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卍舞2 妖艶三女濡れ絵巻

「見どころ」にPR表現を含みます。

『卍舞2 妖艶三女濡れ絵巻』は、江戸時代を舞台に、男装の麗人お蝶が巻き起こす妖艶な復讐劇を描いたエロティックアクションの第2弾。湯女から剣客へと変貌した主人公が、ヤクザに追われながらも三人の美女たちと共闘し、壮絶な戦いを繰り広げる。過激な官能描写と華麗な剣戟が融合した娯楽絵巻は、視覚的に魅惑的な世界を展開する。監督小笠原佳文の演出が光り、女優たちの妖艶な魅力が満載の作品である。

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基本情報

  • 原題:卍舞2 妖艶三女濡れ絵巻
  • 公開年:1995年
  • 製作地:日本
  • 上映時間:83分
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女優の活躍

本作では、武田久美子、麻倉未稀、三原じゅん子の三人の女優が中心となり、妖艶で力強い活躍を見せています。武田久美子は主人公のお蝶を演じ、前作の湯女から一転して男装の剣客として登場します。彼女の演技は、復讐心に燃える冷徹さと、内に秘めた情熱の揺らぎを巧みに表現しており、剣を振るうアクションシーンでは凛とした美しさを発揮します。特に、敵対勢力との対決で繰り広げられる激しい剣戟は、彼女の身体能力の高さを証明するもので、観る者を圧倒します。麻倉未稀は、謎めいた美女・お雪役を務め、妖艶な魅力で物語を彩ります。彼女の活躍は、官能的なシーンでの繊細な表情演技に顕著で、相手を誘惑しつつも鋭い洞察力を発揮する知的な女性像を体現しています。三原じゅん子はお梅役として、三女の一人として登場し、情熱的で奔放なキャラクターを熱演します。彼女のシーンでは、感情の爆発的な表現が光り、復讐の渦中で揺れる人間味あふれる姿が印象的です。三人の女優は、互いの演技が絡み合うことで、作品全体に深みを与え、単なるエロティシズムを超えたドラマチックな活躍を繰り広げています。それぞれの個性がぶつかり合い、時には共鳴する様子は、視聴者に強い感動を呼び起こします。この三女の活躍こそが、本作の最大の見どころであり、1995年の日本映画界において、女性俳優の可能性を広げた一作と言えるでしょう。

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女優の衣装・化粧・髪型

本作の女優たちの衣装、化粧、髪型は、江戸時代の風情を基調としつつ、妖艶さとアクションのダイナミズムを強調したデザインが特徴です。まず、武田久美子演じるお蝶の衣装は、男装を基調とした黒い羽織と袴が中心で、動きやすさを考慮した実戦的なシルエットです。布地は光沢のある絹を使用し、剣戟の際に翻る様子が視覚的に美しく、復讐者の孤独な美学を象徴しています。化粧は薄化粧で、眉を細く引き、唇を淡い紅で染め、男装ながらも女性らしい柔らかさを残す工夫が見られます。髪型は後ろで一つにまとめ、短く切り揃えたポニーテール風で、戦う女性の凛々しさを際立たせています。一方、麻倉未稀のお雪は、華やかな着物姿が主で、赤と金糸の刺繍が入った振袖が妖艶さを強調します。帯は幅広の角帯で、緩やかに結ばれ、官能シーンでの解けやすさを考慮した柔軟性があります。化粧は白粉を厚く塗り、目元に黒いアイラインを引いてミステリアスな魅力を高め、頰に淡い紅を差して花魁のような華やかさを演出しています。髪型は日本髪の変形で、髷を高く結い上げ、簪で飾り、歩くたびに揺れる様子が魅惑的です。三原じゅん子のお梅は、奔放さを表すために、半露わの着物と羽織の組み合わせを採用し、布地の透け感がエロティシズムを高めます。化粧は大胆で、唇を濃い紅で強調し、目尻に赤みを加えて情熱的な表情を強調。髪型は乱れ髪を意図的に残したアップスタイルで、戦いや情事の激しさを視覚的に表現しています。これらの要素は、監督の指示のもと、時代考証を基に現代的な官能美を加味して設計されており、女優たちの身体性を最大限に引き立てています。全体として、衣装は動きの自由度を保ちつつ視覚効果を重視し、化粧と髪型はキャラクターの内面を反映した細やかな工夫が施され、作品のテーマである「妖艶三女」を完璧に体現しています。このようなスタイリングは、当時のピンク映画の枠を超え、芸術的な美意識を感じさせるものです。

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あらすじ

江戸時代中期、仇討ちを果たした湯女のお蝶は、男装の剣客としてお尋ね者の身となり、各地を渡り歩いていた。彼女の名は今や闇の噂となり、ヤクザの頭領・黒田一味から命を狙われる日々を送る。ある日、お蝶は山道でヤクザの刺客に襲われ、辛うじて逃れるが、そこで出会ったのは謎の美女お雪だった。お雪は、かつて黒田に家族を惨殺された過去を持ち、同じく復讐の炎を胸に秘めていた。二人は意気投合し、互いの目的を共有する中で、黒田の野望を阻止するための同盟を結ぶ。

やがて、二人は情熱的な女性お梅と出会う。お梅は遊郭の花魁として生きるが、黒田の圧政に苦しむ民の代表として、密かに反乱を企てていた。三女はそれぞれの過去の傷を胸に、黒田の城下町に潜入する計画を立てる。お蝶の剣術、お雪の妖艶な誘惑術、お梅の機知に富んだ策略が融合し、敵の懐に切り込む。潜入の過程で、三女は壮絶な試練に直面する。お蝶は刺客との一騎打ちで命懸けの戦いを繰り広げ、傷つきながらも勝利を収める。お雪は黒田の側近を誘惑し、内部情報を引き出すが、自身も危険な罠に嵌まりかける。お梅は民衆を扇動し、城内の混乱を誘発するが、捕らわれて拷問を受ける身となる。

クライマックスでは、三女が再び集結し、黒田の本拠地に攻め込む。剣戟と官能が交錯する乱戦の中、お蝶の卍舞が炸裂し、敵を次々と薙ぎ払う。お雪の魅力が黒田の心を乱し、お梅の勇気が仲間を鼓舞する。ついに黒田との対決が訪れ、三女の連携が仇の首を討ち取る。しかし、勝利の代償は大きく、お蝶は永遠の放浪を誓い、三女の絆は新たな伝説として語り継がれる。復讐の果てに得た自由と、互いの想いが交差する感動的な結末は、観る者の心に深く刻まれるであろう。

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解説

「卍舞2 妖艶三女濡れ絵巻」は、1995年に公開された日本映画で、前作「大江戸浮世風呂譚 卍舞」の続編として位置づけられます。監督の小笠原佳文は、前作のヒットを活かし、エロティックアクションの要素をさらに深化させました。本作のテーマは「復讐と絆」で、単なる官能描写に留まらず、女性たちの内面的成長を描く点に特徴があります。江戸時代を舞台に選んだのは、当時の階級社会と女性の抑圧を象徴するためであり、主人公お蝶の変貌は、伝統的な女性像からの脱却を表しています。

脚本の井上誠吾は、史実を基にしたフィクションを巧みに織り交ぜ、三女のキャラクターを多層的に構築しました。お蝶の冷徹さ、お雪の妖艶さ、お梅の情熱は、それぞれが卍の如く絡み合い、物語を推進します。アクションシーンは、宮島正弘の撮影技法により、ダイナミックに捉えられており、特に剣戟の連続は、時代劇の伝統を現代的にアップデートしたものです。エロティックな要素は、過激さを増しつつも、心理描写と連動させることで、単なる消費物ではなく、芸術的な表現となっています。

文化的文脈では、1990年代の日本映画界がピンク映画から脱却し、メインストリームへ移行する過渡期に位置します。本作は、東映の配給により劇場公開され、女性俳優の活躍を促進しました。武田久美子らの演技は、身体表現の極みを示し、後年のアクション女優の先駆けとなりました。また、衣装デザインは時代考証を重視しつつ、視覚的な魅力を優先、妖艶三女の「濡れ絵巻」を体現しています。批評家からは、娯楽性とテーマ性のバランスが高く評価され、興行的に成功を収めました。

現代的に見て、本作はジェンダー論の観点から興味深いです。三女の共闘は、女性エンパワーメントの象徴であり、復讐劇を通じて抑圧からの解放を描きます。しかし、官能描写の多さから、フェミニズム批評も存在します。それでも、監督の意図は女性の強さを讃えるものであり、視聴者に多角的な解釈を促します。全体として、本作はエンターテイメントの枠を超え、日本映画史に一石を投じた作品と言えるでしょう。83分のコンパクトな構成ながら、密度の高いドラマが展開され、繰り返し観賞の価値があります。

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キャスト

  • 武田久美子 お蝶役
  • 麻倉未稀 お雪役
  • 三原じゅん子 お梅役
  • ジョー山中 黒田役
  • 峰岸徹 刺客役
  • 沢木麻知子 脇役
  • 白石ひとみ 脇役
  • 三ツ木清隆 脇役

スタッフ

  • 監督:小笠原佳文
  • 脚本:井上誠吾
  • 撮影:宮島正弘
  • 照明:中岡源権
  • 美術:タイガーゴム
  • 録音:利倉亮
  • プロデューサー:江尻健司、西村維樹
  • 製作:東映ビデオ
  • 配給:東映

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劇場映画
なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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