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リバイバル 妻は二度殺される

「見どころ」にPR表現を含みます。
かかってきた1本の電話。それは何者かに殺されたはずの妻からのSOSだった…。

『リバイバル 妻は二度殺される』(2015年/原題:더 폰)韓国製サスペンス・スリラー。妻ヨンスを殺された弁護士ドンホが、1年後の命日に彼女から電話を受け、過去を変えようと奔走する。ソン・ヒョンジュ、オム・ジウォン主演。115分。

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基本情報

  • 邦題:リバイバル 妻は二度殺される
  • 原題:더폰
  • 英題:The Phone
  • 公開年:2015年
  • 製作国:韓国
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:サスペンス
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見どころ

死ぬ運命にある妻を、時空を超えて救おうと奮闘する男を描いたサスペンス。妻を救うために過去を変えようとし、それが現在にも影響していく展開と演出がとても面白い。

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あらすじ

2014年5月16日、エリート弁護士のチョ・ドンホ(ソン・ヒョンジュ)は、妻ヨンス(オム・ジウォン)を自宅で何者かに殺害されるという悲劇に見舞われます。警察の捜査は進まず、証拠も犯人の手がかりも見つからないまま事件は迷宮入り寸前。ドンホは仕事を辞め、犯人探しに没頭する日々を送ります。1年後のヨンスの命日、ドンホが職場復帰を決意したその日、携帯電話に信じられない着信が表示されます。発信者は死んだはずのヨンスで、電話は1年前、殺害される直前の彼女からのものだったのです。驚愕しながらも、ドンホはヨンスの死を防ぐため、電話を通じて過去の彼女と連絡を取り合い、事件の真相に迫ります。しかし、過去を変える試みは予想外の結果を招き、ドンホは時間軸の変化に翻弄されながら、愛する妻を救うための壮絶な闘いを繰り広げます。

解説

『リバイバル 妻は二度殺される』は、タイム・パラドックスを軸にした韓国映画らしい緊張感と感情の起伏に富んだサスペンス・スリラー。英題『The Phone』が示すように、物語の核心は「電話」を通じた過去と現在の交錯にあります。この斬新な設定は、タイムトラベルではなく「電波だけが時を超える」というアイデアに基づいており、観客に新鮮な驚きを提供します。 物語は、過去の改変が現在に及ぼす影響をリアルタイムで描き、観る者をハラハラさせる展開が特徴です。特に、ドンホが過去のヨンスを救おうとするたびに生じるパラレルワールド的な変化は、洋画の『バタフライ・エフェクト』とは異なる独自の感覚を生み出し、韓国映画特有の情感とアクションが融合した作品に仕上がっています。

本作は、2016年のブリュッセル国際ファンタスティック映画祭でシルバークロウ賞を受賞し、国際的な評価も得ました。 ソン・ヒョンジュの迫真の演技と、オム・ジウォンの繊細な表現力が物語の感情的な重みを支え、脇を固めるペ・ソンウの存在感も際立っています。監督のキム・ボンジュは、緻密な脚本とテンポの良い演出で、観客を物語に引き込みます。家族愛、喪失、そして再生をテーマにした本作は、単なるスリラーに留まらず、深い人間ドラマとして心に残る作品です。

女優の活躍:オム・ジウォンの演技

オム・ジウォンは、本作で主人公ドンホの妻ヨンスを演じ、物語の感情的な中心として重要な役割を果たします。彼女は『ソウォン/願い』(2013年)での母親役で既に高い評価を受けており、本作でもその演技力が遺憾なく発揮されています。ヨンスは、殺害される前の日常的な場面と、死の危機に瀕する緊迫した場面の両方で登場しますが、オム・ジウォンはこの対比を見事に演じ分けています。特に、電話越しに夫と会話するシーンでは、恐怖と混乱、そして夫への信頼を繊細に表現し、観客の共感を誘います。彼女の声のトーンや表情の変化は、限られた出演時間の中でヨンスというキャラクターに深みを与え、物語のサスペンス性を高めています。

また、脇役のファン・ボラも注目すべき存在です。彼女はヨンスの友人役として登場し、物語の鍵を握る人物として短いながらも印象的な演技を見せます。ファン・ボラの自然体な演技は、物語の緊張感を和らげる一方で、重要な伏線をさりげなく提示する役割を果たしています。

女優の衣装・化粧・髪型

オム・ジウォン演じるヨンスの衣装は、彼女のキャラクター性を反映したシンプルかつ上品なスタイルが特徴です。ヨンスは専業主婦として登場するため、日常的なシーンではカジュアルなブラウスやスカート、控えめな色合いのニットなどを着用しています。これらの衣装は、ヨンスの温かみのある性格や家庭的な一面を強調し、観客に親しみやすさを感じさせます。一方で、危機的状況ではやや乱れた服装が登場し、彼女の置かれた状況の緊迫感を視覚的に表現しています。

化粧はナチュラルメイクが中心で、ヨンスの自然な美しさを引き立てています。薄いファンデーションに淡いリップカラー、軽いアイメイクが施され、過度な装飾を避けることで、彼女の感情の揺れを直接的に伝える演出がなされています。危機的シーンでは、汗や涙で化粧が崩れる描写があり、リアリティを増しています。

髪型は、肩よりやや長いミディアムヘアで、ゆるくウェーブがかかったスタイルが採用されています。この髪型は、ヨンスの柔らかさと女性らしさを表現しつつ、日常的な動きやすさも考慮されたものと言えます。殺害直前のシーンでは、髪が乱れることで彼女の恐怖と動揺が強調され、視覚的なインパクトを与えています。

ファン・ボラの衣装は、ヨンスよりもややカジュアルで若々しいスタイルが特徴です。デニムやTシャツといったラフな装いが多く、彼女の自由奔放な性格を反映しています。化粧もナチュラルで、明るいリップカラーが彼女の活発さを引き立てます。髪型はポニーテールやハーフアップが多く、動きのあるシーンに適した実用的なスタイルです。

キャスト

  • チョ・ドンホ:ソン・ヒョンジュ(エリート弁護士。妻の死後、犯人探しに執念を燃やす)
  • ヨンス:オム・ジウォン(ドンホの妻。殺害される直前の過去から電話をかける)
  • ペ・ソンウ(詳細な役柄はネタバレ回避のため非公開だが、物語の鍵を握る人物)
  • ファン・ボラ(ヨンスの友人。物語に重要な役割を果たす)
  • ノ・ジョンウィ(脇役として登場)

ソン・ヒョンジュは、『悪のクロニクル』(2015年)などで知られる実力派俳優で、本作でも絶望と希望の間で葛藤するドンホの心理を深く掘り下げています。ペ・ソンウは『ベテラン』(2015年)などでの強烈な印象を本作でも活かし、独特の存在感で物語を牽引します。

スタッフ

  • 監督・脚本:キム・ボンジュ(本作が長編デビュー作。緻密なプロットで評価される)
  • 製作:NEXT ENTERTAINMENT WORLD
  • 撮影:キム・テソン
    編集:キム・サンボム
    音楽:キム・ホンジプ、イ・ジェジン

キム・ボンジュ監督は、初長編ながら時間軸の複雑な変化を巧みに操り、観客を混乱させずに物語を展開する手腕を見せました。撮影のキム・テソンは、過去と現在の対比を光の使い分けで表現し、視覚的な緊張感を高めています。音楽は、サスペンスフルな場面を盛り上げる一方、家族愛のシーンでは情感豊かなメロディで観客の心を掴みます。

まとめ

『リバイバル 妻は二度殺される』は、電話を通じた過去と現在の交錯という斬新な設定を活かし、家族愛とサスペンスを見事に融合させた作品です。オム・ジウォンをはじめとする俳優陣の演技、シンプルかつ効果的な衣装・化粧・髪型、そしてスタッフの緻密な仕事が、観客を引き込む力強い物語を支えています。韓国映画の魅力が詰まった本作は、サスペンスファンだけでなく、深い人間ドラマを求める観客にもおすすめの一作です。

レビュー 作品の感想や女優への思い

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