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上海市

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上海市は中国の直轄市で、長江河口に位置する経済・金融・貿易の中心地です。人口約2487万人、面積約6340平方キロメートル。海派文化と西洋文化が融合し、近代的なメトロポリスとして世界的に知られています。

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歴史

上海市の歴史は、春秋戦国時代(紀元前770年〜紀元前221年)に遡りますが、現代の姿は19世紀以降に形成されました。

元々は小さな漁村でしたが、1842年の南京条約により開港し、外国租界が設置されました。これにより、上海は西洋文化と中国文化が交錯する国際都市へと急成長しました。イギリス、フランス、アメリカなどが租界を設け、商業や金融の中心地として発展。1920年代から1930年代には「東洋のパリ」と呼ばれ、繁栄の絶頂を迎えました。この時期、映画産業やジャズ文化が花開き、海派文化が形成されました。しかし、1937年の日中戦争と第二次世界大戦で大きな被害を受け、一時衰退します。

1949年の中華人民共和国建国後、上海は工業都市として再編され、計画経済下で発展しました。1990年代の改革開放政策以降、鄧小平の指導のもと経済特区として急成長。浦東新区の開発により、現代的な高層ビルが立ち並ぶ金融都市となりました。2022年には市内総生産が約4.47兆元(約85兆円)に達し、世界有数の経済都市となっています。

上海市は国家中心都市に指定され、2023年の世界都市ランキングで15位に評価されるなど、国際的な影響力を持つ都市です。歴史的に多様な文化が交差し、近代中国の経済発展の象徴として、今日も進化を続けています。

芸術

上海市の芸術は、「海派文化」と呼ばれる独特のスタイルで知られています。これは、江蘇省や浙江省の伝統文化と、1920〜1930年代に西洋から導入されたモダンな流行文化が融合したものです。上海の芸術は、伝統的な京劇や書画と、ジャズや映画などの西洋文化が共存し、都市の洗練された雰囲気を形成しています。

上海博物館は、中国の青銅器、陶磁器、書画のコレクションで有名で、伝統芸術の中心地です。一方、M50芸術区は現代アートのハブで、若手アーティストの作品が集まり、国際的な注目を集めています。

文学では、盧隠や張愛玲などの作家が上海の都市文化を描写し、現代中国文学に影響を与えました。音楽では、1920年代のジャズブームが上海のナイトライフを彩り、現代でもクラシックやポップ音楽のコンサートが盛んです。上海大劇院は、オペラやバレエの公演で知られ、世界的なアーティストが頻繁に訪れます。

また、毎年開催される上海国際芸術フェスティバルは、国内外のアーティストが集まり、演劇、ダンス、音楽を融合したイベントとして人気です。伝統と革新が交錯する上海の芸術シーンは、中国の文化的多様性を象徴し、観光客にも強い魅力を持っています。

登場する映画

上海市はその国際的な雰囲気と歴史的背景から、数多くの映画の舞台やロケ地として選ばれています。以下は代表的な作品です。

  • ラスト、コーション(2007年):アン・リー監督のスパイ映画で、1930〜1940年代の上海租界を舞台に、愛と裏切りを描きます。タン・ウェイのデビュー作で、カンヌ映画祭で高い評価を受けました。
  • 薬の神じゃない!(2018年):上海を舞台にした社会派ドラマで、ガン患者のための薬の密輸を描く実話ベースの作品。現代の上海の都市風景がリアルに映し出されます。
  • 上海グランド(1996年):チョウ・ユンファ主演のアクション映画。1930年代の上海租界を舞台に、ギャングの世界と恋愛を描いた作品で、香港映画のクラシックです。
  • 夜の上海(2007年):本木雅弘とビッキー・チャオが出演する日中合作のラブストーリー。現代の上海の夜景を背景に、異文化交流が描かれます。
  • 上海バンスキング(1984年):深作欣二監督の日本映画で、1930年代の上海を舞台にジャズミュージシャンの青春を描きます。国際都市としての上海の魅力が強調されています。

これらの映画は、上海の歴史的租界や現代のスカイラインを活かし、都市の多面的な魅力を世界に伝えています。特に、租界時代の華やかさや現代の経済都市としての姿が、物語の背景として効果的に使われています。

出身女優

上海市は、中国映画界や国際舞台で活躍する女優を数多く輩出しています。以下は代表的な女優です。

  • タン・ウェイ(湯唯):1979年杭州生まれだが、上海でキャリアを積んだ女優。『ラスト、コーション』(2007年)で国際的に注目され、韓国やハリウッドでも活躍。繊細な演技で知られています。
  • ビッキー・チャオ(趙薇):1976年安徽省生まれだが、上海で学び、女優として活躍。『少林サッカー』(2001年)や『夜の上海』(2007年)で知られ、監督としても成功しています。
  • チャン・ツィイー(章子怡):1979年北京生まれだが、上海で活動。『グリーン・デスティニー』(2000年)や『HERO』(2002年)で世界的に有名になり、ハリウッドでも活躍しています。
  • アンジェラベイビー:1989年2月生まれ。父親が上海でファッション事業を営み、13歳の時に家族とともに香港へ移住。ハリウッドSF大作『インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年)』などに出演。
  • マー・イーリー:1976年虹口区うまれ。1994年、上海戯劇学院の演劇科に入学し、演技を専攻。

これらの女優は、上海の国際的な文化環境で育ち、中国映画の黄金時代を支えるとともに、世界にその名を知らしめました。特にタン・ウェイチャン・ツィイーは、芸術性の高い作品で国際映画祭での受賞歴を持ち、上海の文化的影響力を象徴しています。彼女たちの活躍は、上海が中国のエンターテインメント産業の中心地であることを示しています。

中国
なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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