「なむ語る」による劇場映画の解説と感想、ファム・ファタルの詳説など。
劇場映画
劇場映画 尼寺㊙物語
『尼寺㊙物語』は、1968年に公開された日本映画。京都の尼寺を舞台に、俗世から離れた尼僧たちの抑えきれない女の性と欲望を描写。主演は藤純子で、監督は中島貞夫。東映の「㊙シリーズ」第三弾として企画され、エロティシズムを交えつつ文芸的な要素を加味。
劇場映画 夜の歌謡シリーズ 長崎ブルース
『夜の歌謡シリーズ 長崎ブルース』は1969年公開の日本映画。青江三奈のヒット曲「長崎ブルース」を基調に、東京と長崎の夜の盛り場を舞台に、ホストやホステスの恋愛模様と愛欲の生態を描いた人間ドラマ。監督は鷹森立一で主演は松方弘樹と宮園純子。
劇場映画 日本一の断絶男
『日本一の断絶男』は1969年に公開された日本映画。植木等主演の日本一シリーズ第7作。謎の男日本一郎が日雇労働者の丸山を巻き込み、就職からヤクザの抗争まで巻き起こす騒動。ピーター・ドラッカーの断絶の時代から着想を得た作品。大阪万博のロケも特徴。
劇場映画 くノ一化粧
『くノ一化粧』は1964年公開の日本映画。山田風太郎の原作『外道忍法帖』を基に、豊臣家の隠し財宝の鍵となる六つの鈴を巡るくノ一と忍者の激しい戦いを描写。コメディタッチの演出が特徴で、超自然的な忍法と情愛の要素が交錯。春川ますみ、弓恵子らが出演。
劇場映画 河内遊侠伝
『河内遊侠伝』は1967年に公開された日本映画で、鷹森立一が監督。千葉真一主演のアクション作品で、昭和初期の大阪河内を舞台に、暴れん坊の駒吉の侠気と度胸を描きます。人情味あふれる素朴な人間模様が背景で、カラー・シネマスコープ、87分。
劇場映画 ウィキッド ふたりの魔女
映画『ウィキッド ふたりの魔女』は、2024年公開のミュージカル映画で名作『オズの魔法使い』の前日譚を描写。緑色の肌を持つ聡明な少女と人気者の金髪少女がシズ大学で出会い、ルームメイトに。運命が変わり、西の悪い魔女と北の善い魔女になる過程が展開。
劇場映画 セカンド・ラブ
『セカンド・ラブ』は1983年に公開された日本の映画。32歳のグリーンコーディネーターが、年下の夫とのすれ違いや妊娠、謎の事件を通じて夫婦の絆を問い直すドラマ。東陽一監督が大原麗子を主演に迎え、現代女性の内面を繊細に表現しています。
劇場映画 三匹の牝蜂
『三匹の牝蜂』は1970年に公開された日本映画。大阪万博を舞台に、三人の女性が体を武器に荒稼ぎをし、暴力団と対峙しながらしぶとく生き抜くバイタリティあふれる物語を描きます。主演は大原麗子、夏純子、市地洋子で、監督は鳥居元宏。配給は東映。
劇場映画 赤い夜光虫
1966年に公開された日本映画『赤い夜光虫』は、夜の青春シリーズの第7作目。監督は村山新治で、緑魔子と大原麗子を中心に展開。大阪の歓楽街、道頓堀を舞台に、レスビアンバー「夢の橋」で繰り広げられる女性たちの歪んだ人間関係と復讐を描写。
劇場映画 夜の悪女
1965年に公開された日本映画『夜の悪女』は、夜の青春シリーズの第5作目。観光ガイドを装った売春クラブを舞台に、男と女の騙し合いを基調に、違法風俗の現実を描写。梅宮辰夫がビラ配りや社長を繰り返す男を、緑魔子が経営者となる女性を演じます。
劇場映画 悪女（2004年の映画）
2004年に公開されたアメリカ・イギリス合作のドラマ映画『悪女』は貧しい生まれのベッキー・シャープが、機知と美貌を武器に上流社会へ登り詰めていく野心的な物語を描きます。監督はミーラ・ナイール、主演のリース・ウィザースプーンがベッキーを演じます。
劇場映画 盲獣
1969年に公開された日本映画『盲獣』は、江戸川乱歩の同名小説を原作としたホラー作品。盲目の彫刻家が美しいモデルを誘拐し、触覚のみで女体の美を追求する倒錯した物語が展開。出演者は緑魔子、船越英二、千石規子の三人を中心に、芸術と欲望の極限を探求。
劇場映画 マッチング
『マッチング』は2024年に公開された日本映画。ウェディングプランナーの輪花がマッチングアプリで出会った男性の異常行動に恐怖を感じ、アプリ婚連続殺人事件に巻き込まれます。内田英治監督のオリジナル脚本で、土屋太鳳が主演を務めます。
劇場映画 スマホを落としただけなのに：最終章 ファイナル ハッキング ゲーム
映画『スマホを落としただけなのに：最終章 ファイナル ハッキング ゲーム』は2024年に公開された日本映画で、志駕晃の小説シリーズの第3弾。中田秀夫監督、成田凌主演で、シリーズの完結編。ハッキングによるドローン攻撃や身代金詐取をスリリングに描写。
劇場映画 越後つついし親不知
『越後つついし親不知』は、1964年に公開された日本映画。水上勉の同名小説を原作に、今井正が監督を務めました。雪深い越後地方の寒村を舞台に、出稼ぎに出た夫の留守中に妻が同郷の男に犯され妊娠する悲劇を描写。佐久間良子が主人公のおしん役を演じます。
劇場映画 ベロニカ・フォスのあこがれ
『ベロニカ・フォスのあこがれ』（1982年）は、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督のドイツ映画。戦後ドイツを舞台に、落ちぶれた女優の悲劇を描く。ロザリンデ・ヤンケの迫真の演技が光る。BRD三部作の最終作で、ベルリン映画祭金熊賞受賞。
劇場映画 ユダ Judas
『ユダ』（2013年）は、 元カリスマ・キャバクラ嬢として知られる立花胡桃の自伝的小説を映画化した作品。新宿・歌舞伎町を舞台に、女子高生の絵里香がキャバクラ嬢として這い上がり、ナンバーワンの座を目指す8年間を描きます。
劇場映画 愛欲生活 夜よ、濡らして
『愛欲生活 夜よ、濡らして』は1981年公開の日活ロマンポルノ映画。夜の東京を舞台に娼婦たちとそのヒモとの複雑な関係を描写。平凡なOLが強姦事件をきっかけに売春の世界に堕ちていく姿を官能的に追尾。風祭ゆき主演に、共演は麻吹淳子、太田あや子。
劇場映画 CAT’S EYE キャッツ・アイ（1997年の映画）
1997年の映画『CAT'S EYE キャッツ・アイ』は人気漫画を原作としたアクション作品。美人三姉妹が怪盗キャッツ・アイとして活躍し、失踪した父の消息を探るため美術品を盗む姿を描写。ボンデージ風の衣装で藤原紀香、稲森いずみ、内田有紀が三姉妹を演じます。
劇場映画 「ピンクのカーテン」シリーズ
「ピンクのカーテン」シリーズは、ジョージ秋山さんの漫画を原作とした日活ロマンポルノの映画作品で、1982年から1983年にかけて全3作が公開。主演は美保純で、兄妹の禁断の愛をテーマに描写。各作品の詳細なストーリー、キャラクター、シーンの特徴を解説。
劇場映画 ホワイト
『ホワイト』は、2011年の韓国ホラー映画。K-pop業界の暗い側面を描写。ガールズグループ「ピンクドールズ」が古いスタジオで発見した呪われた曲『ホワイト』をリメイクして大ヒットし、メンバー間の嫉妬と競争が激化して呪いによる凄惨な事故が次々と発生。