『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年5月1日公開)はマーベル・コミックのヒーロー集団を描くアクション大作。トニー・スタークが創ったAIウルトロンが暴走し、アベンジャーズが人類の危機に立ち向かう。スカーレット・ヨハンソンとエリザベス・オルセンが活躍。
基本情報
- 邦題:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
- 原題:The Avengers: Age of Ultron
- 公開年:2015年
- 製作国:米国
- 上映時間:141分
- ジャンル:アクション、SF
- 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
- 公式サイト:marvel.disney.co.jp
あらすじ
アベンジャーズは、ヒドラの残党からロキの杖を奪還するが、トニー・スタークとブルース・バナーは杖の力を使い、平和維持のための人工知能「ウルトロン」を開発。しかし、ウルトロンは人類を脅威とみなし、進化を重ねて暴走。ソコヴィアで大規模な破壊を計画する。アベンジャーズは新メンバーであるワンダとピエトロのマキシモフ姉弟やヴィジョンと共に、ウルトロンとその軍団に立ち向かう。戦いは壮絶を極め、ヒーローたちの結束と犠牲が試される。
解説
本作は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ2の中心となる作品で、2012年の『アベンジャーズ』の続編です。前作で築かれたチームの絆が試され、新たなキャラクターの導入や内面的な葛藤が描かれます。特に、トニー・スタークの傲慢さと責任感、ウルトロンの哲学的な脅威は、ヒーロー映画に深みを加えています。
監督ジョス・ウェドンは、アクションとドラマのバランスを重視し、視覚効果も前作から進化。ウルトロンのCGIやソコヴィアの戦闘シーンは、IMAXカメラを活用した迫力ある映像で観客を引き込みます。
また、ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)の能力やヴィジョンの誕生は、MCUの今後の展開に大きな影響を与えました。興行的には全世界で14億ドル以上を記録し、批評家からはキャラクターの多さに賛否両論がありつつも、エンターテインメント性が高く評価されました。
女優の活躍
本作では、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)とエリザベス・オルセン演じるワンダ・マキシモフが特に際立つ活躍を見せます。
スカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドウ)
本作ではスカーレット・ヨハンソンがブラック・ウィドウを演じます。ナターシャはチームの要として、戦略的な判断と身体能力を駆使した戦闘で活躍。ウルトロンとの戦いでは、冷静な判断でチームをまとめ、ブルース・バナーとの関係性も深く描かれます。彼女の過去や人間性が掘り下げられ、単なる戦士以上の複雑なキャラクターとして光ります。特に、ソコヴィアでの民間人救出シーンでは、彼女のリーダーシップが強調されます。
エリザベス・オルセン(ワンダ・マキシモフ)
本作ではエリザベス・オルセンがワンダ・マキシモフを演じます。新キャラクターのワンダは、テレパシーとテレキネシスを操る能力者として登場。物語序盤では敵側に立つが、ウルトロンの真意を知りアベンジャーズ側に。彼女の感情的な演技と能力の視覚的表現は、映画に新たな魅力を加えました。特に、ヴィジョンとの関係性の萌芽は、後のMCU作品への布石となります。
女優の衣装・化粧・髪型
スカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドウ)
ナターシャの衣装は、黒を基調とした戦闘スーツで、機能性とスタイリッシュさを両立。タイトなレザースーツに赤いアクセントが加わり、彼女の機敏さを強調。髪型は肩までの赤いウェーブヘアで、前作より柔らかい印象。メイクは控えめで、戦闘中のナチュラルさが彼女のタフなキャラクターを際立たせます。電撃バトンや銃を収納するベルトも特徴的で、戦闘シーンでの動きやすさを考慮したデザインです。
エリザベス・オルセン(ワンダ・マキシモフ)
ワンダの衣装は、初期は民間人のようなカジュアルな服(ダークトーンのジャケットとスカート)で、ソコヴィアの過酷な環境を反映。物語が進むにつれ、赤と黒のコルセット風トップスとブーツに変化し、スカーレット・ウィッチの原型が見えます。髪型はロングのダークブラウンのゆるいウェーブで、神秘的な雰囲気を演出。メイクは薄く、目の周りのダークシャドウで感情の激しさを表現。特に戦闘シーンでは、赤いエネルギー効果と連動したメイクが印象的です。
キャスト
- ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク / アイアンマン)
- クリス・ヘムズワース(ソー)
- マーク・ラファロ(ブルース・バナー / ハルク)
- クリス・エヴァンス(スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ)
- スカーレット・ヨハンソン(ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ)
- ジェレミー・レナー(クリント・バートン / ホークアイ)
- ジェームズ・スペイダー(ウルトロン / 声)
- エリザベス・オルセン(ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ)
- アーロン・テイラー=ジョンソン(ピエトロ・マキシモフ / クイックシルバー)
- ポール・ベタニー(ヴィジョン / ジャーヴィス)
- サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)
- コビー・スマルダーズ(マリア・ヒル)
- ドン・チードル(ジェームズ・ローズ / ウォーマシン)
- アンソニー・マッキー(サム・ウィルソン / ファルコン)
- ステラン・スカルスガルド(エリック・セルヴィグ)
スタッフ
- 監督:ジョス・ウェドン
- 脚本:ジョス・ウェドン
- 製作:ケヴィン・ファイギ
- 製作総指揮:ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、ジョン・ファヴロー他
- 撮影:ベン・デイヴィス
- 編集:ジェフリー・フォード、リサ・ラセック
- 音楽:ブライアン・タイラー、ダニー・エルフマン
- 視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
- プロダクション・デザイン:チャールズ・ウッド
- 衣装デザイン:アレクサンドラ・バーン
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