劇場映画

『ユニバーサル・ランゲージ』は2024年カナダのシュールなコメディ映画。ペルシャ語とフランス語が共存する代替現実のカナダを舞台に、ウィニペグとテヘランが融合した世界を描写。複数の物語が交錯し、文化的アイデンティティ、人間性、日常の不条理を探求。カンヌ国際映画祭で観客賞を受賞し、アカデミー賞国際長編部門のカナダ代表に選出。

ベトナムのホラー映画「狗神の業」は、父の葬儀で帰省したナムが家族の不穏な雰囲気に巻き込まれ、犬肉店を営む一族に伝わる“業”の恐怖を描く。キム・スアンやハン・トゥイといった女優陣が重要な役割を果たす。2025年8月15日公開予定、99分。

『マルティネス』は2025年8月22日より全国順次公開予定のメキシコ映画。ドラマ、コメディ、恋愛の要素を織り交ぜた96分の作品で、孤独な中年男性の人生の転換を描写。主演はホセ・ルイス・ゴメス、監督はロレーナ・パディージャ。Filmarksでの評価は3.8。

『わたしは異邦人／昼のアポロン 夜のアテネ』はトルコの古代都市シデを舞台に、孤児ダフネが母親を探す旅を通じて成長する物語。ギリシャ神話に着想を得た幻想的なヒューマン・ドラマ。第37回東京国際映画祭アジアの未来部門作品賞受賞。112分。

『サタンがおまえを待っている』は1980年代のアメリカで悪魔崇拝パニックを追うドキュメンタリー。実在の人物であるミシェル・スミスの告発を軸に、恐怖と真実を検証。監督はスティーヴ・J・アダムズとショーン・ホーラー。

チェコのシュルレアリスト、ヤン・シュヴァンクマイエル監督のドキュメンタリー。自身の奇怪なコレクションをナレーションなしで映し出す。2025年8月9日公開、120分。ヴィヴァルディの『四季』が彩りを添える異色作。

「LABYRINTHIA／ラビリンシア」は日本・韓国・台湾合作の心理スリラーオムニバス映画。アメリカ・バラエティ誌で注目の新鋭監督・中西舞が手掛ける全3話構成。多国籍の女優陣が各エピソードで重要な役割を果たす。公開は2025年8月15日予定、50分。

『FOG OF WAR 見えざる真実』（2025年）は1944年の第二次世界大戦を舞台に、ノルマンディー上陸作戦の機密文書を巡るスパイサスペンス。米軍兵が婚約者と共に極秘任務に挑む心理戦を描く。注目すべき女優はブリアナ・ヒルデブランドとミラ・ソルヴィノ。

『パルテノペ ナポリの宝石』は2024年製作のイタリア・フランス合作映画。パオロ・ソレンティーノ監督が、ナポリを舞台に美しく聡明な女性パルテノペの人生を描写。2025年8月22日公開。第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作。

『愛はステロイド』（2024年）は衝撃的なクィア・ロマンス・スリラー。1989年、ニューメキシコの田舎町。ジムで働くルーはボディビルダーのジャッキーと恋に落ちるがルーの家族の犯罪と暴力に巻き込まれる。クリステン・ステュワートが主人公ルー役で主演。

映画『恋曲塵封』は吴有音監督・脚本による愛と時代を描く2014年の中国映画。1993年の上海を舞台に、18歳の少年が1975年の恋愛日記を発見し、36歳の女性との禁断の関係が始まる。蒋雯丽、黄轩、黄小蕾らが出演し、情熱と葛藤を繊細に表現。

『ロスト・イン・北京』（2007年）は、現代北京を舞台にした人間ドラマ。貧困層の若い女性とその夫、上流階級の夫婦が織りなす複雑な人間関係。欲望、裏切り、階級格差をテーマに、過激な描写で中国社会の闇を浮き彫りに。主演は范冰冰（ファン・ビンビン）。

『降霊会 血塗られた女子寮』は2020年製作の米国のホラー・サスペンス映画。全寮制女子高校を舞台に、降霊会をきっかけに次々と起こる恐怖を描く。監督はサイモン・バレット、主演はスキ・ウォーターハウス。92分、R15+指定。