明者としても知られ、彼の心理学理論(DISC理論)やフェミニズムの信念が、ワンダーウーマンのキャラクターに大きく影響を与えました。本作は、単なる伝記にとどまらず、ポリアモリーという当時タブーとされた関係性を丁寧に描写し、愛と自由、創造性をテーマにしています。監督のアンジェラ・ロビンソンは、3人の複雑な感情と社会の抑圧を繊細に表現し、批評家から高い評価を受けました(Rotten Tomatoesで86%)。特に、ワンダーウーマンの象徴である「真実の投げ縄」や銀の腕輪が、3人の関係性やマーストンの研究とどう結びつくかが巧みに描かれています。一方で、史実との相違点が一部で指摘されており、マーストン家の一部子孫は映画の描写に異議を唱えています。それでも、3人のキャストの演技力と、時代背景を反映した美術・衣装が作品の魅力を高めています。日本では劇場公開されず、2018年にDVD発売されました。

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女優の活躍

本作では、レベッカ・ホール(エリザベス・マーストン役)とベラ・ヒースコート(オリーブ・バーン役)が特に際立つ活躍を見せています。レベッカ・ホールは、知的で自立したエリザベスを力強く演じ、彼女の感情の揺れや葛藤を繊細に表現しました。エリザベスは夫ウィリアムのパートナーとして研究に貢献する一方、オリーブとの関係に葛藤しつつも愛を深めていく複雑な役どころです。ホールは、その鋭い知性と感情の機微を見事に体現し、批評家から「感情の深さが作品の核」と称賛されました。

一方、ベラ・ヒースコートはオリーブの純粋さと大胆さをバランスよく演じ、ワンダーウーマンのインスピレーション源としての存在感を発揮。彼女の柔らかな魅力と、物語が進むにつれて強さを増す姿が印象的です。特に、オリーブがコスチュームをまとい、ワンダーウーマンの原型となるシーンは、視覚的にも物語的にも強いインパクトを与えました。両女優の化学反応は、ポリアモリーの関係性をリアルに描き出し、作品の感情的な軸を支えています。コニー・ブリットンも、児童保護団体の理事ジョゼット・フランク役で重要な役割を果たし、時代背景を浮き彫りにしました。

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女優の衣装・化粧・髪型

本作の衣装、化粧、髪型は1920年代から1940年代の時代背景を反映しつつ、キャラクターの個性とワンダーウーマンの創造過程を象徴しています。以下に詳細を述べます。

エリザベス・マーストン(レベッカ・ホール)

レベッカ・ホールが演じるエリザベスの衣装は、知的な心理学者としての彼女の立場を強調。1920年代のシーンでは、ウールやツイードのテーラードスーツ、ハイウエストのスカート、ブラウスが中心で、落ち着いた色調(グレー、ネイビー)が多用されています。これらは彼女の自立心とプロフェッショナルな姿勢を表現。化粧は控えめで、ナチュラルな肌に薄い口紅と軽いアイラインが施され、知的な印象を強調。髪型は、ショートボブまたは緩やかなウェーブで、時代に即した洗練されたスタイルです。物語後半では、より家庭的なドレスも登場し、彼女の内面的な変化を反映しています。

オリーブ・バーン(ベラ・ヒースコート)

オリーブの衣装は、若々しさと進化する自己表現を象徴。初期の学生時代は、柔らかな色(クリームやパステル)のドレスやカーディガンで、純粋で愛らしい雰囲気を演出。物語が進むと、ワンダーウーマンの原型となるコスチューム(星柄のコルセット、ブーツ、銀の腕輪)が登場し、彼女の大胆な一面を強調します。このコスチュームは、緊縛文化やフェティシズムに影響を受けたマーストンのアイデアを反映。化粧は、初期はほぼスッピンに近いナチュラルメイクで、瞳を強調するマスカラが特徴。後半では、赤い口紅やチークが加わり、自信を増す姿を表現。髪型は、ゆるやかなカールやアップスタイルで、女性らしさと力強さを両立させています。特に、ワンダーウーマンのコスチュームを着るシーンでは、髪を高く結い上げ、後光のような演出で神聖な雰囲気を醸し出します。

ジョゼット・フランク(コニー・ブリットン)

ジョゼットは1940年代の保守的な価値観を体現し、衣装はダークカラーのフォーマルなドレスやスーツが中心。化粧は厳格な印象を与える濃いめの眉と控えめな口紅。髪型はタイトなアップスタイルで、彼女の権威的な立場を強調しています。

小括

衣装デザイナーのドナ・マロニーは、時代感とキャラクターの心理を巧みに融合。オリーブの銀の腕輪は、ワンダーウーマンの象徴として重要な役割を果たし、彼女のコスチュームが物語のクライマックスで登場することで、視覚的なインパクトを与えました。

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キャスト

  • ルーク・エヴァンス:ウィリアム・モールトン・マーストン役
  • レベッカ・ホール:エリザベス・マーストン役
  • ベラ・ヒースコート:オリーブ・バーン役
  • コニー・ブリットン:ジョゼット・フランク役
  • JJ・フィールド:シャルル・ギエット役
  • オリヴァー・プラット:M・C・ゲインズ役

スタッフ

  • 監督・脚本:アンジェラ・ロビンソン
  • 製作:テリー・レナード、エイミー・レッドフォード
  • 製作総指揮:アンドレア・スパーリング、ジル・ソロウェイ
  • 撮影:ブライス・フォートナー
  • 美術:カール・スプレイグ
  • 衣装:ドナ・マロニー
  • 編集:ジェフリー・M・ワーナー
  • 音楽:トム・ハウ

総評

『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』は、ワンダーウーマンの誕生秘話を、愛と創造、社会的抑圧の視点から描いた意欲作です。レベッカ・ホールとベラ・ヒースコートの演技は、感情の複雑さとキャラクターの成長を見事に表現し、物語に深みを与えています。衣装や美術は時代背景を忠実に再現しつつ、ワンダーウーマンの象徴性を巧みに織り交ぜ、視覚的な魅力も際立っています。ポリアモリーというテーマは、現代の観客にも共感を呼び、自由な愛と自己表現の大切さを訴えます。一部史実との違いが議論を呼ぶものの、映画としての完成度とメッセージ性は高く評価されています。DCコミックスのファンや、愛と創造の物語に興味がある方におすすめの作品です。

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なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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