ミスフォーチュン 不協和音

『ミスフォーチュン 不協和音』は、タマル・ハルパーン監督、タマル・ハルパーン、ジョージ・サンダー、メレディス・スタック共同脚本による、2022年米国のサスペンス映画。主演は、クリスティ・テイト、ブリアンナ・コーエン、サラ・フィッシャー。

ミスフォーチュン 不協和音

• 原題：A Baby at Any Cost
• 公開年：2022年
• 製作国：米国
• 上映時間：87分
• ジャンル：サスペンス
• 公式サイト：reeloneent.com・Lifetime.com

予告編はこちら。

製作会社

• RNR Media
• Almost Never Films Inc.

配給会社

• ライフタイム・ムービー・クラブ
• ライフタイム
• リール・ワン・インターナショナル

ほか。

見どころ

スリリングなストーリー展開はもちろん、姉に激しい嫉妬を抱き、エキセントリックな表情で周囲を振り回す妹役を演じたブリアンナ・コーエンの真に迫る演技に注目。

あらすじ

モニカは代理母リリーのおかげで夫ブラッドとの間に娘オリビアをもうけ、幸せの絶頂。妹のジェンがお祝いにやってきますが、モニカにはブラッドの顔が曇っているように見えました。それもそのはず、ジェンは欲しガールなうえ、キレやすいトラブルメーカーで…。

ファム・ファタル

そこそこ顔面偏差値の高い5人の女優が出演。

• クリスティ・テイト…モニカ・ハント役。女性弁護士。深みのある美熟女。代理出産でもうけた娘オリビアあり。
• ブリアンナ・コーエン…ジェン（ジェニファー）役。モニカの姉で、トラブルメーカー。役柄上ブスカワですが、けっこうタイプな美人。
• グレース・モンティ…ローラ役。ジェンの元夫の現在の妻で、継母を務める。クールな美人で、こちらもけっこうタイプ。
• セーラ・フィッシャー…リリー役。モニカ夫妻の代理母で、のちに乳母も勤める。キュートな笑顔。
• ローレン・サマーズ…看護師役。キレッキレの美人。

感想

全員の演技がそこそこで、あらすじは他の「サイコな親戚」「サイコな乳母」映画よりちょっと興味をそそるかも…。

ある夫婦が代理出産で子供を授かります。代理母はリリー（ミーシャ・バートンに似ている）という若い女性で、以前一度代理出産をしたことがあるそうです。夫のために派遣社員として働いていたリリーを主役の夫妻が目に留めました。

妻のモニカ（クリスティ・テイト）は弁護士で、妹のジェンと険悪な過去があり、ジェンの親権争いの代理人も務めています。ジェンは不規則な行動をとり、短気なので、モニカと夫ブラッドはジェンではなくリリーを赤ん坊の乳母に選びます。

モニカの周囲では死亡寸前の事故を含め、奇妙なことが起こります。ジェンはそれほど嫉妬深く腹黒いのか、それとも代理母・乳母のリリーか、それとも他の誰か（あるいは複数？）がモニカを陥れようとしているのでしょうか？

映画のような傑作ではありませんが、何人かの登場人物の奇妙な動きのおかげで、いつも以上に楽しませてもらえます。

解説

ある女性弁護士モニカが家に帰ると、ボーイフレンドが妹のジェンとエッチをしていました。モニカは動揺し、裏切られたように車を走らせ、交通事故に遭います。

10年後、モニカと夫ブラッドはリリーに代理出産してもらって子供を授かります。夫婦はリリーに感謝し、彼女を家族のように思っています。一方ジェンはジェンは、自分で代理出産を考えてもらえなかったことに腹を立てています。彼女は夫サムと離婚し、娘ルビーの親権もありません。リリーは、モニカがすべてをもっていることを羨ましがります。

2週間後、リリーはブラッドとモニカを彼の広告代理店に訪ねます。リリーは代理出産を決意する前、ブラッドのもとで派遣社員として働いていました。リリーは、彼の新しい広告キャンペーンのインスピレーションにもなっています。ジェンも事務所に立ち寄り、姉がリリーと話しているのを見て嫉妬。

モニカは姉とリリーをピクニックに誘います。ジェンがベビーカーのブレーキをかけ忘れ、赤ちゃん（オリビア）が車に轢かれそうになりますが、リリーが間一髪でベビーカーを止めます。この事件がきっかけで、モニカとブラッドはリリーをフルタイムのベビーシッターとして雇い、ジェンが新しい姪と過ごす時間を制限します。ジェンは憤慨し、その場を立ち去り、そして元夫の家では夫婦に対立し、彼らから娘の単独親権を求めていることを打ち明けられると暴力を振るいます。

翌日、モニカの車が荒らされていて、モニカは姉を疑います。さらにゴミ箱から赤ちゃん絵本を見つけ、リリーからの贈り物だから捨てたのだと姉を責めます。ジェンは悪事を否定し、モニカは自分よりもリリーを愛していると考えます。

ジェンは新しく見つけた自由な時間をヨガ教室で教え、夫の新しい恋人ローラにつきまといます。ローラはジョギング中に渓谷に突き落とされ、ジェンが犯人だと思ったサムはジェンに対して接近禁止命令を申請。ジェンは姉に「彼は嘘をついている」と言いますが、モニカは姉を信じず、姉に詰め寄ると、ジェンはまた暴れ出し、裏庭に火を放ちそうになります。

ジェンは今度はみんなが自分に敵対しているように思えてパニックになります。ジェンは怒りにまかせてリリーの額入りの写真を投げつけ、それが義弟のブラッドに当たり、彼は昏睡状態に陥ります。リリーは赤ん坊を見守り、モニカはブラッドのそばにいます。誰もジェンと関わりたくないのです。

モニカは姉に会うことも話すことも拒否。そんな時、ジェンの携帯に妹モニカから家に来てほしいというメッセージが届きます。モニカの家に到着すると、モニカは燭台で殴られて意識不明の状態で床に倒れていました。警察が到着し、ジェンを留置。リリーが現われ、モニカが生きているのを見て驚きます。他方、リリーがジェンに殺人の濡れ衣を着せようとしていたことを知らないまま、モニカは自分が病院に運ばれる間、赤ん坊を見ていてほしいとリリーに依頼。リリーは赤ん坊の母親として、ブラッドの妻として、彼女の地位を奪おうと画策しているのです。

退院後、モニカは自分の携帯電話に、ジェンを家におびき寄せるために送ったメールを発見。このメールを送信できた人物が リリー だけだとわかったモニカは自分の赤ちゃんが大変なことになっていることに気づき、姉とともにリリーの家に忍び込みます。そこでリリーの母親が誘拐で刑務所に入っていたという記事を見つけ、母親のせいでリリーは10代で赤ん坊を養子に出さされたことが分かり、リリーはモニカ夫婦から赤ん坊を奪い返そうとしていたのです。

リリーの母親は、実は赤ん坊を盗もうとした娘をかばっていました。リリーは母親に、どんな犠牲を払っても赤ん坊を手に入れるために、ジェンにすべてをはめたのだと告白します。

モニカとジェンは田舎の家でリリーとその母親を見つけます。モニカとリリーが喧嘩している間、ジェンは赤ん坊をつかんで車に隠します。リリーがモニカを刺しそうになったとき、ジェンが飛び出し、ナイフのしごきを受けます。ジェンはモニカに鍵を渡し、モニカは安全に逃げようとします。リリーが車を開けろと叫んで車を叩いている間に警察が到着。リリーの母親が警察を呼んでいたのです。

ジェンは刺された傷で病院に運ばれますが、姉妹の信頼関係がようやく回復に向かいます。ついにジェンは娘ルビーの親権を手に入れ、娘との再会を果たします。モニカとブラッドは新しい子供を授かり、ジェンに代理出産を依頼。ジェンは快諾します。

キャスト

サラ・フィッシャー、グレース・モンティ、アンジェラ・バウムガードナーは『ミステリアス・キラー』でも共演しています。レナ・ハーモンとメリッサ・セラーズ＝ダーラムは『イントゥ・ザ・トラップ』で共演し、レナは『デンジャラス・ラブアフェア 家主の浮気』にも出演し、メリッサは『バッド・ティーチャーアブナイ教授に狙われた女子生徒』にも出演。

スタッフ

メイクアップを担当したハンナ・ゲイツは、『ラブ＆デス』『テロライズ 裏サイトの恐怖』でも活躍。また、ハンナとキャンディ・レニーは『デンジャラス・ラブアフェア 家主の浮気』で共演。キャンディはさらに『バッド・ティーチャーアブナイ教授に狙われた女子生徒』でもメイクアップを担当。