小松菜奈 | なむ語る

小松菜奈（Komatsu Nana）は、日本の女優・モデル。東京都出身、スターダストプロモーション所属。独特の透明感と演技力で注目を集め、『渇き。』（2014年）で映画初主演。『溺れるナイフ』『バクマン。』など話題作に出演し、国際的な評価も高い。モデルとしても活躍。

プロフィール
生い立ち・教育
経歴
私生活
出演作品
総括

プロフィール

名前：小松菜奈
生年月日：1996年2月16日（29歳）
出身地：東京都
身長：169 cm
血液型：O型
職業：女優
ジャンル：TV番組・映画・CM
活動期間：2008年〜
配偶者：菅田将暉（2021年〜）
事務所：スターダストプロモーション
SNSサイト：Instagram

小松菜奈が感じたカンヌ国際映画祭

小松菜奈は、2025年5月13日から24日にフランス・カンヌで開催された第78回カンヌ国際映画祭に、映画『8番出口』（監督：川村元気）で初参加しました。同作は、ミッドナイト・スクリーニング部門に正式招待され、独創的な作品が上映される深夜枠で注目を集めました。

生い立ち・教育

小松菜奈は1996年2月16日、東京都に生まれ、山梨県で育ちました。3人姉弟の末っ子で、兄2人がいます。幼少期は活発で、バスケットボールやチアリーディングに熱中。自然豊かな山梨での生活が、彼女のナチュラルで飾らない魅力の基盤となったと言われています。小学生の頃からモデルに憧れ、ファッション雑誌のスカウトをきっかけに芸能界への道を歩み始めました。

教育面では、地元の帝京第三高等学校に通い、部活動ではチアリーディング部に所属。高校在学中にモデル活動を本格化させ、学業と両立させました。大学進学はせず、芸能活動に専念することを選択。インタビューでは、勉強は得意ではなかったが、感受性豊かな性格が演技やモデル業に活かされたと語っています。英語や韓国語に興味を持ち、国際的なプロジェクトに参加する中で語学力も磨いています。

経歴

小松菜奈は2008年、12歳の時にファッション雑誌『ニコ☆プチ』でモデルデビュー。その後、『ニコラ』専属モデルとして活躍し、ティーンの間で人気を集めました。2011年にドラマ『TBS開局60周年記念ドラマ 99日の私と星』（TBS）で女優デビュー。2014年、中島哲也監督の映画『渇き。』でヒロイン・藤島加奈子役を演じ、映画初主演を果たします。この作品で、過激な役柄を大胆かつ繊細に演じ切り、国内外で注目を集めました。同年、『近キョリ恋愛』で商業映画初主演を務め、若手女優としての地位を確立。

2015年には『バクマン。』で漫画家を目指すヒロイン役を演じ、佐藤健との共演で話題に。2016年の『溺れるナイフ』では、菅田将暉とW主演を務め、情熱的で不安定な少女を熱演し、演技力が高く評価されました。同年、是枝裕和監督の『海よりもまだ深く』に出演し、是枝作品特有の自然体の演技で存在感を示しました。国際的な活躍も顕著で、2016年のマーティン・スコセッシ監督『沈黙 -サイレンス-』でハリウッドデビュー。日本のキリスト教徒役を演じ、海外での評価も獲得しました。

CHANEL COSMOPOLITE 2016/17 Nana Komatsu part 1

モデルとしても、シャネルやディオールのキャンペーンに起用され、2021年にはシャネルのアンバサダーに就任。2022年の『余命10年』では、難病を抱えるヒロインを演じ、坂口健太郎との繊細なラブストーリーで観客を感動させました。2025年時点で、映画『ムーンライト・シャドウ』（2021年）や『さよならくちびる』（2019年）など、多様なジャンルで活躍を続け、ファッションと演技の両方で影響力を持つ女優として地位を確立しています。

私生活

小松菜奈はプライベートをあまり公にしないことで知られていますが、親しみやすい性格とユーモアのセンスが共演者やスタッフから愛されています。2021年11月、俳優の菅田将暉と結婚を発表。2人は『溺れるナイフ』（2016年）や『糸』（2020年）での共演を通じて親交を深め、交際に発展。結婚後は互いのキャリアを尊重し合い、夫婦での公の登場は控えめながら、ファンからは理想的なカップルとして支持されています。

趣味は音楽鑑賞や写真撮影で、Instagramでは自然体な日常やファッションをシェア。猫好きとしても知られ、ペットの猫を溺愛しています。山梨での育ちから自然を愛し、登山やアウトドア活動を楽しむ一面も。食に関しては、辛いものが好きで、特に韓国料理を好むと語っています。インタビューでは、感受性が強く、役に入り込むあまり感情が揺さぶられることもあると明かし、演技への真摯な姿勢がうかがえます。慈善活動にも関心があり、環境問題や動物保護に関するプロジェクトに協力する姿も見られます。

出演作品

小松菜奈の主な出演作品は以下の通りです。

映画

渇き。（2014年）：藤島加奈子役（主演）。中島哲也監督のサスペンスで鮮烈なデビュー。
近キョリ恋愛（2014年）：枢木ゆに役（主演）。恋愛映画で青春の甘酸っぱさを表現。
バクマン。（2015年）：亜豆美保役。佐藤健と共演し、漫画家の夢を支えるヒロインを演じる。
溺れるナイフ（2016年）：望月夏芽役（主演）。菅田将暉とW主演の青春ラブストーリー。
沈黙 -サイレンス-（2016年）：モニカ役。マーティン・スコセッシ監督のハリウッド作品。
海よりもまだ深く（2016年）：是枝裕和監督の家族ドラマで自然体の演技。
さよならくちびる（2019年）：レオ役（主演）。音楽と友情を描いた感動作。
糸（2020年）：園田葵役（主演）。菅田将暉と再共演の壮大なラブストーリー。
余命10年（2022年）：高林茉莉役（主演）。難病を抱える女性の切ない物語。
ムーンライト・シャドウ（2021年）：さつき役（主演）。吉本ばなな原作の幻想的な物語。

ドラマ

TBS開局60周年記念ドラマ 99日の私と星（2011年）：女優デビュー作。
黒の女教師（2012年）：生徒役で話題に。
夢を与える（2015年、WOWOW）：モデルを目指す少女役。

モデル・CM

『ニコ☆プチ』『ニコラ』（2008年～2014年）：専属モデルとして活躍。
シャネル（2021年～）：グローバルアンバサダー。
ディオール、ユニクロ、資生堂など多数のブランドCMに出演。

その他

ミュージックビデオ：Nulbarich「Lost」（2017年）、米津玄師「Lemon」（2018年）など。

総括

小松菜奈は、透明感あふれるルックスと深い演技力で、日本を代表する女優の一人として確固たる地位を築いています。モデル出身ながら、『渇き。』や『溺れるナイフ』での大胆な役柄から、是枝作品の繊細な演技まで、幅広い表現力で観客を魅了。シャネルのアンバサダーとしてのファッション界での活躍も顕著です。菅田将暉との結婚や自然体な私生活も注目を集め、2025年以降もさらなる飛躍が期待されるマルチタレントです。