ソフィア・ブッシュ(Sophia Bush)は米国の女優、活動家。『ワン・トゥリー・ヒル』のブルック・デイビス役や『シカゴ P.D.』のエリン・リンジー役で知られる。社会活動にも積極的で、クィアとしてカミングアウトし注目を集めた。
プロフィール
- 名前:ソフィア・ブッシュ(Sophia Bush)
- 生年月日:1982年7月8日(43歳)
- 出生地:米国カリフォルニア州パサデナ
- 国籍:米国
- 職業:女優
- 配偶者:チャド・マイケル・マーレイ(2005年〜2006年)、グラント・ヒューズ(2022年〜2025年)
- SNSサイト:Instagram
生い立ち・教育
ソフィア・ブッシュ(Sophia Anna Bush)は、1982年7月8日、アメリカ合衆国カリフォルニア州パサデナに生まれました。両親はモーリーン・シアソン(Maureen Searson)とチャールズ・ウィリアム・ブッシュ(Charles William Bush)で、彼女は一人っ子として育ちました。父親は広告および写真家、母親は写真スタジオのマネージャーを務めており、芸術的な環境の中で育ったことが、彼女の後のキャリアに影響を与えたと考えられます。イタリア系アメリカ人の血を引いており、そのルーツが彼女の個性や表現力に深みを与えているとも言われています。
高校はパサデナのウエストリッジ・スクール・フォー・ガールズに通い、そこで演劇や社交活動に積極的に参加しました。2000年には、18歳のときに地元パサデナの名物イベント「トーナメント・オブ・ローゼズ・パレード」でローズクイーンに選ばれ、地域社会での注目を集めました。この経験は、彼女が公の場での振る舞いやリーダーシップを学ぶ機会となり、後の芸能活動の礎となりました。
その後、南カリフォルニア大学(USC)に進学し、ジャーナリズムを専攻しました。しかし、女優としてのキャリアを追求するため、3年次で大学を中退しました。この決断は、彼女の情熱が学業よりも演技に向いていたことを示しており、若くして明確な目標を持っていたことが伺えます。
経歴
ソフィア・ブッシュの女優としてのキャリアは、2002年に公開されたコメディ映画『National Lampoon’s Van Wilder』(邦題:ヴァン・ワイルダー)でデビューを飾ったことから始まりました。この作品での脇役出演が注目を集め、彼女のキャリアの第一歩となりました。その後、テレビドラマ『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』や『Sabrina the Teenage Witch』などにゲスト出演し、経験を積みました。なお、2003年の映画『ターミネーター3』に出演が決まっていましたが、監督のジョナサン・モストウが「若すぎる」と判断し、役はクレア・デインズに交代となりました。この挫折をバネに、彼女はさらなる努力を重ねました。
ブレイクのきっかけとなったのは、2003年から2012年まで放送された青春ドラマ『ワン・トゥリー・ヒル(One Tree Hill)』でのブルック・デイビス役です。この役で彼女は広く知られるようになり、ティーン層を中心に大きな人気を博しました。ブルックは当初、自己中心的なチアリーダーとして登場しましたが、ブッシュの演技により、成長し深みのあるキャラクターとして視聴者に愛されました。この作品は彼女の代表作の一つであり、2021年には共演者のヒラリー・バートン、ベサニー・ジョイ・レンツと共に『ワン・トゥリー・ヒル』を振り返るポッドキャスト「Drama Queens」を開始し、ファンとの交流を深めています。
2013年には、『シカゴ・ファイア』のスピンオフ作品『シカゴ P.D.』でエリン・リンジー役に抜擢され、2014年から2017年までレギュラー出演しました。この役では、強い意志を持つ刑事を演じ、アクションシーンや感情的な演技で新たなファンを獲得しました。しかし、過酷な撮影環境が改善されなかったことを理由に、4シーズン後に降板を決意しました。この決断は、彼女が自身の健康と価値観を優先する姿勢を示しています。また、『シカゴ P.D.』の役柄で『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』や『シカゴ・メッド』にもクロスオーバー出演し、シリーズの人気を支えました。
映画では、2006年の『ジョン・タッカーは死ななきゃ』(John Tucker Must Die)、2007年のホラー映画『ヒッチャー』(The Hitcher)で初主演、2011年の『Chalet Girl』、2018年の『インクレディブル・ファミリー』(Incredibles 2、ヴォイド役で声優出演)などに出演。2022年には医療ドラマ『Good Sam』で主演兼プロデューサーを務め、多才ぶりを発揮しました。
ブッシュは女優業だけでなく、社会活動家としても知られています。Time’s Up運動やDoSomething.orgなどの慈善活動に参加し、女性の権利や環境問題に取り組んでいます。彼女の影響力はエンターテインメントの枠を超え、社会的メッセージを発信する存在として評価されています。
私生活
ソフィア・ブッシュの私生活は、メディアの注目を集めることが多く、波乱に満ちた一面もあります。2005年、『ワン・トゥリー・ヒル』の共演者チャド・マイケル・マーレイと結婚しましたが、わずか5か月後に離婚。2018年のインタビューで、彼女はこの結婚が番組の宣伝に利用されたと感じたと明かし、プロデューサーの姿勢に不信感を抱いたことを語りました。
その後、2020年にビジネスマンのグラント・ヒューズと交際を開始。2021年8月に婚約し、2022年6月にオクラホマ州タルサで結婚式を挙げました。しかし、結婚生活は13か月で終わり、2023年8月にブッシュが離婚を申請。2025年1月に離婚が成立しました。
2023年10月、ブッシュは元女子サッカー選手のアシュリン・ハリスとの交際を公表し、2024年4月に『グラマー』誌のエッセイでクィアであることをカミングアウトしました。彼女は自身のセクシュアリティが流動的であるとし、「クィア」という言葉が自分を表現するのに最適だと述べました。このカミングアウトは、LGBTQIAコミュニティへの攻撃が増加する中、彼女の勇気ある行動として広く支持されました。ブッシュはハリスとの関係を「最も非現実的な経験」と表現し、運命的な出会いだったと語っています。
出演作品
以下はソフィア・ブッシュの主な出演作品です。
映画
- National Lampoon’s Van Wilder(2002年):女優デビュー作
- ジョン・タッカーは死ななきゃ(2006年):ベス役
- ヒッチャー(2007年):グレス・アンドリュス役(初主演)
- The Narrows(2008年)
- Chalet Girl(2011年)
- Marshall(2017年)
- アクト・オブ・バイオレンス(2018年)
- インクレディブル・ファミリー(2018年):ヴォイド役(声優)
- フォルス・ポジティブ(2021年)
TV
- NIP/TUCK マイアミ整形外科医(2003年):ゲスト出演
- ワン・トゥリー・ヒル(2003-2012年):ブルック・デイビス役
- シカゴ・ファイア(2013年):エリン・リンジー役
- シカゴ P.D.(2014-2017年):エリン・リンジー役
- LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(2014-2016年):クロスオーバー出演
- シカゴ・メッド(2015-2017年):クロスオーバー出演
- Good Sam(2022年):サマンサ・グリフィス役(主演兼プロデューサー)
ポッドキャスト
- Drama Queens(2021年-):『ワン・トゥリー・ヒル』の共演者と共同ホスト
総括
ソフィア・ブッシュは、女優としての成功に加え、社会活動家としての影響力や、自身のアイデンティティを公表する勇気で、多方面から尊敬を集めています。『ワン・トゥリー・ヒル』や『シカゴ P.D.』での印象的な演技、慈善活動への献身、そしてクィアコミュニティへの支持表明は、彼女が単なるエンターテイナーに留まらない存在であることを示しています。今後も彼女の活動から目が離せません。
レビュー 作品の感想や女優への思い