あれから10年、惨劇の記憶が蘇る…。ユーモア満載、オモシロ怖い人気ホラー第4弾!
スクリーム4 ネクスト・ジェネレーション
- 邦題:スクリーム4 ネクスト・ジェネレーション
- 原題:SCREAM 4
- 公開年:2011年
- 製作国:米国
- 上映時間:111分
- ジャンル:ホラー
予告編はこちら。
見どころ
前作の10年後を舞台に、新キャストを加えて新たな惨劇が巻き起こる。数々のホラー映画をネタにしたユーモア精神は健在で、本作では自らのシリーズ自身をもパロディ化。
あらすじ
カリフォルニアの田舎町ウッズボローで起きた連続殺人から10年。生き残ったシドニーは、自らの体験を自叙伝として出版し、作家として成功を収めていました。しかし、自著の宣伝のため故郷に戻った彼女の前に保安官が現れ、女子高生ふたりが惨殺されたことを告げます。
感想
本シリーズ自体もパロディにするとの触れ込みに期待。
メインキャストが3作目までと同じなので、いわば同窓会。副題の「ネクスト・ジェネレーション」と重ねて予想するに、世代交代のターニング・ポイントになる作品(のはず)。
冒頭を見るに、時代が変わったものです。ワイヤレス電話がスマホになり、友達同士で変声機能を使ってマスクおじさんに化けたり、若い人たちは Twitter などでホラー映画の批評をしたり…。おまけに劇中劇 の「スタブ」シリーズはなんと6まで進んでいます(^^)
ファム・ファタル
本作で若い女優陣が一気に増えたので、フォローが大変(^^)
シェリー(ルーシー・ヘイル演)
シェリーは映画開始直後に電話を受ける、半袖の黄色いニットシャツを着た女子。オーディションなしで映画に出演を決めたルーシー・ヘイルが演じています。
ルーシー・ヘイルとシェネー・グライムス=ビーチは撮影後に仲良しに。
ゲイリー・タンニクリフがこの映画のメイクアップを担当。ルーシー・ヘイルの死に際の未使用テイクでは、あちこちで血が噴き出し、天井までびしょ濡れに。
ルーシーは当初、マーニー・クーパー役にキャスティングされていましたが、『プリティ・リトル・ライアーズ』(2010)とのスケジュールが合わず、最初のシーンでシェリーという小さな役を演じ、マーニー役はブリット・ロバートソンになったとインタビューで明かしています。
ちなみに、ルーシーは2021年、「スクリーム」のオリジナルスター、スキート・ウルリッヒ(ビリー・ルーミス)と短いロマンスを経験したことがあります。
ゲイル・ウェザーズ・ライリー(コートニー・コックス演)
『スクリーム3』で魅せた前髪パッツンの評判が良くないとのことで、本作でゲイル・ウェザーズは伸びた髪の毛を後ろに束ねています。
ゲイルを演じたコートニー・コックスは当時、『フレンズ』(1994年)と『スクリーム』の最初の3作のセットを行き来しなければならないという問題に直面していました。本作では、当時『クーガタウン』(2009年)にも出演していたため、同じような問題に直面しています。
2015年の『Watch What Happens Live with Andy Cohen』のエピソードで、アリソン・ブリーが共演のコートニー・コックス主演の『フレンズ』(1994年)の収録に何度も参加していたことが明らかになりました。
さて、作品の中でもしばしば 話題にされる劇中愛とリアル愛について、展開を少々。
『スクリーム』(1996年)の撮影中に出会い、1999年に結婚したコートニー・コックスとデヴィッド・アークエットは、2010年10月に別居を申請していました。撮影現場では若干の緊張があったものの、2人はプロ意識をまってお互いを尊重し合いました。その後、2012年5月に離婚。
伝統的な『スクリーム』流にいうと、登場人物の人生が俳優や女優の実生活を反映したり、嘲笑したりする場面は多く、とくに、レベッカ(アリソン・ブリー)が路上でゲイルと”オタオタ”する場面で、レベッカは「あなたは私の90年代だった」と熱弁し、「あなたとデューイは結婚して何年になるの?」と尋ね、ゲイルは「10年」と答えます。実際、ゲイルを演じたコックスは撮影前にデヴィッド・アークエットと10年間結婚していました。
カービー・リード(ヘイデン・パネッティーア演)
1時間19分頃、カービー・リード(ヘイデン・パネッティーア演)の部屋に『トレマーズ』(1990年)のポスターがあります。
映画の撮影前、カービーは家に泥棒が押し入り、警察が向かっている間に屋根に登って警察が到着するまで待ちました。
34分頃、ウェス・クレイヴンは、ヘイデン・パネッティーアがクローゼットのドアを開ける場面の最初のテイクで、ゴーストフェイスのコスチュームを着たスタッフが飛び出してくるというイタズラをした。「私は大声で叫んだ」と彼女は付け加えています。
54分頃、エキストラがヘイデン・パネッティーアの横を通り過ぎ、彼女に奇妙で意地悪な視線を送り、彼女はそれに反応。その後、その若い女性は彼女に謝罪しました。
ヘイデンは、アンソニー・アンダーソンの死の場面で、偽の血が彼女の顔と髪に降り注ぐのを見て同情しました。髪を汚し、眉毛を抜き、”ヒーローズでは4年間ピンクの髪だった”と彼女は言います。
ヘイデンは、とくに自分が演じたカービー・リードに関して、製作中に行なわれたすべての書き直しや脚本変更に非常に不満を抱いて、その結果、危うく映画を辞めるところでした。
ヘイデンは、ロジャー・L・ジャクソン(ゴーストフェイスの声)がコールシートに記載されている日も含めて毎日探しましたが、本人を見つけることはできませんでした。
ヘイデンは『バンビ』の出演でパニックになり、ウェス・クレイブンに、カットしていいかどうか聞くために電話をかけました。彼は文句を言いませんでした。
チャニング・テイタムが俳優になる前にアバクロンビー&フィッチのモデルだったことをヘイデンは知らなかったのです。
なお、シャーリン・イーもカービー・リード役のオーディションを受けました。
オリビア・モリス(マリエル・ジャッフェ演)
ジェナ・コールマンがオリヴィア・モリス役のオーディションを受けました。
ジュディ・ヒックス(マーリー・シェルトン演)
マーリー・シェルトンが演じるジュディ・ヒックス保安官代理は、小柄でブロンド髪を後ろに束ねて活躍。顔面も活躍姿も可愛いし格好いいし。
映画館の部室の壁には『プラネット・テラー in グラインドハウス』(2007年)のデス・プルーフのポスターがはっきりと見えます。ダコタ・ブロック博士役でマーリー・シェルトン(ジュディ・ヒックス副保安官)が、パム役で『スクリーム』(1996年)のローズ・マッゴーワン(テイタム・ライリー)が登場。
また、ヒックス副保安官は、『エイリアン2』(1986年)でマイケル・ビーンが演じた同名のキャラクターにちなんでいます。シェルトンとビーンは、4年前に『プラネット・テラー in グラインドハウス』に出演していました。
ヒックス副保安官やトレバーなど、レッド・ヘリングとしてデザインされたキャラクターが何人かいました。しかし、ニコ・トートレラのシーンの一部を削らなければなりませんでした。
マーリー・シェルトンとデヴィッド・アークエットは1999年公開の映画『Never Been Kissed』で共演。
レポーター(ジュリア・ホー演)
劇中劇のケイシー・ベッカー(ヘザー・グラハム演)
劇中劇『スタブ』の監督はロバート・ロドリゲス、主演はシドニー・プレスコット役のトリ・スペリング、ビリー・ルーミス役のルーク・ウィルソン、デューイ・ライリー副保安官のデヴィッド・シュワイマー、ケイシー・ベッカー役のヘザー・グラハム。
ジェニー・ランドール(エイミー・ティーガーデン演)
レベッカ・ウォルターズ(アリソン・ブリー演)
その他
クリスティーナ・リッチは副保安官ジュディ・ヒックス役で、オーブリー・プラザはレベッカ・ウォルターズ役で、アリア・ショーキャットはカービー・リード役でスクリーンテストを受けました。
キャスト
登場人物 | 出演者 |
---|---|
シェリー | ルーシー・ヘイル |
ザ・ヴォイス(声) | ロジャー・ジャクソン |
トゥルーディ | シェネー・グライムス・ビーチ |
ゴーストフェイス | デーン・ファーウェル |
レイチェル | アンナ・パキン |
クロエ | クリステン・ベル |
ジェニー・ランドール | エイミー・ティーガーデン |
マーニー・クーパー | ブリット・ロバートソン |
シドニー・プレスコット | ネーヴ・キャンベル |
レベッカ・ウォルターズ | アリソン・ブリー |
デューイ・ライリー | デヴィッド・アークエット |
ゲイル・ウェザーズ・ライリー | コートニー・コックス |
カービー・リード | ヘイデン・パネッティーア |
ジル・ロバーツ | エマ・ロバーツ |
オリビア・モリス | マリエル・ジャッフェ |
ジュディ・ヒックス保安官補佐 | マーリー・シェルトン |
TVホスト | ナンシー・オデル |
ロビー・マーサー | エリック・クヌッセン |
映画オタク | ジャスティン・マイケル・ブラント |
チャーリー・ウォーカー | ローリー・カルキン |
トレバー・シェルドン | ニコ・トートレラ |
パーキンス保安官補佐 | アンソニー・アンダーソン |
ホス副保安官 | アダム・ブロディ |
ジェンキンス副保安官 | ゴードン・マイケルズ |
ベイカー氏 | ジョン・レパード |
レポーター2 | キム・アダムス |
レポーター3 | デヴィン・シリアン |
ケイト・ロバーツ | メアリー・マクドネル |
オルト医師 | マーク・アーロン・ブアークル |
レポーター1 | ジュリア・ホー |
生意気な生徒 | アレクサンダー・パンチ |
ケイシー(『スタブ』) | ヘザー・グラハム |
レポーター4 | グレンダ・ルイス |
レポーター5 | ウィリアム・スペンサー |
レポーター6 | ティム・ドティ |
レポーター7 | ピーター・キャリー |
検視官(削除場面) | ウェス・クレイブン |
高校生 | アーノルド・エイジ |
学生 | クリスティーナ・M・ベンダー |
高校生 | アレックス・コーエン |
シネマクラブの生徒 | ザカリー・ロバート・クラフト |
高校生オタク | アンドリュー・フレイ |
高校生 | キャサリン・ヘンツラー |
エキストラ | ジョナサン・ホッホ |
買い物客 | ゲイリー・T・ジョーンズ |
警官 | ジェイミー・コラッキー |
怒れる隣人1号 | ケフ・リー |
高校生 | マーセラ・レンツ=ポープ |
カメラマン | フランチェスコ・レオーネ |
救急救命士 | ベニー・ランプキンスJr. |
看護師2号 | レベッカ・マッカーシー |
高校生 | マット・マクレランド |
市役所職員 | ラルフ・H・マイヤー |
エキストラ | グレッグ・プルジエヴィッチ |
エキストラ | ガブリエル・リオス・ハノン |
公園利用者 | ニコラス・リッツ |
ウッズボロ警察官 | クリスチャン・シュルト |
検視官2 | コーランドス・スコット |
警官 | アラン・ステファン |
スタッフ
担当 | 担当者 |
---|---|
衣装デザイン | デブラ・マクガイア |
衣装監督 | ダイアン・クルーク |
衣装助手 | ケイトリン・ダヒル |
衣装主任 | キャサリン・ハーン |
セット衣装 | クリスティ・ホフマン |
衣装主任 | ジェニファー・カムラス |
衣装 コックス | クリストファー・J・クリストフ |
衣装監督 | ブライアン・マホン |
衣装助手 | ギャビン・マクガイア |
衣装主任 | ビセンテ・パラダ |
衣装 | ミーガン・ワイザー |
お針子 | ディアナ・ザピコ |
メイクアップ | エレン・アーデン |
ヘアスタイル:追加撮影 | シャノン・ベイクマン |
追加ヘアスタイル | リズ・コルテス |
メイクアップ キャンベル | タラ・D・デイ |
メイクアップ主任 | マギー・フォン |
ヘアスタイル オデル | ボビー・H・グレイソン |
メイク部門責任者 追加撮影 | キム・グリーン |
メイクアップ オデル | カレン・ノップ |
ヘアスタイル主任 | ノーマ・リー |
メイクアップ コックス | エリサ・マーシュ |
ヘアスタイル | ドーン・マトックス |
ヘアスタイル コックス | ブラント・メイフィールド |
理容師/ヘアスタイル:追加撮影 | マーティ・モス |
メイク:パキン | ブリジット・A・マイヤー |
メイク部門責任者 | ピーター・ロブ・キング |
メイクアップ:追加撮影 | ブリー・シア |
補綴デザイン/特殊メイク | ゲイリー・J・タニクリフ |
ヘア部門責任者:追加撮影 | ラリー・ワゴナー |
ヘア部門責任者 | ジョイ・サパタ |
特殊メイクアップ効果 | マイク・J・リーガン |
ヘアスタイル | オニー・シャイアーズII |
ヘアスタイル | ターニャ・ウォーカー |
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