ポルノスター 私の選んだ道

この記事のうち「見どころ」には若干の誇張表現があります。

ポルノスター、ベル・ノックスを実話ベースにした人間ドラマ。

『ポルノスター 私の選んだ道』は、ヴァネッサ・パライズ監督による2017年のカナダのTV映画。この映画は、学費を払うためにポルノ映画業界に入ったアメリカ人大学生ベル・ノックスの実話に基づいています。

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ポルノスター 私の選んだ道

  • 邦題:ポルノスター 私の選んだ道
  • 原題:From Straight A’s to XXX
  • 公開年:2017年
  • 上映時間:87分
  • 製作国:カナダ、米国
  • ジャンル:ドラマ、伝記
  • キーワード:実話ベース、デューク大学、学費、ポルノ女優、家族関係、マスメディア、CNN、トーク番組、女子大生、ベル・ノックス、レズプレイ、ポルノスター

予告編はこちら。

あらすじ

憧れのデューク大学に入学したミリアムは、学費を稼ぐためポルノ女優、ベル・ノックスとしてポルノに出演。そして、男子学生に秘密をばらされてしまいます。大学内で好奇の目にさらされ、家族との関係も壊れていく一方、彼女はマスメディアから大きな注目を浴びます。

見どころ

CNNのトーク番組に出演し、その発言が注目を集めた現役女子大生ポルノ女優、ベル・ノックス。大学内での嫌がらせなど、ポルノ出演に端を発した出来事が赤裸々に綴られます。

ファム・ファタル

『ポルノスター 私の選んだ道』はモデルとなったベル・ノックスの協力なしに作られました。

ミリアム・ウィークス(ポルノスターとしてはベル・ノックス)を演じたヘイリー・プロスもさることながら、ドーラ役のアリソン・バスが細くて綺麗。レズプレイを得意とするポルノスターとして出演。

感想

『ポルノスター 私の選んだ道』は全体的に淡白ではありますが、演技が自然で素晴らしく、エンディングは納得のいくものでした。

そして、深いテーマを描いていて、興味深く見られました。この映画は人間がいかに判断力に欠けるか、また単に意地悪であるかを示しています。対ポルノとなるととかく男性よりも女性の方が酷い反応をします。

そこでヘイリー・プロスが演じるミリアム・ウィークスが伝えるメッセージが大きま意義をもちます。とくに若い女子たちに、自分の体に関してはありのままで、やりたいことをやりなさいという素晴らしいメッセージ。ミリアムの日常的な私生活と私たちの生活のどこか違うのかはあまり重要ではなく、彼女の全体的なイメージやメッセージが重要だと感じました。

解説

米国の大学生と保護者には高額な学費がのしかかり、保護者の残業や学生の多忙なバイトを強要している側面が大学の問題となっています。

セックス・チャット 淫靡な世界に堕ちて』(女子大生の設定はありませんが)や『二重性活 女子大生の秘密レポート』のように、効率よくバイトするためにアダルトチャットに手を出す学生もしばしば。また、『バッド・ティーチャーアブナイ教授に狙われた女子生徒』や『テロライズ 裏サイトの恐怖』が描いたように、米国の大学生にとって奨学金の獲得が大事になってくるので、かつてはセクハラの温床となっていました。奨学金を獲得しやすい状況を作るために、ソロリティという社交クラブに入会する女子大生もいます。このクラブの閉鎖性は『セクシャル・ソロリティ 女子学生社交クラブ』に詳しく描かれています。

デューク大学の学資援助ページによると、2020〜2021年度の学費は平均8万ドル以上かかります。これには授業料、寮費、書籍、消耗品、個人出費の見積もりが含まれます。

映画『ポルノスター 私の選んだ道』もまた、米国の学生が抱える2つの問題、高額な学費と多忙なバイトをテーマにとりあげています。この映画の重要さは、窮地に立たされた女子大生が手を染めたバイトを肯定的に考えた点にあります。

女子大生ミリアム・ウィークスは環境の変化で大学の学費が払えなくなり、意外な決断をします。ベル・ノックスという偽名を使ってAVに出演しはじめたのです。ミリアムは家族や学校の友人には嘘をつき、二重生活を秘密にしていました。しかしらすぐに噂は広まり、ミリアムはネット上での悪質な攻撃や不要な注目を浴びるようになります。

ミリアムは反撃に出ます。新しい仕事がフェミニストとしての力を与えてくれるとメディアに語るのです。しかし、彼女の自信に満ちた態度は思わぬ結果を招き、保守的な家族からも、AV界の同僚からも疎まれます。そこで、ある衝動的な決断をしますが、たちまち制御不能に陥ってしまいました…。

キャスト

登場人物 主演者
ミリアム・ウィークス/ベル・ノックス ヘイリー・プロス
ジョリー サーシャ・クレメンツ
ドン ジャド・ネルソン
アマンダ ジェシカ・ルー
ケビン・ウィークス博士 ピート・グラハム
ハルチャラン・ウィークス夫人 イマリ・ペレーラ
ポール・ウィークス ギャレット・ブラック
ドーラ アリソン・バス
サラ ジェナ・ロマーニン
ジェフ カルディ・ウォン
ギャビン タイ・ウッド
エイミー ジャッキー・ライ
ジェン レイチェル・ギリス
ナタリー アンドレア・ステファンコバ
ジョシュ アレックス・パングバーン
ケネス ジョニー・カスバート
ジェームズ リアム・ホール
バック フレイザー・エイチソン
マンディ ジョバンナ・バーク
ロキシー サラ・ポルチェッタ
シエナ ナタリー・フォン・ロッツブルク
ジミー・ダイヤモンド ヴォルフガング・クラッセン
教授 ドナ・ソアレス
監督 グレッグ・ポラック
司会 デボラ・フィンケル
ホスト カイル・ファインズ
マザー パンタ・モスレー
タクシー運転手 アーロン・マッカラム
ブロンドガール ラニー・マコーリー
意地悪な女子 エレン・カーラム
男性ポルノ男優 サミュエル・フランシスコ
男性ポルノスター サミュエル・フランシスコ
ファン1 ダスティン・シュワルツ
ファン2 ジェシー・ストレッチ

スタッフ

監督 バネッサ・パリーゼ
衣装デザイン リーネ・ドブラジャ
衣装デザイン助手 エイラ・アレクサンドラ・コットマイヤー
トラック衣装 ステファニー・モーズリー
セット・スーパーバイザー アダム・ラインズマ
衣装:エキストラ ミア・フィディス
衣装:エキストラ カサンドラ・シャイアー
メイクアップ主任 ジェシカ・クリッペン
メイクアップ助手 サマンサ・バーク
ヘアスタイル ミランダ・アプトン
ヘアスタイル助手 アリシャ・マクローリン

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