エイザ・ゴンザレス(Eiza González)はメキシコ出身の女優・歌手。『ローラ、ミー・ファースト・ラブ』でデビューし、『ベイビー・ドライバー』や『アリータ:バトル・エンジェル』でハリウッド進出。『3 Body Problem』や『ミニストリー/非紳士的な戦争の技術』に出演。慈善活動にも尽力。以下では彼女の生い立ち・教育、経歴、私生活、出演作品をご紹介します。
プロフィール
- 名前:エイザ・ゴンザレス(Eiza González)
- 本名:エイザ・ゴンザレス・レイナ(Eiza González Reyna)
- 生年月日:1990年1月30日(35歳)
- 出生地:メキシコ、ソノラ州カボルカ
- 職業:女優・歌手
- ジャンル:映画・TV
- 活動期間:2007年~
- SNSサイト:Instagram・Facebook・YouTube・X
生い立ち・教育
エイザ・ゴンザレス・レイナ(Eiza González Reyna)は、1990年1月30日、メキシコのメキシコシティで生まれ、ソノラ州カボルカで育ちました。父カルロス・ゴンザレスは自動車事業を営み、母グレンダ・レイナは元モデルで、エイザは12歳年上の兄ユレンを持つ一人っ子です。12歳の時、父をオートバイ事故で亡くし、このトラウマが彼女のキャリアに強い影響を与えました。2015年のインタビューで、15~20歳の間に過食症と抑うつを経験したと明かしています。10歳頃、親戚のいるイタリアのトレントに滞在し、イタリア語を学び、バイリンガル(スペイン語・英語)に加え、イタリア語も習得しました。
エイザはメキシコシティのバイリンガル私立校、アメリカン・スクール・ファンデーションとエドロン・アカデミーに通いました。2003~2004年、13歳でパトリシア・レイエス・スピンドラが運営するM&Mスタジオで演技を学び、14歳でテレヴィサの名門演技学校「セントロ・デ・エドゥカシオン・アルティスティカ(CEA)」に入学。3年コースの2年目を修了した16歳の時、プロデューサーのペドロ・ダミアンに発掘され、女優デビューを果たしました。2008年春、母と共にニューヨークのリー・ストラスバーグ演劇・映画研究所で3か月の演技コースを受講し、帰国後、さらなるキャリアを追求しました。
経歴
エイザ・ゴンザレスのキャリアは、2007年のメキシコのティーン向けテレノベラ『ローラ、ミー・ファースト・ラブ(Lola, érase una vez)』で主人公ローラ・バレンテ役を演じたことから始まりました。この作品はラテンアメリカや米国で放映され、彼女を一躍有名に。2009年、アルゼンチンの子供向けテレノベラ『Floricienta』のリメイクで再びローラ役を演じ、批評家から高い評価を受けました。2009年にはデビューアルバム『Contracorriente』をリリースし、メキシコのアルバムチャートで13位を記録。2010年、ニコロデオンのティーン向けシットコム『Sueña conmigo』でクララ・モリーナとその分身ロキシー・ポップの二役を演じ、アルゼンチンで1年間撮影。番組の成功により、2011年にアルゼンチンでコンサートツアーを行いました。2012年にはセカンドアルバム『Te Acordarás de Mí』をリリース。
2013年8月、ロサンゼルスに移り、ハリウッド進出を目指しました。同年、ロバート・ロドリゲス監督の『フロム・ダスク・ティル・ドーン:ザ・シリーズ』(2014~2016年)でサンタニコ・パンデモニウム役(サルマ・ハエックが映画版で演じた役)を獲得し、初の英語圏での役で注目を集めました。2017年、エドガー・ライト監督の『ベイビー・ドライバー』でモニカ・“ダーリン”・カステロ役を演じ、アクションとドラマの両方で存在感を示し、批評家から「多才な女優」と称賛されました。この作品は興収2億2600万ドルを記録。2019年には『アリータ:バトル・エンジェル』でサイボーグのニシアナ役、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』でマダムM役を演じ、アクション映画での地位を確立。
2020年にはヴィン・ディーゼルと共演した『ブラッドショット』や、ピーター・ディンクレイジと共演した『アイ・ケア・ア・ロット』でダークコメディに挑戦。2021年の『ゴジラvsコング』ではマイア・シモンズ役、2022年の『アンビュランス』では救急隊員キャム役を演じ、マイケル・ベイ監督作でジェイク・ジレンホールと共演。2024年にはNetflixのSFシリーズ『3 Body Problem』でオーギー役、ガイ・リッチー監督の『ミニストリー/非紳士的な戦争の技術』でマージョリー・スチュワート役を演じ、批評家から「感情的な深み」と評価されました。モデルとしても活動し、2008年にアヴォンの「Color Trend」、2015年にニュートロジーナのブランド大使を務め、ヴォーグやGQの表紙を飾りました。推定純資産は500万ドル(2020年時点)です。
私生活
エイザ・ゴンザレスは私生活を比較的プライベートに保ちますが、いくつかの恋愛が報じられています。2011~2013年にブラジル人実業家のペペ・ディアス、2014~2016年に『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の共演者D.J.コトロナ、2018年にジョシュ・デュアメル、2020年にティモシー・シャラメ、2022年にジェイソン・モモアと交際。2023年には英国人モデル、ガイ・ビンズとのデートが目撃されましたが、関係は公表されていません。2023年1月、リアム・ヘムズワースとの噂を否定。2025年時点で未婚、子供はいません。
ロサンゼルスを拠点に生活し、フィットネス愛好家としてワークアウトや健康的なライフスタイルをインスタグラム(@eizagonzalez、約800万フォロワー)で発信。スペイン語、英語、イタリア語を流暢に話し、メキシコの文化を誇りに思います。慈善活動にも熱心で、教育や医療、ジェンダー平等、子どもの権利を支援。SNSで社会問題について発信し、ファッションアイコンとしても知られ、ヴォーグやエルで称賛されています。12歳の時に診断された注意欠陥障害(ADD)を克服し、父の死を乗り越えた経験が彼女の強い意志を形成しました。
出演作品
エイザ・ゴンザレスの主な出演作品は以下の通りです。
- ローラ、ミー・ファースト・ラブ(2007~2008年、TVシリーズ)…ローラ・バレンテ役で主演、ラテンアメリカで大ヒット。
- Mujeres Asesinas…(2009年、TVシリーズ)…「Tere, Desconfiada」でガビー役、ティーンエイジの敵役。
- Sueña conmigo(2010~2011年、TVシリーズ)…クララ・モリーナ/ロキシー・ポップ役で主演、ニコロデオン。
- Amores verdaderos(2012~2013年、TVシリーズ)…ニッキー・ブリッズ・バルバネラ役で主演。
- Casi 30(2014年、映画)…クリスティーナ役で映画デビュー、18歳のバレエ学生。
- Jem and the Holograms(2015年、映画)…シェイラ・“ジェッタ”・バーンズ役でハリウッド進出。
- フロム・ダスク・ティル・ドーン:ザ・シリーズ(2014~2016年、TVシリーズ)…サンタニコ・パンデモニウム役で英語圏デビュー。
- ベイビー・ドライバー(2017年)…モニカ・“ダーリン”・カステロ役、興収2億2600万ドル。
- Welcome to Marwen(2018年)…カルララ役で、スティーヴ・カレルと共演。
- アリータ:バトル・エンジェル(2019年)…ニシアナ役で、サイボーグの暗殺者。
- ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年)…マダムM役で、ドウェイン・ジョンソンと共演。
- ブラッドショット(2020年)…KT役で、ヴィン・ディーゼルと共演。
- アイ・ケア・ア・ロット(2020年)…フラン役で、ピーター・ディンクレイジと共演。
- ゴジラvsコング(2021年)…マイア・シモンズ役。
- Spirit Untamed(2021年)…ミラグロ・ナバロ・プレスコット役(声優)。
- アンビュランス(2022年)…キャム・トンプソン役で、ジェイク・ジレンホールと共演。
- 3 Body Problem(2024年、TVシリーズ)…オーギー役で、NetflixのSF大作。
- ミニストリー/非紳士的な戦争の技術(2024年)…マージョリー・スチュワート役で、ガイ・リッチー監督作。
- I Love Boosters(2024年)…犯罪コメディに出演。
音楽
- Contracorriente(2009年、アルバム)…メキシコで13位を記録。
- Te Acordarás de Mí(2012年、アルバム)…セカンドアルバム。
まとめ
エイザ・ゴンザレスは、メキシコシティ出身の女優・歌手で、『ローラ、ミー・ファースト・ラブ』でブレイク後、『ベイビー・ドライバー』や『アリータ:バトル・エンジェル』でハリウッドに進出。アクションやドラマで多才さを発揮し、2024年の『3 Body Problem』や『ミニストリー』でさらなる評価を得ました。慈善活動やファッションでも注目され、今後の活躍が期待されます。
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