『ファンタスティック４：ファースト・ステップ』は、2025年7月25日日米同時公開のマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）第37作目。1960年代を舞台に、宇宙ミッションで特殊能力を得た4人のヒーローが、地球を脅かすギャラクタスに立ち向かうアクション映画。
基本情報
- 邦題：ファンタスティック４：ファースト・ステップ
- 原題：The Fantastic Four: First Steps
- 公開年：2025年
- 公開日：2025年07月25日
- 製作国：米国
- ジャンル：アクション、SF
- 配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
- 公式サイト：marvel.disney.co.jp
あらすじ
『ファンタスティック４：ファースト・ステップ』は、マーベル・コミック初のヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」を原作としたMCUの最新作です。舞台は1960年代のレトロフューチャーな世界、別次元の「アース828」と推測されており、従来のMCU作品とは異なる独自の雰囲気を持っています。物語は、宇宙ミッション中の事故により特殊能力を得た4人の宇宙飛行士を中心に展開します。
リード・リチャーズ（ミスター・ファンタスティック）は、ゴムのように伸縮自在な体と天才的な知性を持つチームリーダー。スー・ストーム（インビジブル・ウーマン）は、透明化やフォース・フィールドを操る能力を持ち、チームの精神的支柱として活躍。スーの弟、ジョニー・ストーム（ヒューマン・トーチ）は、炎を操り空を飛ぶ陽気なムードメーカー。リードの親友ベン・グリム（ザ・シング）は、岩のような強固な体と怪力を持つ戦士です。彼らはニューヨークのバクスター・ビルを拠点に、家族のような絆で結ばれたヒーローチーム「ファンタスティック４」として活動しています。
物語の核心は、惑星を食らう宇宙神ギャラクタスとその使者シルバー・サーファーの襲来です。リードの行動が引き起こした危機により、地球滅亡のカウントダウンが始まり、４人は団結して人類を救う戦いに挑みます。家族の絆と個々の特殊能力を駆使し、規格外のヴィランに立ち向かう姿が描かれます。
解説
本作は、過去に20世紀フォックスが映画化した『ファンタスティック・フォー』（2005年、2007年、2015年）のリブートであり、MCU初の「ファンタスティック・フォー」映画として注目されています。これまでのMCU作品が現代や近未来を舞台にしていたのに対し、本作は1960年代のレトロフューチャーな世界観を採用。スタン・リーとジャック・カービーが1961年に創刊した原作コミックの雰囲気を再現しつつ、MCUの「マルチバース・サーガ」に接続する物語が期待されています。監督のマット・シャックマンは『ワンダヴィジョン』で高い評価を受けた人物で、視覚的・感情的なストーリーテリングに定評があります。本作は2026年公開予定の『アベンジャーズ／ドゥームズデイ』にも繋がる重要な作品とされており、MCUの新たな展開を担う一作です。
物語のテーマは「家族の絆」と「ヒーローの原点」。４人の個性と能力が互いを補完し合い、危機に立ち向かう姿は、MCUの他のヒーローチームとは異なる温かみのある人間ドラマを提供します。また、ギャラクタスという圧倒的な脅威を通じて、ヒーローたちの成長と犠牲が描かれると予想されます。
女優の活躍
本作の主要な女優は、スー・ストーム／インビジブル・ウーマン役のヴァネッサ・カービーと、シルバー・サーファー役のジュリア・ガーナーです。
ヴァネッサ・カービー（スー・ストーム／インビジブル・ウーマン）
ヴァネッサ・カービーは、『ミッション：インポッシブル／フォールアウト』や『ザ・クラウン』で知られる実力派女優です。本作では、チームの精神的支柱であるスーを演じ、透明化やフォース・フィールドを操る能力を活かしたアクションシーンで活躍。スーはリードのパートナーであり、ジョニーの姉として、家族をまとめる重要な役割を担います。カービーの繊細な演技は、スーの知性と優しさ、戦いの中での強さを表現し、物語に深みを加えると期待されます。彼女のアクションシーンは、フォース・フィールドを使った防御や攻撃が視覚的に際立ち、観客を引き込む要素となるでしょう。
ジュリア・ガーナー（シルバー・サーファー）
ジュリア・ガーナーは、『オザーク』や『ジ・アメリカンズ』でエミー賞を受賞した若手実力派。本作では、ギャラクタスの使者である女性シルバー・サーファーを演じます。シルバー・サーファーは、銀色のボディと宇宙を滑るような動きが特徴のキャラクターで、ガーナーの演技は神秘的かつ感情的な深みを加えるとされています。彼女の登場は、物語の鍵を握るヴィランの一端として、ヒーローたちとの対立と葛藤を描く重要な要素です。
女優の衣装・化粧・髪型
ヴァネッサ・カービー（スー・ストーム）
スー・ストームの衣装は、1960年代のレトロフューチャーなデザインを基調とした青いユニフォームが特徴。原作コミックのクラシックなスタイルを踏襲しつつ、MCUらしい洗練されたディテールが加えられています。スーツは伸縮性のある素材で、動きやすさと未来的な美しさを両立。ティザーポスターでは、青を基調としたタイトなスーツが彼女のスマートな体型を引き立てています。化粧はナチュラルで、知性と優しさを強調する控えめなメイクアップが施され、戦闘シーンでも崩れない実用性が考慮されています。髪型は、肩までの長さのブロンドヘアをゆるくウェーブさせたスタイルで、1960年代のエレガントな雰囲気と現代的な洗練さを融合。戦闘時にはポニーテールやアップスタイルで機能性を高めています。
ジュリア・ガーナー（シルバー・サーファー）
シルバー・サーファーの衣装は、全身を覆う銀色のメタリックな外観が特徴で、CGIを駆使したビジュアルが中心。衣装は実質的に「第二の皮膚」として、流線型のデザインで宇宙的な美しさを表現。化粧はほとんど施さず、銀色のボディペイントとデジタル加工で非人間的な雰囲気を強調。髪型は、原作同様に髪の毛がない滑らかな頭部で、性別を超越した神秘的な印象を与えます。このビジュアルは、ガーナーの演技力と相まって、シルバー・サーファーの孤独と使命感を際立たせます。
キャスト
- ペドロ・パスカル（リード・リチャーズ／ミスター・ファンタスティック）：チームリーダーで、ゴムのように伸縮する体を持つ天才科学者。『マンダロリアン』で知られる。
- ヴァネッサ・カービー（スー・ストーム／インビジブル・ウーマン）：透明化とフォース・フィールドの能力を持つチームの精神的支柱。
- ジョセフ・クイン（ジョニー・ストーム／ヒューマン・トーチ）：炎を操り空を飛ぶムードメーカー。『ストレンジャー・シングス』で注目。
- エボン・モス＝バクラック（ベン・グリム／ザ・シング）：岩のような体と怪力を持つリードの親友。『ザ・ベア』で活躍。
- ジュリア・ガーナー（シルバー・サーファー）：ギャラクタスの使者で、物語の鍵を握るキャラクター。
- ラルフ・アイネソン（ギャラクタス）：惑星を食らう宇宙神。重厚な声と存在感でヴィランを演じる。
ほか、ナターシャ・リオン、ポール・ウォルター・ハウザーらが、役柄未発表だが、重要な脇役として登場。
日本語吹替版声優
- リード・リチャーズ：子安武人
- スー・ストーム：坂本真綾
- ジョニー・ストーム：林勇
- ベン・グリム：岩崎正寛
- ギャラクタス：楠大典
- シルバー・サーファー：上田麗奈
スタッフ
- 監督：マット・シャックマン（『ワンダヴィジョン』）
- 脚本：ジョシュ・フリードマン、エリック・ピアソン、ジェフ・カプラン、イアン・スプリンガー
- 製作：マーベル・スタジオ
- 配給：ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
- 音楽：未発表（2025年7月時点）
- 撮影：未発表
- 美術：1960年代のレトロフューチャーな世界観を再現する美術チームが注目される。
総括
『ファンタスティック４：ファースト・ステップ』は、MCUの新たな一歩として、家族の絆とヒーローの原点を描く意欲作です。ヴァネッサ・カービーとジュリア・ガーナーの女優陣の activeな演技、時代を反映した衣装とビジュアル、豪華キャストとスタッフによる製作が、観客に感動と興奮を届けるでしょう。2025年7月25日の公開が待ち遠しい一作です。
レビュー 作品の感想や女優への思い