劇場映画

オレゴン・ホテル

記事内に「見どころ」の項目があれば、そこに若干の誇張表現を含みます。
拘束&監禁された美女VSいかれた母子の飽くなき戦い。

『オレゴン・ホテル』は、ブライアン・M・コンリーとネイサン・アイブス監督による2017年の米国ホラー映画。脚本は両監督に加えショーン・デッカー。主演はミーシャ・バートン、ジャクソン・デイビス、ケイレブ・ロング、トレイシー・トムズ。

あらすじは、一見何の罪もない男が悪名高いロスの連続殺人犯に誘拐され、殺人犯は捕獲、拷問、殺人の妄想を実現するために被害者に対してロールプレイを強要するというもの。コンリーとアイヴスは2015年の秋に一緒に脚本を書き、『スルース』『セブン』『羊たちの沈黙』といった映画からインスピレーションを得たといいます。

2017年10月7日にロサンゼルスのシュリークフェストでプレミア上映されました。2018年9月15日に米国で10マーケットでの劇場公開とデジタルリリースを受けました。

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オレゴン・ホテル

  • 原題:Besetment
  • 製作年:2017年
  • 上映時間:74分
  • 製作国:米国
  • ジャンル:ホラー

予告編はこちら。

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あらすじ

田舎町にあるオレゴン・ホテルから採用の通知を受けたアマンダ。求職中だった彼女はオーナーの初老婦人ミリーと会い、その人柄に触れて住み込みでの就職を決意。荷造りのため、いったん帰宅しようとしたアマンダですが、途中で車が故障し…。

見どころ

  • 人里離れたホテルに暮らす狂気の親子にはめられた女性の恐怖
  • 不気味な一人息子に端を発する期待どおりの展開と、想像を超える結末

ファム・ファタル

グロい映像が多く、主人公の被害者ミーシャ・バートンのビジュアルを味わいにくい…。

感想

なかなか辛かったり退屈だったりしますが、『オレゴン・ホテル』のエンターテイメント性がわかるようになるには、最初の15分を乗り切る必要があります。

解説

(ネタバレあり)『オレゴン・ホテル』は双子座殺人鬼として知られ、多重人格障害でもある連続殺人犯ビル・アンダーソンの暴虐を描きます。

ビルは地下室に監禁したアリソン・ペリーを吹き矢で拷問。ケリー・オーウェンは、裕福なミュージシャンの夫クレイグにシャンパンを買いに行くよう頼みます。酒屋の外で、ビルは子供向けエンターテイナー「ピエロのベイリー」の宣伝カーでクレイグを誘拐します。

クレイグはビルの地下室で学校の机に縛られて目を覚ます。 ベイリーのペルソナで、ビルはクレイグをビルと奇妙に呼びながら、クレイグに苦痛を与えはじめます。

ビルは双子座殺人事件でクレイグを逮捕していると想像し、警察官として再び現われます。ビルはまた、尋問する刑事になりすまし、拳銃でクレイグの前歯を砕いてクレイグに食べさせます。

彼が帰宅しないので心配になったケリーは酒屋に車を走らせ、レジ係のローレンにクレイグに何が起こったか知っているか尋ねます。ケリーは警察にも電話するのですが、捜査には行方不明から24時間待たなければならないと言われます。ついにケリーは親友のビアンカに電話し、ビアンカは家に来て、一晩中ケリーと会話をします。

ケルキーはクレイグが3時間行方不明になったと警察に通報。警察は、クレイグが24時間行方不明になっていないので、何もできないと言います。実際は、警察が行方不明者のケースに即座に対処することを禁止する法律はありません。暗黙の了解として24時間が想定されているにすぎません。たとえば幼児が行方不明になれば警察が24時間も待つことはありません。

クレイグは、ジェミニが自分を誘拐し、ビルが殺人犯であることをクレイグに投影していると考えます。クレイグは脱出しようとビルとロールプレイを開始。

クレイグと一緒に収監されていると思われるサン・クエンティンの囚人を演じながら、ビルは自分と妹のメリベスが子供の頃に虐待された話をします。クレイグはビルに、自分の妻も里子時代に虐待を受けたと話して共感しようとしますが、ビルは怒り、ワイヤーカッターでクレイグの指を3本切断します。

ジャック・グッドマン医師として、ビルはクレイグの傷ついた手を痛々しく縫い合わせます。ビルはクレイグに、妹と一緒に里親の家にいたときの話をします。

ビルは死刑執行前のクレイグの弁護人として再び登場。クレイグはミュージシャンとしてのアイデンティティを失なった逸話を使ってビルと関係をもとうとするが失敗。

クレイグは、死刑囚のビルを訪ねてきた溶接工の父親の身元を名乗り、メアリーベスの話を使ってビルに罪を着せようとします。ビルは結局、クレイグの首を電話のコードで絞めてしまいます。

ビルは母親として戻ってきます。クレイグは人格に逃げ出す助けを求めます。ビルはクレイグに金属製の爪やすりを渡します。

ビルは次に刑務官の人格になります。配達人のアンドレが、クレイグの最後の食事のためのピザを持ってドアに到着し、ビルはクレイグと一緒に食べます。クレイグはビルに双子座のタトゥーのことを尋ねます。ビルは双子がいるとクレイグに話します。

ビルが部屋を出ている間に、クレイグは爪やすりを使ってロープの拘束から解き放たれます。ビルは逃げようとするクレイグを見つけて捕まえます。

ビルがカトリックのフィッツジェラルド神父に扮している間、クレイグとビルは再び対決。クレイグが彼を怒らせると、ビルは爪やすりでクレイグの顔を切り裂きます。

ビルは双子座のマークをつけた死刑執行人になりきります。クレイグの懇願をよそに、ビルは吹き矢でクレイグの首を切り裂きます。

日の出後、ビルは警察官の制服を着てケリーの家にやってきます。ビルはケリーに「終わりだ」と言います。ケリーは、ソファで寝ているビアンカをビルに殺してほしいとほのめかします。

一ヶ月前、双子の兄がジェミニ・キラーだと推理したケリーは、ビルを操り、ビアンカと浮気したクレイグを次の犠牲者にするよう仕向けます。

キャスト

  • ジャクソン・デイビス(ビル・アンダーソン役)
  • ケイレブ・ロング(クレイグ・オーウェン役)
  • ミーシャ・バートン(ケリー・オーウェン役)
  • ベイリー・アン・ボーダーズ(ビアンカ役)
  • トレーシー・トムス(ローレン役)
  • カリーム・J・グライムス(アンドレ役)
  • サラ・ニックリン(レポーター役)
  • クリスタ・コンリー(ミア役)
  • ジェシカ・ソネボーン(カーリー役)
  • マーシャ・ヴァシレフスカイア[マリア・ヴォルク名義](アリソン・ペリー役)
  • ェニファー・タピエロ(TVホストのジェン役)

スタッフ

担当 担当者
監督 ブラッド・ダグラス
脚本 ブラッド・ダグラス
メイクアップ主任 メレディス・ロバーツ
メイクアップ パメラ・アルフォード
ヘアスタイル レベッカ・バーマン
ヘアスタイル バージニア・キャロル・ハドソン

カテゴリー

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