キャシー・スケルボ

キャシー・スケルボ（Cassie Scerbo）は米国の女優、歌手、ダンサー。『Bring It On: In It to Win It』のブルック役や『Make It or Break It』のローレン・タナー役、「シャークネード」シリーズのノヴァ・クラーク役で知られる。ニューヨーク州ロングアイランド出身でイタリア系。

プロフィール
生い立ち・教育
経歴
私生活
出演作品
まとめ

プロフィール

名前：キャシー・スケルボ（Cassie Scerbo）
出生地：米国ニューヨーク州ロングアイランド
職業：女優、歌手、ダンサー
活動期間：2005年から現在
SNSサイト：Instagram・X・Facebook・Tumblr

生い立ち・教育

キャシー・スケルボ（Cassandra Lynn Scerbo）は、1990年3月30日にアメリカ合衆国ニューヨーク州ロングアイランドで生まれました。彼女は完全なイタリア系アメリカ人で、家族には兄ジョニーと妹アライナがいます。幼少期にフロリダ州パークランドに移り住み、そこで育ちました。パークランドでは、地元のサッカーチーム「パークランド・サッカークラブ」でサッカーをプレーし、ミッドフィールダーやフォワードとして活躍しました。彼女は幼少期から活発で、トムボーイ的な性格を持ち、6歳から13歳までサッカーに打ち込んだほか、テコンドーでブラウンベルトを取得し、10歳の時にバンジージャンプを経験するなど、冒険心旺盛な一面を見せていました。また、モータースポーツにも興味を持ち、時折スタントウーマンとしても活動しています。ストレス解消のためにボクシングを始め、専属トレーナーとトレーニングを重ねるなど、アクティブなライフスタイルを維持しています。

教育面では、パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校に通いましたが、女優としてのキャリアを優先したため卒業はしていません。この高校は、2018年に銃乱射事件が発生したことで知られるようになりました。スケルボは早くから芸能活動に専念し、ダンスや音楽、演技のスキルを磨きました。特に、ヒップホップダンスに情熱を注ぎ、国際的に活躍するダンスグループ「Hip Hop Kidz」のメンバーとして活動。2002年には兄と共に世界ヒップホップダンス選手権に参加するなど、ダンスの世界でも才能を発揮しました。

経歴

Actress Cassie Scerbo takes a stand against bullying with new campaign

Actress Cassandra Scerbo is standing up to bullies with her new Boo2Bullying campaign. You can join the fight at boo2bul...

スケルボの芸能界でのキャリアは、音楽、ダンス、演技の3つの分野にまたがっています。2006年、彼女はCBSの子供向け音楽バラエティ番組『Dance Revolution』でガールズポップバンド「Slumber Party Girls（SPG）」のメンバーとしてデビューしました。この番組は子供たちに栄養とフィットネスを促進することを目的としており、スケルボは1,000人以上の応募者の中から5人のメンバーの1人に選ばれました。グループのデビューアルバム『Dance Revolution』（2006年10月3日発売）は商業的に成功しませんでしたが、番組を通じて彼女の存在感は広く知られるようになりました。しかし、番組は1シーズンで終了し、2007年にグループは解散。同時期にスケルボはソロアーティストとしてGeffen Recordsと契約を結び、シングル「Betcha Don’t Know」「Sugar and Spice」「Top Of The World」を2008年にiTunesでリリースしましたが、アルバムの発売には至りませんでした。

演技のキャリアは2005年に映画『Hitters Anonymous』での小さな役で始まりました。2007年には、ユニバーサル・ピクチャーズの映画『Bring It On: In It to Win It』（日本未公開）でチアリーダーのブルック役を演じ、これが彼女の初の主要な役となりました。この映画は直接DVD発売され、批評家の評価は低かったものの、彼女の演技は注目を集めました。同年、ディズニーチャンネルのパイロット番組『Arwin!』（『スイート・ライフ』のスピンオフ）に出演しましたが、シリーズ化には至りませんでした。2008年には、エミリー・オズメントやミッシー・パイルと共演したコメディ映画『Soccer Mom』に出演し、さらなる経験を積みました。

2009年から2012年まで、スケルボはABCファミリーの青春ドラマシリーズ『Make It or Break It』（日本では『メイク・イット・オア・ブレイク・イット』）でローレン・タナー役を演じ、広く認知されました。このシリーズはオリンピックを目指す体操選手たちの物語で、初回放送は250万人の視聴者を記録し、3シーズン続きました。スケルボの演じたローレンは野心的な体操選手で、彼女の複雑なキャラクターは視聴者に強い印象を与えました。この時期には、2010年に『CSI: Miami』のエピソード「Spring Breakdown」や『10 Things I Hate About You』のゲスト出演など、テレビでの活躍も増えました。

2013年以降、スケルボはSyfyのカルト的人気映画シリーズ「シャークネード」でバーテンダーのノヴァ・クラーク役を演じ、さらなる注目を集めました。『Sharknado』（2013年）、『シャークネードエクストリーム・ミッション』（2015年）、『Sharknado: The 4th Awakens』（2016年）、『Sharknado 5: Global Swarming』（2017年）、『The Last Sharknado: It’s About Time』（2018年）に出演し、特にこのシリーズでの彼女のパフォーマンスはIMDbの「最も人気のあるセレブリスト」に名を連ねるほどの人気を博しました。また、2015年にはホラー映画『Agoraphobia』で主演を務め、2019年にはABCのドラマ『Grand Hotel』でヴァネッサ役を演じました。声優としても活動し、ディズニーXDのアニメ『Randy Cunningham: 9th Grade Ninja』（2012年～2015年）でハイディ・ワインマン役を担当しました。

最近では、2025年に公開予定の西部ホラー映画『The Wolf and the Lamb』に出演し、さらなるキャリアの拡大を見せています。また、彼女は安全な学校環境をテーマにしたドキュメンタリー『Code Red』の製作総指揮を務め、カリフォルニア州の非営利団体「Boo2Bullying」の副社長として、いじめ防止活動にも積極的に関与しています。

https://amzn.to/41u7gtF

私生活

スケルボはロサンゼルスに在住し、プライベートでも活発なライフスタイルを維持しています。彼女はイタリア系アメリカ人としてのルーツを誇りに思い、家族との絆を大切にしています。2012年には、女優ティファニー・ソーントンの息子ケネス・ジェームズ・カーニーの名付け親となり、俳優ウィルマー・バルデラマと共にゴッドペアレントを務めています。過去には、俳優のマイケル・コーポン（2007年～2008年）、コディ・ロンゴ（2009年～2010年）、ダグ・ラインハート（2010年～2011年）、ジョシュア・ボウマン（2011年）と交際歴があり、プライベートでも注目を集めてきました。

スケルボは、いじめを受けた人々へのメッセージとして、「いじめっ子こそが本当は傷ついている」と語り、自身の役柄であるローレン・タナーを通じて、いじめの背景にある不安や痛みを理解する重要性を強調しています。彼女は『KEWL』誌で「Ask Cassie」というアドバイスコラムを担当し、ファンからの質問に答えるなど、若者との交流にも積極的です。