シンシア・ギブ（Cynthia Gibb）は米国の女優であり、元モデルです。映画やテレビドラマでの活躍で知られ、1980年代から1990年代にかけて多くの作品に出演しました。特に、テレビドラマ「フェーム」や映画「栄光のエンブレム」、「サルバドル/遥かなる日々」などでの演技が評価されています。彼女のキャリアはモデルとしての活動から始まり、その後、女優として幅広いジャンルの作品で才能を発揮しました。
プロフィール
- 名前：シンシア・ギブ（Cynthia Gibb）
- 本名：Cynthia Lowrie Gibb
- 別名義：シンディ・ギブ（Cindy Gibb）
- 生年月日：1963年12月14日（61歳）
- 出生地：米国バーモント州ベニントン
- 身長：163cm
- 職業：女優、モデル
- 活動期間：1980年～
- 配偶者：Scott Kramer（離婚）
- 公式サイト：cynthiagibb.me
- SNSサイト：Instagram
生い立ちと教育
シンシア・ロウリー・ギブ（Cynthia Lowrie Gibb）は、1963年12月14日にアメリカのバーモント州ベニントンで生まれました。コネチカット州ウェストポートで育ち、地元のステイプルズ高校（Staples High School）に通いました。幼少期から演技やパフォーマンスに興味を持ち、14歳のときにニューヨーク市でフォード・モデル・エージェンシーにスカウトされ、モデルとしてのキャリアをスタートさせました。彼女は「ヴォーグ」や「ヤング・ミス」といった雑誌の表紙を飾り、若くしてファッション業界で注目を集めました。この時期のモデル活動は、彼女の芸能界への第一歩となり、後に女優としての道を切り開く基盤となりました。高校卒業後は、演技の道を本格的に追求し、正式な演技の訓練を受けながらキャリアを築いていきました。
経歴
シンシア・ギブの女優としてのキャリアは、1980年にウディ・アレン監督の映画「スターダスト・メモリーズ（Stardust Memories）」での小さな役で始まりました。このデビュー以降、彼女は数々の映画やテレビドラマに出演し、多才な女優としての地位を確立しました。以下は彼女の主な経歴のハイライトです。
- 1981年–1983年：テレビドラマ「Search for Tomorrow」…シンシアは、ソープオペラ「Search for Tomorrow」でスーザン・マーティン・ワイアット・カーター役を演じ、3年間レギュラー出演しました。この役で彼女は安定した演技力を示し、若手女優として注目を集めました。
- 1982年–1987年：テレビドラマ「フェーム（Fame）」…シンシアは、映画を基にした音楽ドラマ「フェーム」でホリー・レアード役を演じ、6シーズンのうち3シーズンにレギュラー出演しました。この番組は若者を中心に人気を博し、彼女の知名度を大きく高めました。
- 1986年：映画「栄光のエンブレム（Youngblood）」…ロブ・ロウやパトリック・スウェイジと共演したこのアイスホッケーを題材にした青春映画で、シンシアは監督の娘ジェシー役を演じました。彼女の自然な演技は、青春映画のファンから好評を得ました。
- 1986年：映画「サルバドル/遥かなる日々（Salvador）」…オリバー・ストーン監督のこの戦争ドラマで、シンシアはエルサルバドル内戦下のアメリカ人宣教師キャシー・ムーア役を演じました。彼女の感情的な演技は、映画の重いテーマに深みを加えました。
- 1987年：映画「マローン 黒い標的（Malone）」…バート・レイノルズ主演のアクション映画で、ジョー・バーロウ役を演じました。
- 1988年：映画「ショート・サーキット2 がんばれ！ジョニー5（Short Circuit 2）」…サンディ・バナトーニ役で出演し、コミカルな演技で観客を魅了しました。
- 1993年：テレビ映画「ジプシー（Gypsy）」…ジプシー・ローズ・リー役を演じ、ゴールデングローブ賞の助演女優賞（シリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画部門）にノミネートされました。この役は、彼女のキャリアにおける重要なマイルストーンとなりました。
- 1994年–1995年：テレビドラマ「Madman of the People」…NBCのシットコムでレギュラー出演し、コメディでの演技力を披露しました。
- 1995年–1997年：テレビドラマ「Deadly Games」…UPNのSFアクションドラマで主要な役を演じました。
- 2000年代以降…シンシアは「クリミナル・マインド／FBI vs. 異常犯罪」や「LAW & ORDER：性犯罪特捜班」などの人気テレビドラマにゲスト出演し、コンスタントに活動を続けました。
彼女のキャリアは、映画、テレビドラマ、シットコム、ミニシリーズなど多岐にわたり、その多才さが評価されています。特に、深刻なドラマから軽快なコメディまで幅広い役柄をこなす能力は、彼女の演技力の証明です。
私生活
シンシア・ギブは私生活を比較的プライベートに保っており、詳細な情報はあまり公開されていません。彼女は結婚し、2人の子供を育てています。家族との時間を大切にしながら、女優業を続けています。また、彼女はコネチカット州に住んでおり、地元コミュニティとの関わりも重視しているとされています。モデルや女優としての多忙なキャリアの一方で、家庭を大切にする姿勢が彼女のバランスの取れたライフスタイルを示しています。
主な出演作品
以下は、シンシア・ギブの代表的な出演作品のリストです（一部抜粋）。
- スターダスト・メモリーズ（1980年） – 若いファン役
- Search for Tomorrow（1981年–1983年） – スーザン・マーティン・ワイアット・カーター役
- フェーム（1982年–1987年） – ホリー・レアード役
- 栄光のエンブレム（1986年） – ジェシー役
- サルバドル/遥かなる日々（1986年） – キャシー・ムーア役
- マローン 黒い標的（1987年） – ジョー・バーロウ役
- ショート・サーキット2 がんばれ！ジョニー5（1988年） – サンディ・バナトーニ役
- ブルージーン・コップ（1991年） – アマンダ・ベケット役
- ジプシー（1993年） – ジプシー・ローズ・リー役
- クリミナル・マインド／FBI vs. 異常犯罪 シーズン4（2008年） – ゲスト出演
- LAW & ORDER：性犯罪特捜班 シーズン5（2004年） – ゲスト出演
- サメストーカー ビギニング（2013年） – 出演
- The Cheating Pact（2013年） – ブレンダ役
まとめ
シンシア・ギブは、映画とテレビの両方で多様な役柄を演じ、1980年代から2000年代にかけて安定したキャリアを築きました。彼女の作品は、青春ドラマから社会派ドラマ、アクション、コメディまで幅広く、視聴者に多くの印象を残しています。
レビュー 作品の感想や女優への思い