酒井法子（さかい のりこ）は日本の歌手・女優。福岡県出身。「のりピー」の愛称で親しまれ、1980年代のアイドルブームを牽引。独特の「のりピー語」で人気を集め、ドラマや舞台でも活躍。2009年の事件後、復帰し活動を継続中。
顔面も声も表情も素敵(^^) 映画出演に期待。生い立ちのしんどさからはシャーリーズ・セロンを連想します。
プロフィール
- 本名：酒井法子（さかいのりこ）
- 生年月日：1971年2月14日（54歳）
- 出身地：日本国福岡県福岡市
- 身長：157cm
- 職業：女優・歌手
- 活動期間：1986年〜2009年、2012年〜現在
- 配偶者：高相祐一（1998年〜2010年）
- 事務所：株式会社スマイル
- 公式サイト：jvcmusic.co.jp
- SNSサイト：Instagram・YouTube・X
生い立ち・教育
酒井法子は、1971年2月14日に福岡県福岡市で生まれました。彼女の幼少期は複雑で、壮絶な家庭環境の中で育ちました。父親は暴力団関係者で、酒井が生まれた当時は覚せい剤所持で服役中でした。母親は酒井が乳児の頃、若い男性と駆け落ちし、酒井を佐賀県の父親の実家である寺に預けました。このため、酒井は実母と生き別れ、捨て子のような状況で幼少期を過ごしました。その後、父親の妹である叔母に引き取られ、埼玉県狭山市で小学校低学年まで育てられました。叔母を本当の母親だと思っていた酒井ですが、7歳の時に父親が再婚する際、叔母から「本当の子ではない」と告げられ、大きな衝撃を受けました。この出来事は、彼女の心に深い影響を与えたとされています。その後、父親と継母と共に福岡に戻り、福岡と埼玉を行き来する生活を送りました。父親は再々婚し、山梨県で闇金融業を営んでいましたが、酒井が18歳の時に交通事故で亡くなり、他殺説も噂されました。このような不安定な家庭環境の中で、酒井は孤独感を抱えながら育ちました。
教育面では、酒井は14歳の時に「’86ミスヘアコロン・イメージガール・コンテスト」で「BOMB!賞」を受賞し、これを機に芸能界入りしました。上京後、サンミュージックの社長宅で下宿しながら、都内の中学校に転校。高校は堀越高等学校に進学し、芸能活動と学業を両立しました。堀越高校は芸能人が多く通う学校として知られ、酒井もここで学びながらアイドルとしてのキャリアを築きました。2009年には創造学園大学に合格し、音楽療法などを学んだと報じられていますが、大学は2013年に閉校しています。このような背景から、酒井の教育は芸能活動と並行して進められ、彼女の多才な才能を支える基盤となりました。
経歴
酒井法子の芸能界デビューは、1987年2月5日にシングル「男のコになりたい」で果たされました。この曲は4万枚以上を売り上げ、16歳の誕生日直前に鮮烈なスタートを切りました。愛称「のりピー」と、独自の「のりピー語」（「ヤッピー」「いただきマンモス」「うれピー」など）は、1980年代のアイドルシーンに新風を吹き込み、キャッチフレーズ「おキャンなレディ」で人気を博しました。1989年にリリースした8枚目のシングル「ホンキをだして」は、1980年代の彼女のシングルで最高のセールスを記録。高校卒業後、酒井は「のりピーちゃん」のイメージから脱却し、より成熟した歌手を目指しました。1990年のシングル「Love Letter」では尾崎亜美を起用し、ミディアムやスローな楽曲で大人の魅力を表現。アルバム『Blue Wind/NORIKO Part IV』では著名な作曲家を起用し、音楽性の幅を広げました。
1990年代には、ドラマ『ひとつ屋根の下』（1993年）や『星の金貨』（1995年）で主演を務め、女優としての地位を確立。『星の金貨』の主題歌「碧いうさぎ」はミリオンセラーを記録し、NHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。また、香港や台湾などアジア圏で絶大な人気を獲得し、現地でのコンサートも成功させました。しかし、2009年8月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、3年間の執行猶予付き判決を受けました。この事件で一時芸能活動を休止しましたが、2012年に舞台『碧空の狂詩曲』で復帰。2016年には16年ぶりのコンサートを開催し、2018年には香港で18年ぶりの単独コンサートを行うなど、活動を再開。2021年には個人事務所「株式会社スマイル」を設立し、独立しました。2023年にはニコニコチャンネルプラスで『酒井法子公式チャンネル のりニコッ！』を開設し、歌手デビュー35周年を迎えました。現在も舞台やイベントを中心に活動を続けています。
私生活
酒井法子の私生活は、彼女の波乱に満ちた人生を象徴しています。1998年にプロサーファーの高相祐一と結婚し、翌1999年にハワイで長男を出産しました。しかし、2009年に夫が覚せい剤所持で逮捕され、酒井自身も同容疑で逮捕される事件が発生。彼女は一時行方をくらましましたが、後に自首し、執行猶予付きの判決を受けました。この事件をきっかけに2010年に高相と離婚し、息子の親権を得てシングルマザーとして生活を始めました。息子との関係は良好で、酒井は彼を支えに芸能活動を再開したと語っています。彼女の自叙伝『贖罪』（2010年）では、複雑な生い立ちや事件に至る背景、息子への思いが綴られ、深い孤独感と向き合ってきたことが明かされています。2025年現在、再婚の情報はなく、息子と共に穏やかな生活を送りながら芸能活動を続けているとされています。彼女の人間性は、壮絶な過去にもかかわらず前向きに生きる姿勢に表れており、ファンからもその姿勢が支持されています。
出演作品
- ドラマ『ひとつ屋根の下』（1993年、フジテレビ） – 柏木小雪 役
- ドラマ『星の金貨』（1995年、日本テレビ） – 倉本彩 役
- ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』（1992年、青山劇場） – リーズル 役
- ミュージカル『シンデレラ』（1995年、新宿コマ劇場） – シンデレラ 役
- ブロードウェイミュージカル『big』（1998年、東京国際フォーラム） – スーザン 役
- 舞台『碧空の狂詩曲〜お市の方外伝〜』（2012年、渋谷区文化総合センター大和田さくらホール） – お市 役
- 舞台『うんちゃん2』（2017年、草月ホール/入間市民会館） – 主演
- 舞台『俺は、君のためにこそ死ににいく』（2022年、俳優座劇場） – 出演
- 舞台『令和源氏オペレッタ』（2023年、日本橋劇場） – 出演
- 舞台『ごりょんさん～親子三代ママ稼業～』（2023年） – 主演
- ラジオ『酒井法子のストレートライフ・夢色プリズム』（ラジオ日本）
- 映像アトラクション『天使がくれたレインボー』（1989年、名古屋デザイン博「ときめきCity館」）
レビュー 作品の感想や女優への思い