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インパルス

「見どころ」にPR表現を含みます。
テレサ・ラッセルが誘惑に魅せられた女刑事を演じたセクシーアクション。

1990年公開の米国映画『インパルス』(原題:Impulse)は、ソンドラ・ロック監督によるサスペンス・スリラー。女刑事ロティが囮捜査で深みにはまる姿を描く。テレサ・ラッセル主演、ジェフ・フェイヒー共演。欲望と危険が交錯する心理劇。

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インパルス

  • 邦題:インパルス
  • 原題:IMPULSE
  • 公開年:1990年
  • 製作国:米国
  • 上映時間:109分

予告編はこちら。

見どころ

ソンドラ・ロック監督のテンポの良い演出。個性派女優テレサ・ラッセルが迫る潜入捜査の危険に神経をむしばまれながら見せるエネルギッシュな演技。

あらすじ

ロサンゼルス市警察の女刑事ロティ・メイソン(テレサ・ラッセル)は、売春関係の囮捜査を専門とする優秀な刑事だが、上司との不倫関係や過酷な仕事により精神的に不安定な日々を送っています。ある日、彼女は麻薬取引の摘発任務に抜擢され、地方検事のスタン(ジェフ・フェイヒー)と協力することに。任務の標的は、ニューヨークで犯罪を犯しロサンゼルスに逃亡してきた凶悪な犯罪者ペロンです。ロティは売春婦に扮してペロンに接近しますが、囮捜査を繰り返すうちに、彼女自身の欲望と現実の境界が曖昧になり始めます。危険な潜入捜査の中で、ロティは自らの心の闇と向き合い、命をかけた決断を迫られます。果たして、彼女は任務を成功させ、自身を救うことができるのか? 緊張感あふれるサスペンスが展開します。

感想

アンビバレントな結末が素敵。

ファム・ファタル

ソンドラ・ロック監督の演出が素晴らしく、登場人物のキャラがきわ立っています。とくに主演のテレサ・ラッセルは驚くほど美しくセクシーで、彼女の演技のなかで最高の部類に入ります。

本作でテレサは、スタイル抜群の婦人警官ロティ・メイソンを演じました。潜入捜査ではセクシーですが、私生活は控えめ。彼女は誰の遊び相手でもありません、たとえ任務中はそう見えても。

テレサ・ラッセルをうんざりさせる男たちの振る舞いがたまに映ります。また、ある男性が敬意を持って、優しく丁寧に接してくれば、彼女は温かく対応しています。テレサ・ラッセルのキャラクターをみていると、紳士と無精者の区別がつくわけです。

一方、男性視聴者は、女性の心を本当につかむにはどうすればいいのか…正しい方法を見直すことができるかもしれません。

29分頃に、黒のジャケットを羽織ってバーへ。中年男から誘惑されたとき、ワンピースから黒のガーター・ストッキングがチラ見できました。

40分頃からはじまるパーティーに潜入捜査。このときは青のワンピースで、膝から下は黒のストッキングとハイヒールの黒パンプス。一仕事終わった48分、同僚からの事情聴衆にタバコを吸いながら対応。美味しそうに吸っています。

続くバーの場面でも喫煙。様になっていてかっこいい。バーで誘ってきたちょび髭の中年男の家へ行ったとき、黒ストッキングは穿いていませんでした。

どこで脱いだ?!

頭よりも大きいクエスチョン・マークが3つほど、乏しい脳みその上をぴょんぴょんと跳ねているんですけども、しばらくしてちょび髭のオッサンが自宅で殺害され、ロティ・メイソンはとんでもない場面に遭遇。

それで検死まがいのことをするのですが、黒ストッキング無しとはいえ、青のワンピースと生脚とハイヒールの黒パンプスのアップを拝めます。

80分、黒のラテックス衣装に身を包んだロティが帰宅。ジャケットを脱いだら背中がざっくり開いた、同質同色のビスチェみたいなものを着用していて、セクシー。下は同質茶色のマイクロミニ。当時流行りのドミナトリクススタイルに似ています。

それにしても、かなり薄いメイクでこれだけ妖艶さを出せたのは凄いと思いました。

女優の活躍

『インパルス』の主演はテレサ・ラッセルが務め、女刑事ロティ・メイソン役で圧倒的な存在感を示しています。ラッセルは、1980年代から1990年代にかけて、独特の魅力と演技力で知られた女優で、本作では複雑な心理を持つ女性を熱演。彼女の演じるロティは、昼は優秀な刑事として働き、夜は売春婦に扮する囮捜査官という二重生活を送るキャラクターです。この役柄を通じて、ラッセルは強さと脆さを兼ね備えた女性像を見事に表現。特に、囮捜査中に欲望と現実の間で揺れ動く心理を、表情や仕草で繊細に演じ分け、観客に深い印象を与えました。彼女の演技は、物語の緊張感を高め、単なるサスペンスを超えた人間ドラマとしての深みを作品にもたらしています。ラッセルのキャリアの中でも、本作は彼女の演技力が特に光る作品の一つとして評価されています。

女優の衣装・化粧・髪型

テレサ・ラッセルの衣装は、役柄の二面性を強調するデザインが特徴です。刑事としてのロティは、シンプルで機能的なスーツやジャケットを着用。ダークトーンのブレザーやパンツは、彼女のプロフェッショナルな一面を象徴しています。一方、囮捜査中の売春婦役では、セクシーで派手な衣装が登場。赤や黒のタイトなドレス、網タイツ、ハイヒールなど、80年代後半から90年代初頭のファッションを反映したスタイルが目立ちます。これらの衣装は、彼女が潜入する危険な世界観を強調し、視覚的に観客を引き込みます。

化粧は、刑事シーンでは控えめなナチュラルメイクが中心。薄いファンデーションと淡いリップカラーで、知的で落ち着いた印象を与えます。一方、囮捜査では、濃いアイシャドウ、鮮やかな赤い口紅、強調されたアイラインで、挑発的かつ魅惑的な雰囲気を演出。髪型は、刑事時はポニーテールやシンプルなダウンスタイルで、清潔感と実用性を優先。囮捜査では、ボリュームのあるウェーブヘアやルーズなアップスタイルが採用され、華やかさを加えています。これらの変化は、ロティの内面的葛藤を視覚的に表現する重要な要素となっています。

解説

『インパルス』は、1990年代初頭のサスペンス・スリラー映画として、女性主人公の心理的葛藤を軸に据えた作品です。監督のソンドラ・ロックは、クリント・イーストウッドとの長年のコラボレーションで知られ、本作では女性の視点から欲望、権力、危険のテーマを探求。典型的なアクションや犯罪映画とは異なり、主人公の内面に焦点を当てた心理劇としての側面が強く、フェミニズム的な視点も垣間見えます。ロティのキャラクターは、男社会の中で生きる女性の葛藤や、職業と私生活のバランスの難しさを象徴しており、当時の社会的な議論を反映しています。

映画のトーンは暗く、80年代後半のロサンゼルスの裏社会をリアルに描き出しています。撮影は夜のシーンが多く、ネオンの光や薄暗い路地が物語の不穏な雰囲気を強調。音楽も緊張感を高める要素として効果的に使用されています。本作は、商業的には大ヒットとはならなかったものの、カルト的な人気を持ち、テレサ・ラッセルの演技やソンドラ・ロックの独特な演出が高く評価されています。未円盤化作品であるため、入手が難しい時期もありましたが、U-NEXTなどの配信サービスで視聴可能となり、再評価が進んでいます。

キャスト

  • ロティ・メイソン: テレサ・ラッセル。売春関係の囮捜査を担当する女刑事。複雑な心理と強い意志を持つキャラクター。
  • スタン: ジェフ・フェイヒー。ロティと協力する地方検事。冷静だが情熱的な一面も。
  • ペロン: ジョージ・ズンザ。ニューヨークから逃亡してきた凶悪な犯罪者。

その他、リン・シグペン、ショーン・エリオットなど、実力派俳優が脇を固める。

登場人物 出演者
ロティ・メイソン テレサ・ラッセル
スタン ジェフ・フェイヒー
ジョー・モーガン中尉 ジョージ・ズンザ
チャーリー・カッツ アラン・ローゼンバーグ
ロッシ ニコラス・メレ
ディマルジャン イーライ・ダンカー
フランク・ムノフ チャールズ・マコーガン
ガードナー博士 リン・ティッペン
トニー・ペロン ショーン・エリオット
ルーク アンジェロ・ティフ
スティーブ クリストファー・ローフォード
エッジ ニック・サベージ
アンソン ダン・ベル
地方検事 トム・ダルグレン
テッド・ゲイツ ダニエル・クイン
車のトリック デビッド・L・クロウリー
バーの男 マーク・ロルストン
バーテンダー・ミルズ ラッセル・カリー
バーの悪徳警官 ピート・アンティコ
ガソリンスタンドの店員 カール・アンソニー・スミス
アパートのジャンキー ポール・アチェルノ
マリア マリア・ランジェル
ムノフのボディガード ドン・ラフィン
ムノフのボディーガード クリフ・マクラフリン
犬を連れた男 ポール・A・カラブリア
ドアマン バレンテ・ロドリゲス
酒屋店員 ロナルド・L・コルビー
検死官 ロバート・フェーレン
犯罪学者 ダグラス・ロウ
TVレポーター ウェンディ・ゴードン
TVアンカーマン ジェリー・ダンフィ
モーテルの副警官 ジェリー・マルティネス
モーテルの副警官 ペデル・メルヒューズ
コロンビア人麻薬ディーラー ソリン・セレーネ・プリコピー
コロンビア人麻薬ディーラー トーマス・ロサレス・ジュニア
スタンの受付係 エレイン・ケーガン
花を届けるパンク マイケル・マクリーリー
セーフハウスの裏の警官 ジェームズ・エドグコム
(不明) J. マイケル・フリン

スタッフ

  • 監督: ソンドラ・ロック。女優として知られつつ、監督としても独自のスタイルを確立。クリント・イーストウッドの作品で培った経験を本作に注ぎ込んだ。
  • 脚本: ジョン・デマルコ、レイ・ロイド。心理サスペンスに重点を置いたストーリー展開。
  • 製作: アルバート・S・ラディ、レイモンド・ワグナー。緊張感のある犯罪ドラマを支えるプロダクション。
  • 撮影: ディーン・セムラー。ロサンゼルスの夜景を効果的に捉え、作品の雰囲気を強化。
  • 音楽: ミシェル・コロンビエ。サスペンスフルなスコアで物語の緊迫感を高める。
  • 編集: ジョン・W・ウィーラー。テンポの良い編集で、心理的な緊張を維持。
担当 担当者
衣装:女性 ロビン・ボーマン=ウィザン
衣装監督 デボラ・ホッパー
衣装:男性 ロバート・ジェームズ2世

総括

『インパルス』は、テレサ・ラッセルの迫真の演技とソンドラ・ロックの鋭い演出が光る、心理サスペンスの隠れた名作です。ロティの二重生活を通じて、女性の自立と葛藤を描き、80年代後半の社会背景を反映。衣装や化粧、髪型の変化は、主人公の内面を視覚的に表現し、物語に深みを加えています。カルト的な人気を持つ本作は、サスペンスファンや心理劇を愛好する視聴者におすすめです。配信サービスでの再評価も進んでおり、現代の観客にも新鮮な魅力を持つ作品と言えるでしょう。

レビュー 作品の感想や女優への思い

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