エマ・ワトソン(Emma Watson)は、英国出身の女優・モデル・活動家。『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で世界的スターに。ブラウン大学卒、フェミニズムを推進。『美女と野獣』や『リトル・ウーマン』で活躍。国連ウィメンズ親善大使としてHeForSheキャンペーンを主導。以下では彼女の生い立ち・教育、経歴、私生活、出演作品ご紹介します。
プロフィール
- 名前:エマ・ワトソン(Emma Watson)
- 本名:エマ・シャーロット・デューレ・ワトソン(Emma Charlotte Duerre Watson)
- 生年月日:1990年4月15日(35歳)
- 出生地:フランス・パリ
- 国籍:イギリス
- 身長:165cm
- 血液型:O型
- 職業:女優、活動家
- ジャンル:映画
- 活動期間:2001年~
- SNSサイト:Instagram・Facebook・X
生い立ち・教育
エマ・シャーロット・デュエレ・ワトソン(Emma Charlotte Duerre Watson)は、1990年4月15日、フランスのパリで生まれました。両親のクリス・ワトソンとジャクリーン・ルースビーはいずれも英国出身の弁護士で、エマが5歳の時に離婚。彼女は弟アレックスと共に母とオックスフォード(イングランド)に移り、継父や異母兄弟3人と暮らしました。幼少期はパリとオックスフォードで過ごし、6歳から演劇学校「ステージコーチ」に通い、演技、歌、ダンスを学びました。『ハリー・ポッター』のオーディションを受けた際、演劇経験は学校の公演のみでしたが、ハーマイオニー役への情熱が認められました。
エマはオックスフォードのドラゴン・スクールに通い、優秀な成績を収めました。『ハリー・ポッター』の撮影中は、セットで家庭教師による指導を受け、2006年にヘディントン・スクールでGCSE試験を10科目でA*(最高評価)を取得。2009年に米国のブラウン大学に進学し、2014年に英文学の学士号を取得。撮影スケジュールのため一時休学したが、ブラウンでの経験を「人生を変えた」と語り、知性と学問を重視する姿勢はハーマイオニーのイメージと重なります。オックスフォード大学でも短期留学し、フェミニズムやジェンダー研究を学びました。
経歴
エマ・ワトソンのキャリアは、2001年の『ハリー・ポッターと賢者の石』でハーマイオニー・グレンジャー役に抜擢されたことから始まりました。11歳でのこの役は、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリントと共に彼女を世界的スターに押し上げ、シリーズ8作品(2001~2011年)で成長を魅せました。シリーズは全世界で77億ドルの興行収入を記録し、エマはMTVムービー・アワードやティーン・チョイス・アワードを受賞。2007年の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、自身の演技に不満を抱き、演技学校への進学を検討しましたが、監督デヴィッド・イェーツの励ましで続投。
2011年、シリーズ終了後、『ウォールフラワー』でサム役を演じ、ボストン批評家協会賞やサンディエゴ批評家協会賞を受賞。インディーズ映画での演技が「感情的で繊細」と高く評価されました。2013年の『ブリング・リング』ではソフィア・コッポラ監督のもと、実在の強盗グループのメンバーを演じ、コメディ『ディス・イズ・ジ・エンド』で本人役のカメオ出演。2014年、ダーレン・アロノフスキー監督の『ノア 約束の舟』でラッセル・クロウの養女イラ役を演じ、聖書映画に挑戦。2015年の『コロニア』ではカルト教団に立ち向かうレナ役、2016年の『リグレッション』ではアレハンドロ・アメナーバル監督と組み、ホラー要素のスリラーに出演。
2017年、ディズニーの実写版『美女と野獣』でベル役を主演。ダン・スティーヴンスと共演し、全世界で12億6400万ドルの興行収入を記録し、MTVムービー・アワードを受賞。歌唱シーンも披露し、批評家から「知的で魅力的なベル」と称賛されました。2019年、グレタ・ガーウィグ監督の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でメグ・マーチ役を演じ、シアーシャ・ローナンやフローレンス・ピューと共演し、アカデミー賞ノミネート作品に貢献。モデルとしては、2009年からバーバリーやランコムのキャンペーンに登場。2021年、俳優業から一時離れ、フェミニズム活動や監督業に注力していると報じられ、2024年にはプラダの短編映画『The Party』で監督デビュー。推定純資産は8500万ドルで、女優、モデル、活動家としての影響力が際立っています。
私生活
エマ・ワトソンはプライバシーを重視し、恋愛や私生活を控えめにしています。2020年から実業家レオ・ロビントンと交際中で、ロサンゼルスで同棲していると報じられていますが、結婚や婚約は確認されていません。過去には、2008年に俳優ジェイ・バリモア、2009年に実業家ウィル・アダモヴィッツ、2015~2017年にウィリアム・マック・ナイト、2018年に『glee』のコード・オーバーストリート、2019年にブレンダン・ウォレスと交際。2025年時点で子供はいません。
2014年、国連ウィメンズ親善大使に任命され、HeForSheキャンペーンを立ち上げ、ジェンダー平等を訴えました。タイムズ・アップや#MeToo運動を支持し、2016年にはフェミニスト読書会「Our Shared Shelf」を設立。環境問題にも関心が高く、2021年にサステナブルファッションブランドに投資。菜食主義者で、ヨガや瞑想を実践。インスタグラム(@emmawatson、約7000万フォロワー)で活動や社会問題を発信し、趣味は読書、絵画、料理。オックスフォードを拠点にしつつ、ニューヨークやロサンゼルスでも生活。彼女は「フェミニズムは選択の自由」と語り、知的で社会意識の高いイメージで知られています。
出演作品
エマ・ワトソンの主な出演作品は以下の通りです。
- ハリー・ポッターと賢者の石(2001年)…ハーマイオニー役でデビュー、世界興収9億7400万ドル。
- ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年)…ハーマイオニー役で続投。
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年)…シリーズ3作目で成長したハーマイオニーを演じた。
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年)…ティーン・チョイス・アワード受賞。
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年)…ハーマイオニーのリーダーシップを強調。
- バレエ・シューズ(Ballet Shoes)(2007年、TV映画)…ポーリーン役で、BBCのドラマに出演。
- ハリー・ポッターと謎のプリンス(2009年)…ハーマイオニーの恋愛要素を演じた。ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年)…シリーズ7作目で、冒険の中心に。
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年)…シリーズ完結、興収13億4100万ドル。
- My Week with Marilyn(2011年)…ルーシー役で、ミシェル・ウィリアムズと共演。
- ウォールフラワー(2012年)…サム役で主演、ボストン批評家協会賞受賞。
- ディス・イズ・ジ・エンド(2013年)…本人役でカメオ出演。
- ブリング・リング(2013年)…ニッキー役で、ソフィア・コッポラ監督作。
- ノア 約束の舟(2014年)…イラ役で、ラッセル・クロウと共演。
- コロニア(2015年)…レナ役で、ダニエル・ブリュールと共演。
- リグレッション(2015年)…アンジェラ役で、イーサン・ホークと共演。
- 美女と野獣(2017年)…ベル役で主演、興収12億6400万ドル。
- ザ・サークル(2017年)…メイ役で、トム・ハンクスと共演。
- リトル・ウーマン(2019年)…メグ・マーチ役で、グレタ・ガーウィグ監督作。
声優・その他
- The Tale of Despereaux(2008年)…ピーマウス役で声優出演。
- The Party(2024年、短編映画)…監督デビュー、プラダのキャンペーン。
まとめ
エマ・ワトソンは、パリ生まれの英国女優で、『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役で世界的スターに。ブラウン大学で英文学を学び、『美女と野獣』や『リトル・ウーマン』で多才な演技を披露。国連ウィメンズ親善大使としてHeForSheを推進し、フェミニズムや環境問題に尽力。2024年の監督デビューなど、今後の活動にも期待が集まります。
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