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孤狼の血 LEVEL2

「見どころ」にPR表現を含みます。
一匹狼の刑事VS最凶のヤクザ!前作の3年後を描く完全オリジナルストーリーの続編。

『孤狼の血 LEVEL2』は、広島の裏社会を舞台に、刑事・日岡と出所した悪魔的上林の壮絶な対決を描く完全オリジナルストーリー。R15+のバイオレンスと人間ドラマが交錯。女性キャラクターの出番は限定的ながらも、西野七瀬とかたせ梨乃が重要な役割を果たし、物語に深みを加える。

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基本情報

  • 原題:孤狼の血 LEVEL2
  • 公開年:2021年
  • 製作国:日本国
  • 上映時間:139分
  • 公式サイト:korou.jp

あらすじ

1988年の広島県、架空の都市・呉原市を舞台に、前作『孤狼の血』から3年後の物語が展開します。

伝説の刑事・大上章吾(役所広司)が暴力団抗争で命を落としてから、若き刑事・日岡秀一(松坂桃李)は彼の遺志を継ぎ、警察の権力を駆使して裏社会の秩序を維持していました。しかし、五十子会上林組の組長・上林成浩(鈴木亮平)が刑務所から出所し、復讐の炎を燃やすことで、呉原の危うい均衡が崩れ始めます。

上林の凶暴な行動は、尾谷組と五十子会の抗争を再燃させ、警察内部の裏切りやマスコミの介入も絡み合い、日岡を絶体絶命の窮地に追い込みます。壮絶なアクションと裏切りが交錯する中、日岡は己の正義を貫くため、命を賭けた戦いに身を投じます。物語は、暴力と人間ドラマが織りなすクライマックスへと突き進みます。

見どころ

過激な暴力描写とアクションシーンは前作からレベルアップ。松坂桃李が演じる刑事・日岡と対峙する上林組組長・上林成浩に扮した鈴木亮平が狂気に満ちた演技で圧倒する。

解説

『孤狼の血 LEVEL2』は、柚月裕子の小説『孤狼の血』シリーズを原作とした2018年の映画の続編ですが、原作にはない完全オリジナルストーリーで展開します。

前作が昭和のヤクザ映画の伝統を受け継ぎつつ、警察と裏社会の癒着を描いたハードボイルドな作品であったのに対し、本作はアクションとバイオレンスを強調したエンタテインメント性の高い作品に仕上がっています。

監督の白石和彌は、前作同様に東映ヤクザ映画の系譜を意識しつつ、現代的な視点で「正義とは何か」を問いかけます。特に、鈴木亮平演じる上林成浩の圧倒的な悪の存在感は、物語の核となり、観客に強烈な印象を与えます。R15+指定に相応しい過激な暴力描写や、広島弁を駆使したリアルな会話が、作品に独特の臨場感をもたらしています。

また、コロナ禍での撮影という制約の中、広島・呉市でのロケを敢行し、地域の空気感を活かした映像美も見どころです。物語は、ヤクザ映画の枠を超え、現代社会における権力や裏切りのテーマを掘り下げ、観客に深い余韻を残します。

女優の活躍

本作では、女性キャラクターの出番は限定的ながらも、西野七瀬とかたせ梨乃が重要な役割を果たし、物語に深みを加えています。

西野七瀬(近田幸太の姉・近田真琴役)

西野七瀬は、乃木坂46の元メンバーとしてアイドル活動を経て、女優として着実にキャリアを積んできました。本作「孤狼の血 LEVEL2」では、スナック「華」のママ・近田真緒役で出演し、過激なバイオレンス映画の中で人間味溢れる女性像を演じきりました。

彼女にとって本作は、アイドル出身という枠を超え、女優としての新たな挑戦となった作品です。オファーを受けた際、「何かの間違いではないか」と驚いたと語る西野ですが、役柄に真剣に向き合い、初めての広島弁や暴力的なシーンにも挑戦。共演者の村上虹郎(弟・近田幸太役)との姉弟役では、リアルな掛け合いが評価され、物語の感情的な軸を支えました。

特に、弟チンタを心配する姉としての繊細な演技や、日岡との恋愛シーンでの自然体な表現が、観客に強い印象を与えています。白石和彌監督の厳しい現場で、豪華キャスト陣に囲まれながらも、彼女は「学びのとき」と捉え、女優としての覚悟を示しました。インタビューでは「自分自身も変われたら」と役への意気込みを語り、叩くシーンでは本気で挑むなど、体当たりの姿勢が光ります。

公開時のレビューでは、彼女の演技が「作品に深みを加えた」と評され、一部では「ミスキャスト」との声もあったものの、集客力と演技力で存在感を発揮しました。

かたせ梨乃(五十子正平の妻・五十子環役)

ベテラン女優のかたせ梨乃は、五十子会会長の未亡人である五十子環を演じ、貫禄ある存在感を示しています。亡夫の無念を晴らすべく、上林の出所を歓迎し、抗争を企む強かな女性として描かれます。

かたせは、少ない出番ながらも、威厳と復讐心を滲ませる演技で、裏社会の重厚な空気を体現。彼女の登場シーンは、物語の緊張感を高め、五十子会の影響力を象徴する重要な役割を果たしています。

女優の衣装・化粧・髪型

本作の衣装、化粧、髪型は、1980年代後半の広島の裏社会を反映しつつ、キャラクターの個性を際立たせるデザインが施されています。

西野七瀬(近田真琴)

西野七瀬演じる近田真緒のビジュアルは、スナックのママらしい華やかさと、広島の裏社会に生きる女性のタフさを兼ね備えたものでした。衣装は、スナック「華」の雰囲気を反映し、華やかなドレスやタイトなスカート、ブラウスなど、女性らしさを強調するものが中心。色合いも赤や黒といった強めのトーンが多く、裏社会の緊張感とママとしての存在感を表現しています。

化粧は、濃いめのアイラインとリップで大人っぽく仕上げ、夜の街の女性らしい妖艶さを演出。一方で、弟チンタとのシーンでは柔らかい表情を引き立てるナチュラルなメイクも見られ、役の多面性を強調しています。

髪型は、地毛を明るいブラウンに染め、緩やかなウェーブやアップスタイルで登場。インタビューで本人が語ったように、髪色を変えることで役に没入し、普段の自分とは異なる「真緒」を作り上げました。このビジュアルは、過酷な環境下でも気丈に振る舞う真緒のキャラクター性を視覚的に補強し、観客に強い印象を与えました。特に、喫煙シーンでの仕草や、広島弁での会話が、彼女の新たな一面を引き出し、役柄にリアリティを加えています。

かたせ梨乃(五十子環)

かたせ演じる五十子環は、ヤクザの未亡人としての威厳を表現するため、ダークトーンの着物やシックなドレスを着用。衣装は、黒や深緑を基調とし、金や銀のアクセサリーで高級感を加えています。

化粧は、しっかりとしたアイラインと濃いめの口紅で、強い女性像を強調。髪型は、アップスタイルやタイトにまとめたヘアで、貫禄と威厳を漂わせます。このスタイルは、彼女の復讐心と裏社会での影響力を視覚的に表現し、物語の重厚感を高めています。

キャスト

本作は豪華なキャスト陣が揃い、個々の演技が物語の緊張感とドラマ性を高めています。

  • 松坂桃李:日岡秀一(呉原東署刑事二課、裏社会を統制する刑事)
  • 鈴木亮平:上林成浩(五十子会上林組組長、復讐に燃える悪魔)
  • 村上虹郎:近田幸太(チンタ、五十子会上林組組員、日岡のスパイ)
  • 西野七瀬:近田真緒(スタンド「華」のママ、チンタの姉、日岡の恋人)
  • 音尾琢真:吉田滋(パールエンタープライズ社長、元五十子会構成員)
  • 早乙女太一:花田優(尾谷組組員、血気盛んな若者)
  • 渋川清彦:嵯峨大輔(尾谷組組長代行、冷静沈着なリーダー)
  • 斎藤工:角谷洋次(広島県警本部捜査一課管理官、日岡の上司)
  • 中村梅雀(瀬島孝之(広島県警本部・捜査一課(警部補)、定年間近。日岡の相棒)
  • 滝藤賢一:嵯峨大輔(広島県警本部・捜査一課(管理官)、日岡を目の敵にする)
  • 寺島進:角谷洋二(二代目五十子会・会長、上林を排除するために日岡に情報提供する)
  • 宇梶剛士:五十子良典(五十子会幹部、上林の出所を歓迎)
  • かたせ梨乃:五十子美代(五十子正平の妻、抗争を企む)
  • 中村獅童:高坂隆文(安芸新聞社会部記者、日岡を追う)
  • 吉田鋼太郎:綿船陽三(広島仁正会会長、組織のトップで尾谷組と手打ちをした)
  • 青柳翔:神原憲一(徳島刑務所刑務官、上林に恨まれる)
  • 筧美和子:神原千晶(ピアノ教室講師、憲一の妹、惨殺される)
  • 宮崎美子:瀬島百合子(瀬島孝之の妻、過去に子を失う)

スタッフ

  • 監督:白石和彌
  • 原作:柚月裕子「孤狼の血」シリーズ(角川文庫/KADOKAWA刊)
  • 脚本:池上純哉
  • 音楽:安川午朗
  • 撮影:加藤航平
  • 美術:今村力
  • 照明:川井稔
  • 録音:浦田和治
  • 編集:加藤ひとみ
  • 音響効果:柴崎憲治

総括

「孤狼の血 LEVEL2」は、前作を超えるバイオレンスと人間ドラマが融合した作品で、西野七瀬の近田真緒役は物語に温かみとリアリティを加える重要な存在です。彼女の女優としての挑戦、ビジュアルの工夫、豪華キャストとの共演が、映画の魅力を一層引き立てました。白石和彌監督の演出とスタッフの熱量が、令和のヤクザ映画として本作を成功に導き、観客に強烈なインパクトを与えました。

レビュー 作品の感想や女優への思い

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