ライリー・フォルケル(Riley Voelkel)はアメリカ出身のカナダ人女優。CWの「オリジナルズ」や「レガシーズ」のフレイア・ミカエルソン役、HBOの「ニュースルーム」のジェナ・ジョンソン役で知られる。モデルから女優に転身し、多彩な役柄で活躍中。
プロフィール
- 名前:ライリー・フォルケル(Riley Voelkel)
- 出生名:ライリー・エミリア・ヴォルケル(Riley Emilia Voelkel)
- 生年月日:1990年4月26日(35歳)
- 出生地:米国カリフォルニア州エルクグローブ
- 職業:女優
- 活動期間:2010年~現在
- SNSサイト:Instagram・Facebook・TikTok・X
生い立ち・教育
ライリー・フォルケルは1990年4月26日、アメリカ・カリフォルニア州エルクグローブに生まれました。幼少期に家族と共にカナダのアルバータ州カルガリーに移り、そこで育ちました。彼女の家族構成については、両親の詳細は公表されていませんが、弟のコナー・フォルケルとサリー・セージという2人の兄弟がおり、彼女は彼らと非常に親密な関係を築いています。特にインスタグラムで兄弟との写真を共有し、「人生の光」と表現するなど、家族への深い愛情を示しています。彼女の幼少期は、スポーツと学業に熱心に取り組む活発なものでした。特にソフトボールには9年間参加し、高校時代にはバレーボールもプレーしました。この時期、彼女は演劇には関与せず、スポーツと学業に集中していました。高校はカリフォルニアのプレザント・グローブ高校に通い、そこでコンピュータ支援設計(CADD)のアカデミー・プログラムにも興味を持ちました。一部の情報源では、彼女がカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で演劇芸術を学んだとされていますが、公式な記録では、大学進学を目前に控えた18歳の時にモデルとしてのキャリアを追求するため進学を断念したとされています。彼女はラジオで偶然耳にしたモデルの公開オーディションに参加し、それが彼女の人生の転機となりました。
経歴
ライリー・フォルケルのキャリアは、モデルとしての活動から始まりました。18歳の時、モデルスカウトに見出され、ロサンゼルスで複数のエージェンシーから契約のオファーを受けました。当初はモデルとして活動していましたが、エージェントの勧めで演技のクラスに参加したことが、彼女の女優としての道を開きました。初めての演技のクラスで、演技の魅力に取りつかれ、「これを一生の仕事にしたい」と決意したとインタビューで語っています。彼女の最初の役は、2010年のデヴィッド・フィンチャー監督、アーロン・ソーキン脚本の映画「ソーシャル・ネットワーク」で、クラブガールとして小さな役を演じたものでした。この役はクレジットなしでしたが、彼女のハリウッドでの第一歩となりました。その後、彼女は「メンタリスト」(2012年、トリスタン役)、「グリー」(2010年)、および「グローリー・デイズ」(2010年、キャロライン役)などのテレビシリーズでゲスト出演を重ね、徐々に知名度を上げました。2013年には、FXの「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」で、ジェシカ・ラング演じるフィオナ・グッドの若い頃の役を演じ、注目を集めました。この役は彼女の演技力が高く評価され、さらなるキャリアの飛躍につながりました。同年、インディペンデント映画「The Secret Lives of Dorks」でキャリー役として初の主演を務め、ガエラン・コネルやヴァネッサ・マラーノと共演しました。彼女のキャリアの大きな転機は、2014年にCWの「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のスピンオフシリーズ「オリジナルズ」にフレイア・ミカエルソン役で出演したことです。シーズン2ではリカーリング(準レギュラー)役でしたが、シーズン3からレギュラーに昇格し、2014年から2018年までの4シーズン、60エピソード以上に出演。この役は、複雑な超自然的な世界で家族との絆や自己のアイデンティティを模索する強い魔女のキャラクターとして、彼女の代表作となりました。その後、スピンオフの「レガシーズ」(2020年)でも同役でゲスト出演し、ファンの間で高い人気を博しました。さらに、HBOの「ニュースルーム」(2012年~2014年)では、ジェフ・ダニエルズ演じるウィル・マカヴォイのアシスタント、ジェナ・ジョンソン役でリカーリング出演し、アーロン・ソーキン作品での経験を積みました。近年では、2020年から2024年まで放送されたスターズの「Hightown」で、元エキゾチックダンサーで麻薬王の婚約者という複雑な役柄のレネー・セグナを演じ、キャリアの中でも特に挑戦的で充実した役と評しています。この役では、ポールダンスのトレーニングやクラブでのリサーチを通じて、キャラクターの背景を深く理解し、リアルな演技を追求しました。
また、CWの「ロズウェル、ニューメキシコ」(2019年、ジェナ・キャメロン役)や「シカゴ・メッド」など、さまざまなジャンルの作品に出演し、彼女の多才さを証明しています。モデルとしても活動を続け、夫で写真家のマイケル・ロバートソンとコラボレーションし、ファッションや写真の芸術性にも情熱を注いでいます。彼女は、演技とモデリングの両方がクリエイティブな表現手段であり、観客とのつながりを生み出す点で共通していると語っています。
私生活
ライリー・フォルケルはプライベートを比較的プライベートに保つ傾向がありますが、いくつかの情報は公にされています。彼女は2022年9月23日に、ビデオ制作会社カーボン・フィルムで働くマイケル・ロバートソンと結婚しました。二人は2016年10月から交際を始め、2021年3月に婚約。インスタグラムで共有された婚約の写真では、愛情に満ちた二人の姿がファンに好評でした。夫のマイケルは彼女のキャリアを支え、共にイベントに参加したり、クリエイティブなプロジェクトで協力したりしています。夫妻は旅行や新しい場所の探検を楽しんでおり、最近ではアトランタに拠点を移し、東海岸のライフスタイルを愛していると語っています。ライリーはペットの猫、クエンティンを溺愛しており、インスタグラムでその姿を頻繁にシェアしています。彼女は健康的な生活を重視し、ピラティスやヨガを愛好し、クリーンな食事を心がけています。また、仕事の合間には家族や友人との時間を大切にし、バランスの取れた生活を維持することに努めています。環境保護にも関心があり、持続可能なエネルギーや自然保護を支持する団体を応援するなど、女優業以外の社会貢献にも積極的です。彼女のソーシャルメディア(インスタグラム:@lifeofrileyv、約82.2万フォロワー、X:@lifeofrileyv、約10.3万フォロワー)では、仕事やプライベートの瞬間をファンと共有し、親しみやすい一面を見せています。彼女は、仕事とプライベートのバランスを大切にし、常に新しいことを学び、成長し続ける姿勢を強調しています。
出演作品
映画
- ソーシャル・ネットワーク(2010年、クラブガール役、クレジットなし)
- プロム(2011年、クレア役)
- Hidden Moon(2012年、クリスティーン・ブライトン役)
- The Secret Lives of Dorks(2013年、キャリー・スミス役)
- Synthesizers(2013年、クラブガール役)
- Scrambled(2016年、クリスティーナ役)
- Brampton’s Own(2018年)
TV
- グローリー・デイズ(2010年、キャロライン役)
- メンタリスト(2012年、トリスタン役)
- グリー(2010年、ゲスト出演)
- ニュースルーム(2012年~2014年、ジェナ・ジョンソン役、リカーリング)
- アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団(2013年、若いフィオナ・グッド役、3エピソード)
- オリジナルズ(2014年~2018年、フレイア・ミカエルソン役、シーズン2:リカーリング、シーズン3~5:レギュラー、60エピソード以上)
- Point of Honor(2015年、ゲスト出演)
- Advance & Retreat(2016年)
- レガシーズ(2020年、フレイア・ミカエルソン役、ゲスト出演)
- ロズウェル、ニューメキシコ(2019年、ジェナ・キャメロン役、リカーリング)
- Hightown(2020年~2024年、レネー・セグナ役)
- シカゴ・メッド(ゲスト出演)
- Ryan Hansen Solves Crimes on Television(ゲスト出演)
まとめ
ライリー・フォルケルのキャリアは、モデルから女優への転身を経て、多様な役柄で観客を魅了し続けています。彼女の今後の活躍にも期待が高まります。
レビュー 作品の感想や女優への思い