『バンパイア・クロニクルズ』は、ブライアン・メトカーフが監督・脚本を務めた2018年の米国のヴァンパイア・ホラー映画。 2013年に撮影され、(アンドリュー役を演じた)ジョン・ハードの死から7カ月後の2018年に公開され、彼の最後の長編映画公開となりました。ウィリアム・サドラー、トーマス・イアン・ニコラス、ジェームズ・ルッソらが出演。
ヴィジョン・フィルムズとソニー・ピクチャーズ・ホームエンターテイメントが配給し、限定劇場公開。日本ではU-NEXT独占公開。2018年1月31日、映画芸術科学アカデミーは、脚本家/監督/プロデューサーのブライアン・メトカーフに対し、ハードの遺作となったこの脚本をマーガレット・ヘリック図書館内のパーマネント・コア・コレクションに加えることを許可するよう要請しました。
バンパイア・クロニクルズ
- 原題:Living Among Us
- 公開年:2018年
- 製作国:米国
- 上映時間:83分
- ジャンル:ホラー
予告編はこちら。
見どころ
前代未聞、ブライアン・A・メットカフ監督によるバンパイアの密着映像。知られざるバンパイアの生活が明かされ、カメラに映された彼らの日常に観る者は衝撃が走る。U-nextで視聴する
あらすじ
がんよりも致死率の高いバンパイア病が世界にまん延し、人類は存続の危機を迎えていた。そんななか、バンパイアたちのセクション長を名乗る男サミュエルが人類と共存したいと訴え、人類の脅威にならないことを証明するために取材を受けることを承諾。
ファム・ファタル
エスメ・ビアンコ(エレノア・シオナ・グレイ役)
エスメ・ビアンコが演じるエレノア・シオナ・グレイ役が素敵。アンドリューの妻であり、白いブラウスに黒のパンツで凛々しい雰囲気。袖なしの薄く白いドレスを着ることも。
少しネタバレになりますが、アンドリューによって感染されバンパイアになり、結婚までしました。ポリオにかかっていた彼女は死の淵をさまよい、そのときに彼と出会いました。バンパイアになってでもエレノアが生き延びたかった理由は、病弱だった母を1人にしたくなかったこと。
アマンダ・ラウ(レベッカ役)
アンドリューの娘の1人。アマンダ・ラウが演じています。画像検索でお顔を拝借しても、ちょっとピンときません。173cmと背が高め。
ジェシカ・モリス(シビル役)
レベッカよりも目立たない、もう一人の アンドリューの娘。ジェシカ・モリスが演じています。人間とバンパイアが会話をするという舞台設定にもかかわらず、人間との初対面の挨拶で「食われるだけの哀れな人間」と発言して父アンドリューに咎められるのが面白い。父いわく、共存の時代についていけていないそうです。
黒のランジェリーを着用したレベッカとシビルは姉妹ですが、プールでキスをしていました。インタビューを試みている人間たちは、この場面を見てびっくり。
売春婦?
裸にされたてバンパイアたちの生贄になる売春婦は、誰か判りませんでした。売春婦といっても、生贄の口実に仕立てられただけかもしれませんが。
キャストを消去法で見ていくと 生贄になった この女性は、ジャーニー役のアンナ・ソフィア・ベルグルンドでしょうか。
ジョーダン・ヒンソン(キャリー役)
インタビュー取材に向かった クルーの一人キャリーは、後半に可愛いなあと感じるようになりました。ジョーダン・ヒンソンが演じています。取材中は髪の毛をアップにしていますが、彼女の場合ら下ろした方が可愛い。
感想
『バンパイア・クロニクルズ』はネットであれこれ酷くいわれていますが、そんなに悪い出来栄えには思いません。
まず、非常に堅実なキャスト。ジェームズ・ルッソ、ジョン・ハード、ウィリアム・サドラーがおすすめ。これらの老犬たちがこの映画を作り上げ、重みを与えています。第3幕が典型的なオール・アクション・サバイバルに突入するまでは、素晴らしいストーリーでした。
前提もストーリーも好きですが、第3幕をもう少しきれいにしてほしいところ。とはいえ、友人は第3幕が一番好きとのこと。私が年を取りすぎただけかもしれません…。退屈はしません。そして、完璧な映画ではないものの、とても面白く、とても観やすいです。普通のホラー映画よりずっといいというのは、誰が観ても納得できるはず。
解説
『バンパイア・クロニクルズ』を簡単に解説します。
ヴァンパイアが自らを公表した後、彼らがどのように生き、人間と共存しているのかを学ぶため、ドキュメンタリー作家の一団が取材を許可されます。しかし、現実を目の当たりにした取材班は、自分たちの命が危険にさらされていることに気づきます。
もう少し詳しくたどります。
少しずつではありますが、人類はヴァンピリズムが変身ウイルスによって引き起こされる実在の病状であるだけでなく、フィクションの恐ろしい吸血魔が私たちの間で生きていることも理解するようになってきました。しかし、種族間の関係を公的に和解させようと、ヴァンパイア大使は大胆なメディアキャンペーンを展開し、栄養を得るために人間を狩ることは過去のことであり、それを証明するのに、彼らの痛ましいほど平凡な存在を詳細に暴露すること以上に良い方法があるのてしょうか?
そのような重要な任務のために、勇敢な3人のドキュメンタリー・クルーは、典型的な吸血鬼の家庭で1週間過ごすよう招待されます。しかし、秘密が漏れるにつれ、吸血鬼たちの本当の意図が明るみに出てきます…。
評価
この映画は様々な批評を受けました。レビューアグリゲーターサイトRotten Tomatoesでは、7件のレビューに基づく支持率は14%。ロサンゼルス・タイムズ紙は、ジョン・ハードのキャリアにとって残念なフィナーレだと感じ、わざわざこの映画を観る唯一の理由はハードの遺作を見るためだと述べています。
キャスト
- エスメ・ビアンコ(エレノア・シオナ・グレイ役)
- トーマス・イアン・ニコラス(マイク役)
- アンドリュー・キーガン(ブレイク役)
- ウィリアム・サドラー(サミュエル役)
- ジョン・ハード(アンドリュー役)
- ジョーダン・ヒンソン(キャリー役)
- ジェームズ・ルッソ(アーロン役)
- ジェシカ・モリス(シビル役)
- トラヴィス アーロン・ウェイド(リック役)
- チャド・トッドハンター(セルヴィン役)
- ハンター・ゴメス(ベニー役)
- アンナ・ソフィア・バーグランド(ジャーニー役)
- ブライアン・メトカーフ(ポール役)
- クリス・コス(ニュース・アンカー役)
- ボビー・ブロック(デイブ役)
- アマンダ・ラウ(レベッカ役)
レビュー 作品の感想や女優への思い