エヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)は米国の女優、プロデューサー、実業家。『デスパレートな妻たち』のガブリエル役で知られ、テレビや映画で活躍。慈善活動や政治的関与でも注目される。
プロフィール
- 名前:エヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)
- 本名:Eva Jacqueline Longoria
- 別名義:エヴァ・ロンゴリア・パーカー
- 生年月日:1975年3月15日(50歳)
- 出生地:米国テキサス州コーパスクリスティ
- 職業:女優・プロデューサー
- 活動期間:1999年〜
- 配偶者:タイラー・クリストファー(2002年 – 2004年)、トニー・パーカー(2007年 – 2011年)
- SNSサイト:TikTok・X・Instagram・Facebook
生い立ち・教育
エヴァ・ジャクリーン・ロンゴリア(Eva Jacqueline Longoria)は、1975年3月15日にアメリカ合衆国テキサス州コーパスクリスティで生まれました。メキシコ系アメリカ人の家庭に育ち、4人姉妹の末っ子として育ちました。両親はテハーノ(テキサス生まれのメキシコ系アメリカ人)で、父親は軍人、母親は特別支援教育の教師でした。彼女は幼少期に貧困に近い環境で育ち、姉妹の中では「ラ・プリエタ」(スペイン語で「黒い子」)と呼ばれるほど肌が濃いとからかわれることもありましたが、家族の強い絆の中で自信を育みました。
ロンゴリアは地元のロイ・ミラー高校に通い、そこでチアリーダーとして活動するなど活発な学生生活を送りました。高校卒業後、テキサスA&M大学キングスビル校に進学し、運動科学(キネシオロジー)の学士号を取得しました。在学中は学業と並行してモデルやタレントとしての活動を始め、1998年には地元の美人コンテスト「ミス・コーパスクリスティ」に選ばれ、これが彼女の芸能界への第一歩となりました。その後、さらなるキャリアを追求するためロサンゼルスに移り、演技の勉強を本格化させました。
経歴
エヴァ・ロンゴリアの女優としてのキャリアは、2000年代初頭に始まりました。最初は『ビバリーヒルズ青春白書』や『ジェネラル・ホスピタル』などのTV番組にゲスト出演し、経験を積みました。2001年にソープオペラ『ザ・ヤング・アンド・ザ・レストレス』でイザベラ・ブラーニャ役を演じ、これが彼女にとって初のレギュラー役となり、注目を集めました。
彼女のブレイクは、2004年に始まったABCのドラマ『デスパレートな妻たち』のガブリエル・ソリス役でした。この役は、元モデルで裕福だが複雑な私生活を抱える女性というキャラクターで、ロンゴリアの魅力と演技力が広く認められ、ゴールデングローブ賞のノミネートや全米映画俳優組合賞の受賞につながりました。同作は8シーズンにわたり放送され、彼女を国際的なスターに押し上げました。
テレビ以外でも、ロンゴリアは映画に出演し、『ハッカビーズ』(2004年)、『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』(2006年)、『オーバーボード』(2018年)など幅広いジャンルで活躍。また、プロデューサーとしても才能を発揮し、『デスパレートな妻たち』のエピソード監督や、『デビアスなメイドたち』などの作品を製作。さらに、2023年には初の長編監督作『Flamin’ Hot』を公開し、批評家から高い評価を受けました。この作品は、チートス「フラミンホット」の誕生秘話を描いたもので、彼女のメキシコ系アメリカ人としてのルーツを反映したプロジェクトとして注目されました。
ビジネス面でも成功を収め、ファッションブランドやレストラン経営に携わり、自身のプロダクション会社「UnbeliEVAble Entertainment」を設立。慈善活動にも熱心で、ラテン系コミュニティの教育や健康を支援する「Eva Longoria Foundation」を設立し、積極的に活動しています。
私生活
エヴァ・ロンゴリアの私生活は、メディアの注目を集めることが多いです。彼女は3度の結婚歴があります。2002年に俳優タイラー・クリストファーと結婚しましたが、2004年に離婚。2007年にはNBA選手トニー・パーカーと結婚し、一時期はハリウッドの「パワーカップル」として知られましたが、2010年にパーカーの不倫が報じられ、2011年に離婚が成立しました。2016年、ロンゴリアはメキシコの実業家ホセ・アントニオ・バストンと結婚。2018年には長男サンティアゴを出産し、初めての母親となりました。彼女は家族を大切にし、特に息子との時間を優先していると公言しています。
ロンゴリアは政治的・社会的活動にも積極的で、特にラテン系アメリカ人の権利擁護や移民問題に関心を寄せています。2012年と2016年の民主党全国大会でスピーチを行い、バラク・オバマ元大統領の再選キャンペーンを支援。また、女性のエンパワーメントや教育機会の拡大を訴える活動にも力を入れています。彼女のルーツであるメキシコ系アメリカ人としてのアイデンティティは、キャリアや慈善活動に大きな影響を与えており、文化的誇りを公に表現しています。
出演作品
以下はエヴァ・ロンゴリアの代表的な出演作品の一部です。
TV
- ザ・ヤング・アンド・ザ・レストレス(2001-2003年):イザベラ・ブラーニャ役
- デスパレートな妻たち(2004-2012年):ガブリエル・ソリス役。彼女の代表作で、8シーズンにわたり主演。
- Telenovela(2015-2016年):アナ・ソフィア役。主演兼製作総指揮。
- Empire 成功の代償(2017年):ゲスト出演。
映画
- ハッカビーズ(2004年):脇役として出演。
- ザ・センチネル/陰謀の星条旗(2006年):ジル・マリン役。マイケル・ダグラスと共演。
- オーバーボード(2018年):テレサ役。ロマンティックコメディのリメイク作品。
- Flamin’ Hot(2023年):監督作品。チートスの人気商品誕生の物語を描く。
プロデューサー/監督
- デビアスなメイドたち(2013-2016年):製作総指揮。
- Flamin’ Hot(2023年):監督デビュー作。批評家から高い評価を受ける。
まとめ
エヴァ・ロンゴリアは女優としての成功だけでなく、プロデューサー、監督、実業家としての多才な活躍で知られています。彼女のキャリアは、メキシコ系アメリカ人としてのアイデンティティを強く反映し、ラテン系コミュニティの代表として影響力を発揮。慈善活動や政治的発言を通じて、社会的課題にも取り組んでいます。2025年現在も新たなプロジェクトに挑戦し続け、進化を続ける彼女の動向に注目が集まっています。
レビュー 作品の感想や女優への思い