イギリスのホラー映画『シップ・オブ・ザ・ダムド 呪われた海賊船』は、2024年に公開された作品。小さな町の海岸に現れた500年前の廃船を、歴史家のエレナと海岸警備隊が調査します。船は無人ではなく、呪われた乗組員が潜んでおり、侵入者たちに恐ろしい計画を立てます。低予算ながら緊張感のあるストーリーが特徴。
基本情報
- 邦題:シップ・オブ・ザ・ダムド 呪われた海賊船
- 原題:Ship Of The Damned
- 公開年:2024年
- 製作国・地域:イギリス
- 上映時間:89分
- ジャンル:ホラー
女優の活躍
『シップ・オブ・ザ・ダムド 呪われた海賊船』では、女優たちの活躍が物語の鍵を握っています。特に、主演のハナジ・バン・ベンツが演じるエレナは、歴史家として船の調査をリードします。彼女は冷静沈着で、危機的な状況でも分析的に行動します。船に乗り込んだ後、呪われた乗組員との対峙で、キックボクシングのような格闘シーンを披露します。エレナは単なる被害者ではなく、積極的に脱出を試み、乗組員を倒す場面で強さを発揮します。
フランチェスカ・ルイーズ・ホワイトが演じるチャーリーは、海岸警備隊の一員として登場します。彼女はチームのサポート役を担い、調査の初期段階で積極的に動きます。船内の探索で危険に直面し、仲間を守るために奮闘します。彼女の活躍は、チームワークを強調する部分で目立ちます。
ヴィッキ・グローバーが演じるサイイダは、呪われた乗組員側に属するキャラクターです。彼女は船の秘密を知る存在として、物語に深みを加えます。侵入者たちとの対立で、狡猾な行動を見せ、緊張を高めます。パトリシア・ドゥアルテが演じるカミラも、乗組員の一員で、呪いの影響を受けた役割を果たします。彼女たちは、ホラー要素を強めるために、恐ろしい計画を実行するシーンで活躍します。
これらの女優たちは、低予算映画ながら、個々のキャラクターを活かした演技で観客を引き込みます。エレナのガールボス的な強さが特に評価されており、他の女優たちもストーリーの展開を支えています。全体として、女性キャラクターの積極性が本作の魅力の一つです。
女優の衣装・化粧・髪型
ハナジ・バン・ベンツ演じるエレナの衣装は、歴史家らしい実用的な現代服から始まります。調査時にはカジュアルなシャツとパンツ姿で、動きやすさを重視しています。船内で捕らわれたシーンでは、ドレスに着替えさせられる場面があり、古風な衣装が登場します。化粧はナチュラルで、汗や汚れを強調して現実味を出しています。髪型はロングヘアをポニーテールにまとめ、アクションシーンで乱れながらも力強さを表現します。
フランチェスカ・ルイーズ・ホワイト演じるチャーリーの衣装は、海岸警備隊の制服風で、機能的なジャケットとブーツです。化粧は最小限で、屋外の厳しい環境を反映したシンプルなメイクです。髪型はショートカットで、ヘルメットをかぶるシーンが多く、プロフェッショナルな印象を与えます。
ヴィッキ・グローバー演じるサイイダの衣装は、呪われた乗組員らしい古い海賊風のドレスで、ボロボロの布地がホラー感を高めます。化粧は蒼白く、血のような赤いリップで不気味さを演出します。髪型は乱れたロングヘアで、呪いの永遠性を象徴します。
パトリシア・ドゥアルテ演じるカミラの衣装も、海賊時代のボロボロのガウンです。化粧は暗いアイシャドウと苍白い肌で、ゾンビのような雰囲気を醸し出します。髪型はウェーブのかかったミディアムヘアで、船内の暗闇に溶け込むデザインです。これらの要素は、低予算ながら視覚的に効果的です。
あらすじ
物語は、1622年の嵐の中、海賊船で始まります。乗組員たちが夕食の準備をする中、呪いがかけられます。現代の小さな町の海岸に、突然500年前の廃船が現れます。歴史家のエレナは、元恋人のマイケルから連絡を受け、船の調査に向かいます。海岸警備隊のチャーリーや他のメンバーと共に船に乗り込みます。
船内は無人に見えますが、実際には呪われた乗組員が潜んでいます。彼らは永遠の命を与えられた代わりに、人肉を求めるカニバリズムの呪いに苦しんでいます。エレナたちは捕らわれ、乗組員の恐ろしい計画に巻き込まれます。船長のギャリックは、文明人を装いつつ、侵入者たちを脅かします。
エレナは冷静に状況を分析し、脱出を試みます。格闘シーンで乗組員を倒し、船の秘密を探ります。一方、マイケルは隠れながら支援します。物語は、呪いの起源である魔女の言葉が明かされ、クライマックスを迎えます。オレンジのスライスが登場する奇妙な結末で終わります。
全体として、閉鎖空間でのサバイバルホラーが展開します。低予算のためセットは簡素ですが、緊張感を保っています。
解説
『シップ・オブ・ザ・ダムド 呪われた海賊船』は、スティーブ・ローソンが監督・脚本を務めたイギリスの低予算ホラー映画です。アイデア自体は興味深く、古い海賊船と呪いの乗組員という設定が魅力です。しかし、批評家からは脚本の弱さや演出の稚拙さが指摘されています。IMDbの評価は2.8/10と低く、退屈で緊張感に欠けるとの声が多いです。
ストーリーは、廃船の調査から始まる典型的なホラーですが、乗組員の呪いがカニバリズムという独自の要素を加えています。セットは安っぽく、倉庫のような場所で撮影されたため、リアリティに欠けます。効果音や特殊効果も時代遅れで、現代の観客には物足りない部分があります。
一方で、主演女優の活躍が評価されています。エレナのキャラクターは、従来のホラー映画の女性像から脱却し、強い女性像を描いています。格闘シーンはそれなりに工夫されており、低予算映画のファンには楽しめます。海賊たちの演技は過剰ですが、ユーモアとして機能する場面もあります。
テーマ的には、永遠の命の代償や侵略者の恐怖を探求します。ポルトガル語の呪いの言葉が冒頭で登場し、国際的な要素を加えています。全体として、一度見る価値はあるものの、再視聴はおすすめしません。ホラー愛好家向けのB級映画です。
公開は2024年で、上映時間は89分です。ジャンルはホラーですが、ゴア要素は控えめで、心理的な恐怖が中心です。予算の制約が目立つものの、アイデアのポテンシャルは認められています。将来的にリメイクの可能性もあるかもしれません。
キャスト
- ハナジ・バン・ベンツ:エレナ
- ジェイコブ・アンダートン:マイケル
- フランチェスカ・ルイーズ・ホワイト:チャーリー
- ベン・マニング:ジェイコブ
- キアロン・デイヴィス:ギャリック
- マーティン・ルーク:スミス
- ショーン・ティザード:ルーカス
- ヴィッキ・グローバー:サイイダ
- パトリシア・ドゥアルテ:カミラ
- ピート・ナタ:キャプテン
- ケン・オグボーン:海賊
- リチャード・ティーズデール:海賊
- ピーター・ハースト:海賊
- ティミー・ホジソン:海賊
- ジョー・カートン:海賊
スタッフ
- 監督:スティーブ・ローソン
- 脚本:スティーブ・ローソン
- 撮影:ジョン・オニール
- 製作:メイ・モンテイロ
- 製作:ハンナ・オドノヒュー
- 製作会社:クリエイティブ・スタジオズ


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