江戸川乱歩の映像化作品や出演女優たちを紹介しています。江戸川乱歩（本名：平井太郎、1894年10月21日三重県生まれ、1965年7月28日没）は、日本の推理小説の父と称される作家。
早稲田大学政治経済学部卒業後、貿易商、海員、書店主、古本屋など多様な職を転々としました。1923年、短編『二銭銅貨』で文壇デビュー。以降、探偵明智小五郎を主人公としたシリーズで人気を博し、エログロナンセンスの要素を織り交ぜた怪奇・幻想的な作風で知られます。戦後には少年向け冒険小説も執筆し、推理作家協会を設立するなど、後進の育成にも尽力。
代表作品として、初期の短編『D坂の殺人事件』（1925）、『心理試験』（1925）、『人間椅子』（1925）、『屋根裏の散歩者』（1925）、中長編『黒蜥蜴』（1934）、『陰獣』（1928）、『孤島の鬼』（1929）、少年向け『怪人二十面相』（1936）、『少年探偵団』（1937）などが挙げられます。これらは怪奇性と心理描写の巧みさが特徴。
映像化作品は多数。映画では『黒蜥蜴』（1962、深作欣二監督）、『人間豹』（1956）、『D坂の殺人事件』（2015）、最近作として『超・少年探偵団NEO Beginning』（2019）、原案ベースの『聖なる蝶 赤い部屋』（2021）、『裸の天使 赤い部屋』（2021）など。ドラマや舞台も多く、乱歩の世界観が現代に継承されています。
