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七つの大罪

七つの大罪(Seven Deadly Sins)は、キリスト教の伝統でとくに重要な「罪」の概念で、洋画でもよくテーマやモチーフとして登場します。映画をより深く楽しむために、七つの大罪について簡潔かつ丁寧に説明いたします。

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七つの大罪とは?

七つの大罪は、中世のキリスト教で人間の道徳的弱さや誘惑を表すものとして定義されました。これらは「大罪」(mortal sins)と呼ばれ、心を神から遠ざけ、魂を危険にさらすとされています。ただし、映画では宗教的な意味だけでなく、心理的・物語的なテーマとして使われることが多いです。

以下の7つが七つの大罪です。それぞれの罪と、映画での使われ方を簡単に説明します。

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七つの大罪のリストと解説

傲慢(Pride / Superbia)

自分を過剰に高く評価し、他人や神を見下す態度。七つの大罪の中で最も重いとされることが多いです。傲慢なキャラクターが自分の力を過信して破滅する展開(例:『セブン』で、犯人が自分の「完璧な計画」を誇る)。ポイント**: 映画では、自信過剰な主人公や悪役がこの罪を象徴します。

強欲(Greed / Avaritia)

富や物、権力などを必要以上に求める欲。物質的な執着が強調されます。『ウォール街』では、主人公の金銭への執着が破滅を招く。『セブン』でも金への執着がテーマに。強欲は、欲に駆られたキャラクターの動機としてよく描かれます。

嫉妬(Envy / Invidia)

他人の成功や幸福を妬む心。他人のものを欲しがる感情です。『アマデウス』では、モーツァルトへの嫉妬が物語の中心。『セブン』でも嫉妬が犯罪の動機に。ライバル関係や対立の原因として登場することが多いです。

憤怒(Wrath / Ira)

制御できない怒りや憎しみ。復讐心や暴力に繋がることがあります。『グラディエーター』では、主人公の復讐心が憤怒として描かれます。『セブン』では怒りが悲劇を引き起こします。激しい感情や暴力的なシーンでこの罪が表現されます。

色欲(Lust / Luxuria)

性的な欲望や、過度な快楽への執着。愛や節制を超えた欲です。『氷の微笑』など、情欲が物語の鍵になるサスペンスでよく見られます。『セブン』でも色欲がテーマに。恋愛や誘惑のシーンで、色欲がキャラクターの弱さとして描かれます。

貪食(Gluttony / Gula)

食べ物や飲み物を過度に求めること。物質的な過剰消費も含みます。『セブン』では、過食が恐ろしい形で描かれる。コメディでは過剰な食欲がユーモアに使われることも。現代では、消費社会への批判として解釈されることもあります。

怠惰(Sloth / Acedia)

神的な怠けや、義務・責任を放棄すること。やるべきことを避ける態度です。『セブン』では、怠惰が人生を無駄にする罪として登場。『ファイト・クラブ』では、社会への無関心が怠惰と関連。無気力なキャラクターや、行動を起こさないことが問題として描かれます。

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映画での七つの大罪の使われ方

  • テーマや動機…七つの大罪は、キャラクターの行動や物語のテーマを深めるために使われます。たとえば、『セブン』(1995年)は、七つの大罪を基にした連続殺人事件が物語の骨子で、各罪が犯罪の動機や方法に反映されています。
  • 象徴性…特定の罪がキャラクターの弱点や葛藤を象徴し、物語のドラマを強化します。悪役が傲慢や強欲で動く一方、主人公がそれに立ち向かう姿が描かれます。
  • 道徳的メッセージ…キリスト教の影響が強い映画では、罪を克服する(例:許しや悔い改め)ことで救いが得られるというテーマが登場します。
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映画鑑賞のコツ

  • 罪を意識する…キャラクターの行動や動機がどの罪に関連しているか考えると、物語の深みが分かります。たとえば、悪役が傲慢であれば、その傲慢さが破滅の原因になることが多いです。
  • 文化的な背景…七つの大罪は西洋文化に深く根付いており、日本ではなじみが薄いかもしれません。罪を「人間の弱さ」や「誘惑」と捉えると、感情移入しやすくなります。
  • 具体例を観る…『セブン』や『デビッド・フィンチャー監督の作品』、『マトリックス』(救世主と罪のテーマが間接的に関連)は、七つの大罪を理解するのに良い教材です。
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補足:日本の視点から

日本では、罪の概念が仏教や神道とは異なり、キリスト教の「罪」は個人と神との関係に基づくため、最初は理解しにくいかもしれません。七つの大罪を「人間のよくある弱さ」や「過剰な欲望」と考えると、映画のキャラクターの行動がより共感しやすくなります。たとえば、嫉妬や憤怒は日本文化でも共感できる感情です。

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まとめ

七つの大罪(傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、貪食、怠惰)は、キリスト教の道徳観に基づく人間の弱さを表し、洋画では物語のテーマやキャラクターの動機としてよく使われます。特に『セブン』のような映画では、罪がストーリーの中心に据えられています。これらの罪を意識しながら観ると、キャラクターの行動や物語のテーマがより深く理解でき、映画鑑賞がさらに楽しくなるはずです。

もし特定の映画や罪についてさらに知りたい場合や、他のキリスト教のテーマについて質問があれば、ぜひお聞かせください。お手伝いいたします。

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なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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