ハンコック
- 原題:Hancock
- 公開年:2008年
- 製作国:米国
- 上映時間:92分
- ジャンル:アクション
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 公式サイト:sonypictures.jp
- 視聴:U-next
見どころ
酒浸りの自堕落な男ハンコック。実は不死身で空も飛べ、しかも驚異的なスーパーパワーの持ち主。その類い希な能力で事件を解決するものの…?
あらすじ
超人パワーで悪を退治し、街を守る男ジョン・ハンコック。不死身で何千年も生きている、地上にただひとりの存在。しかし、事件解決のたびに街を破壊し、いつしか嫌われ者のヒーローになってしまう。
ファム・ファタル
シャーリーズ・セロンは、『ハンコック』でレイの妻かつハンコックの元妻でもあるメアリー・エンブリー役を演じました。ハンコックと同じようにパワーと能力をもっていますが、2人は互いに近づくにつれて弱っていきます。セロンはメアリーについて、こう語っています。
彼女は郊外に住み、義理の息子のサッカー・ママになり、完璧な妻でいることを意識的に決めています。でも、そういうことをする人はたいてい、自分の中に怖いと思う特徴を隠しているもの。メアリーの場合はそうです。彼女は自分が何者で、何ができるかを知っています。
シャーリーズ・セロンとジェイソン・ベイトマンが強力なサポート役で、ベイトマンはハンコックのイメージ回復に努めるPRのスペシャリストとしてユーモアとハートを添えています。
また、シャーリーズはミステリアスで興味をそそる存在感を発揮し、物語に複雑さを加えていました。途中からスーパーヒロインの風貌になったとき、アイラインが太くなり、セクシーさアップ。
感想
『ハンコック』はかなり興味深く、面白い映画でした。典型的なスーパーヒーロー映画ではありませんし、もともとはDCやマーベルのコミックではありませんでした。もしスーパーヒーローが現代にいたらどうなるかを描いていて、そこが面白いところ。
犯罪者を捕まえるときに器物損壊があれば、人々は怒るでしょうし、自警団の態度が悪ければ、人々は怒るでしょう。バットマンは、世間から嫌われることや、ヒーローの態度の悪さや個人的なトラウマを描いていると思いますが、ハンコックはこれらの問題を扱っている点で非常に独創的だと感じました。メディアの注目や、サングラスを「仮面」のように使うのも良かったです。ハンコックがキャラクターとして成長していく過程もとても良いし、他のキャラクターも良かったです。
普通、映画に出てくる小さな子供にはイライラさせられることが多いですが、脇役の息子はかわいくて愛らしかったです。この映画は、スーパーヒーローやスーパーヴィランが登場するヒーロー映画というよりは、人間として他人と関わり、良いことをし、認められたいと願うことの意味を描いていると思います。『ハンコック』の一番の魅力は、人間味あふれる超人を描いていることだと思います。とても楽しかったです。
解説
最強のスーパーヒーロー、ジョン・ハンコックは、アルコール中毒と不器用さのせいで、冗談のような存在になっています。彼はロサンゼルスで最も嫌われる男にもなりました。彼は多くの命を救ったにもかかわらず、同時に多くの財産を失いし、出動するたびに街に何百万ドルもの損害を与えてきました。PRのエキスパート、レイ・エンブリーの命を列車から救ったとき、レイは感謝し、真のスーパーヒーローとしてのハンコックのイメージを回復できると信じました。彼はハンコックを自宅へ夕食に招き、大ファンの息子アーロンと妻メアリーに紹介しました。しかし、メアリーはなぜかハンコックを自分や家族に近づけたがらないのです…。
キャスト

レビュー 作品の感想や女優への思い