『アンノウン 行方知れず』はヴァネッサ・パリーゼ監督、キース・アラン、デロンドラ・メサ、グリフ・ファースト共同脚本による2014年米国のスリラー映画。主演はグラレン・ブライアント・バンクス、ヒルティ・ボーエン、スティーブン・コレッティ。ネット上で旧友との関係を続けてきた女性がその行方を探ろうとする筋書き。
アンノウン 行方知れず
- 原題:Status: Unknown
- 公開年:2014年
- 製作国:米国
- 撮影場所:米国ルイジアナ州バトンルージュ
- 上映時間:90分
- 製作会社:アクティブ・エンタテインメント
- 配給会社:ダロ・フィルム・ディストリビューション、ライフタイム・テレビジョン
- ジャンル:スリラー、ドラマ、ミステリー
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見どころ
突然姿を消した旧友。単なる旅行か、それとも事件か? ヒロインはその謎を探ろうとしますが、微笑ましい再会が一転、サスペンスフルに展開。
あらすじ
同窓会に参加したジェシカは、新聞記者となったシンシアやプロムキングだったポールと結婚したカレンらと再び交流をもつように。1年後、カレンのブログに違和感を覚えたジェシカが彼女の家を訪ねると、夫のポールからカレンは今ハワイにいると告げられ…。
ファム・ファタル
最近では珍しい女性の喫煙場面からスタート。ジェシカ役のステーシー・オリスターノが綺麗。受付係を演じたジャクリーン・フレミングが色気美人。
(以下はネタバレ注意)
『アンノウン 行方知れず』の悪女といえばダイアナ(ブレア・グラント)。彼女はポールの幼なじみで、婚約指輪まで作ってもらいました。成人後、妄想癖のあるダイアナはポールが自分と結婚してくれると信じていたのですが、彼は代わりにカレンという別の女性と結婚しました。ポール(この映画の悪役)はダイアナのもとを訪れ、妻を殺してくれと頼みます。ダイアナはカレンを拉致し、喉を掻き切って死体を湖に捨てます。そしてカレンのSNSアカウントをハッキングし、彼女がハワイに発ったように見せかけます。
カレンの高校時代の友人ジェシカ(高校の同窓会でカレンと再会)がカレンの失踪について調べはじめると、ダイアナは最初、ポールとの夫婦間のトラブルでカレンがハワイにいると告げます。しかし、ポールが秘書かつ元恋人のレベッカと関係があることを知った彼女は、ポールにカレン殺害の容疑をかけ、レベッカを誘拐して車のトランクに隠します。彼女はジェシカの友人シンシアを家へ招き、レベッカがトランクの中にいる気配を感じます。ダイアナは車のトラブルだと言い張り、シンシアが中に入った後、トランクを開けると縛られたレベッカが現れます。 クロロホルムを嗅がせた後、ダイアナは中へ入り、シンシアを案内してポールへの歪んだ執着を明かします。 シンシアがバスルームにいる間、ダイアナは携帯電話でシンシアのSNSアカウントに「ハワイへ行く」と投稿し、シンシアを殺すつもりであることをほのめかす。
ジェシカと恋人のジョシュがシンシアを助けに来たとき、ダイアナはジェシカを襲う前にジョシュを刺します。シンシアはジェシカを殺す前に彼女を止め、ダイアナは逃逃亡。彼女はポールの家へ行き、彼を気絶させ、彼とレベッカがいる家に火をつけるつもりだったのです。しかし、レベッカが目を覚まし、意識不明のポールを家から引きずり出したため、2人は生き延びます。ジェシカはダイアナを車で追いかけ、やがて森に逃げ込みますが、そこでダイアナに気絶させられます。ジェシカが目を覚ますと、ダイアナは縛り上げ殺したうえでSNSに遺書を投稿しようと企んでいました。ダイアナはポールと結ばれる運命だとわめき、ポールがダイアナではなくカレンと結婚したことをジェシカに指摘され、カレンに操られたと主張。ジェシカは携帯電話を使ってダイアナの気をそらし、ダイアナにタックルして自由になり、ダイアナを携帯電話でノックアウトします。映画のラストシーンは、ダイアナが刑務所でポールと面会する場面。彼女はポールに自分たちの計画を警察に話さなかった話をもちだし、彼を殺そうとしたことを謝ります。邪悪なポールは、正気を失ったダイアナにたいし、自分にとって唯一の女性であり、すぐに一緒になれると約束します…。
トリビア
終盤のカーチェイス
終盤のカーチェイスで、赤いハッチバックがショットごとにカメロの左右に切り替わります。これは、ハッチバックが左にカーブした後、突然カメロの右側にいるショットで顕著。
ポールの死んだ妻への電話
最後に明かされたように、ポールは妻が死んでいることにずっと気づいていました(赤い防水シートに包まれていた)。それでは、妻が生きていることを警官に「証明」するためにかけた電話に出たのは誰だったのでしょうか? 実際に話している声は、妻を演じた女優(ステファニー・オノレ)のものですが、その時点では妻は亡くなっています。このことは、映画で誰からも説明されることも取りあげられることも、再び話題にされることもありませんでした…。
クローズド・キャプション
レベッカという人物がポールの遺体を燃焼中の家から引きずり出した後、クローズド・キャプションが誤って彼女の台詞を「カレン」(第1幕から死んでいる人物)と名乗っています。
解説
高校の同窓会で盛り上がったジェシカとシンシアは、幼なじみのカレンと再会してオンラインで親密なコミュニケーションを続けることを誓います。毎日の明るい近況アップデートが続いた1年後、カレンは奇妙な近況を投稿します。ジェシカは、シンシアと一緒に1週間街にいることをカレンに伝えようと電話しますが、つながりません。何か深刻な問題が起きているのかもしれないと感じたジェシカは、カレンの夫ポールを探し出し、彼女の居場所を突き止めます。ポールはカレンが結婚問題でハワイに逃げたと言いますが、ジェシカは彼が嘘をついていると確信。しかし、カレンのページにランダムなステータスの投稿が現れはじめたとき、ジェシカはその背後に誰かがいるのではないかと疑います。
キャスト
登場人物 | 出演者 |
警察官 | グラレン・ブライアント・バンクス |
レベッカ | ヒルティ・ボーエン |
ジョシュ | スティーブン・コレッティ |
受付係 | ジャクリーン・フレミング |
ポール | グリフ・ファースト |
ダイアナ | ブレア・グラント |
カレン・バーンズ | ステファニー・オノレ |
シンシア | テナジ・ジャクソン |
下品な学生 | ナディヤ・カーン |
ジェシカ | ステーシー・オリスターノ |
大臣 | ジョン・C・コフマン |
マリアナ・テンプル | レベッカ・コリンズ |
警察官 | ドウェイン・コトレン |
ジャズ・バーの客 | グスタボ・I・オルティス |
若きダイアナ | ケイト・ペイジ |
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